母のデイケア生活

私の体調も戻ってきたけれど、酷暑のせいもありどこか疲れ気味。

それも、考えてみれば今まで２人でのんびりと好き放題にやっていたのが、生活に母が加わり、今までのリズムが少しばかり変化したからかもしれない。

かといって、それほどの大きい変わりようがある訳でもなく。
母にしたって、年齢相応のもの忘れ具合だし、取りあえず自分のことは自分で出来る。
強いて言えば、子供がひとり増えたような感覚かもしれない。

行き始めたデイケアで、母は機能訓練などを始めた。
母の心臓病にも、適度な運動は勧められている。
そんな母がデイケアに行くのが嫌とはまだ言わないけれど、まるで子供が登校拒否したらどうしよう…そんな感覚が私の中にあるのだ。
私は、学校から帰ってくる子供の様子を見守る親のよう。

「隣に座った７０代くらいの男の人が、食事中に息子さんとの二人暮らしの愚痴ばかり言ってね」
「漢字を忘れて困っていたら、隣のおばあさんが見せて、教えて、とうるさくてまた手が震えちゃった」
頭の体操のような漢字クイズを運動の終わった後に、毎回やるらしい。

確かに、新しい環境に溶け込むにはとてもエネルギーがいる。
今までほとんど父との２人暮らしだったので、知らない人たちの中に入るのはストレスも満載なのだろうし。
しかし、そのストレスも認知予防には大事だとか。

最近、デイケアから帰ってきた母の口から、同じ年代のおばあさんの話が出るようになった。
「○○さんは、あの辺りに住んでいて、いつも娘さんに送ってもらってくるの。お母さん呆けるから絶対デイケアを辞めては駄目よって娘さんに言われているらしいの」

いや～、その娘さんは私のことみたい。

さきほど帰ってきた母は「○○さんと住所と電話番号を教えあいしたのよ」
やっとお友達が出来たようで、母の週に１度のデイケア生活も、一歩前進したようだ。

学校でお喋りするお友達できた？
そんなことを、子供に聞いていた頃の記憶がふと甦った。

暑いさ中に…

言うまいと思えど、今日もアツイ！
私の熱中症も、２,３日は軽いめまいが残ったけれど、今は落ち着いたようだ。

こういうときは、なるべく戸外に出ないようにしている。
そして、出る時は長い袖のあるものを身につける。
袖のあるものの方が、直射日光を遮りかえって涼しい気がする。

しかし、昨日はスーパーの野外デッキで、午後の一番暑い時間だというのに、女性演歌歌手がしっかり着物を着て、新曲やらいろいろとキャンペーンをしていた。
見ているほうも、歌うほうも、覚悟がないとできないような辛い暑さだ。
家への話の種に、携帯で写真を撮ろうと思ったけれど、携帯を出すのも熱くて億劫だった。
演歌歌手さん大丈夫だったかしら。

おまけに、今日は近くの小学校の横で、警察が日陰の無い暑～～い所に隠れて、ナントねずみとりをやっていた。
どちらも、何もこんなさ中にやらなくてもイイノニ。

一番暑い時期に行った熱帯モンスーン気候帯のアンコールワットより、日本のほうがはるかに暑い。
おまけに、スコールもあるし。

そのうち日本の気候帯も、亜熱帯に修正されるかも。

しっとり系

サマーコンサートが近づいた。
しかし、「all the things you are」の仕上がりが……イマイチ
私の技量ではこんなものと思っても、気に入らない。
上手く弾こうという結果より、演奏自体を楽しんじゃえばいいのよね。
それは、よ～く分かっているのだけれど。
そういうところが、ストイックだと言われる所以なのかも。

おまけに、「あの曲って難しいですよね」と、何人かに言われた。
そう言われてしまうと、更にプレッシャー。
確かに今までで一番難しい曲なのが、今では身をもって感じる。
有名な曲だけれど、先生でさえライブの時は避けたい曲のひとつだとか。
早く言ってよ（苦笑）

そして先生との会話の中で、私が選ぶ曲はいつもしっとり系スタンダードだねと言われた。
う～～ん、確かにその指摘は当たっているかも。
しっとり系、好きだもの。

次の課題曲は苦手なバラードにしようっと、と次回に選んだ曲は、私の好きな「angel eyes」

そういえば、これもしっとり系だわ。

熱中症に

昨日、父の４９日法要を、菩提寺で無事に終えた。
何十年も前に、父がこの寺の改築工事の設計をした。
今まで本堂以外には入ったことがなかったので、奥の部屋まで初めて入ることができ感無量だった。

しかし、昨日も暑かった。
まして、墓前での法要は超辛かった。
水分と日傘は欠かせない。
なのに案の定、母は車の中に日傘を置いてきてしまったので、私の傘を貸した。

それが原因だったのか、帰宅する頃にめまいはするわ、頭痛はするわ、吐き気はするわ…
もしかしたら、会食の時にいただいたビールのせいかと。
だから時間が経てば落ち着くと思っていた。

ところが、家で横になっていると気分が良くなったり、悪くなったりと不安定だったが、夜になると更に症状が悪くなった。

翌日に人が見えるので早寝をしたけれど、朝になっても、少しも症状が良くなってはいない。
まして、接客をしていたら、めまいがして吐き気がぶりかえしてきた。

６年ぶりに内科にかかった。
やはり軽い熱中症とのこと。
老いた母を気にしているあまり、自分のことが二の次になった。

夫が仕事でいないので、暑い中を医院まで自転車をこいで行った。
医院はこんなに遠かったかしら？
いつもはアッシーをしているのに、自分の時は誰も送ってくれない（泣）

夕食をいただいてから、ナントカ調子が戻ってきたけれど、今までの疲れも出たのかも。

早く涼しい秋が来ないかしらん。

もう夏は結構！！

暑すぎる

しかし、今日は昨日より暑かった。
エアコンの効いていない部屋は、殺人的な暑さ。

午前中にクリニックに向かっていると、市営球状で高校野球が開催され駐車場に車が次々と入っていくが、あの日陰の無い球場で観覧していて大丈夫なのかしら？

帰宅し、夏はやはり「真夏の夜のジャズ」だわ、とのんびり観ていると
母のデイケア先の看護師さんから電話が入った。

母の両手が、ひどく震えだしたと言うのだ。
何か字を書いていましたか？と私が伺うと、
案の定頭の体操とやらで、漢字書き取りのようなことをしている時だそう。
母は何年か前から、人前で字を書こうとすると手が震えるようになった。
書いている途中で、誰かががのぞいたりするともう駄目。
軽いパニック障害のような、つまりは精神的な問題なのだ。
デイケアも行き始めて、日が浅いので、まだまだ色々と気を遣ってしまうのだと思う。
しかし、帰宅すれば日常の母に戻っている。

子供の心配が無くなったと思ったら、次は老いた母のことと、私の心配の種は尽きない。

明後日は４９日の法要。
生花店に依頼し、終わった後の食事の料亭も予約し、明日も買物。
落ちが無いように気をつけなければ。
暑いから、脳みそが蕩け出しそうだし…。