資源物回収日。
集積場に雑誌や新聞を出しに行くと、沢山の本が紐で束ねられ置かれていた。
来月から全面リフォームに入るというお隣さんかも。
他人の読書傾向に興味があるので、誰もいないことを幸いにじろじろと背表紙を見れば、
あらあら、夏目漱石の「こころ」が、松田聖子の本と並んで捨てて(?)ある。
「こころ」は親友を裏切って恋人を得たけれど、友人の自殺に罪悪感をもち、自ら死を選んだ孤独な先生の人生の苦悩と悲劇を描いた……確かそんな内容だった。
何にせよ「こころ」は捨ててはいけない(笑)
月曜日に夫の休みが入ったので「鉄道博物館」へ出かけることにした。
土曜日の「アド街」で取り上げられたので混むのでは?と思ったけれど、ウィークデーなので…
しかし、とんでもなかった。
どうやら学校関係の日曜土曜日の休日振り替えが多かったらしく、街の中には子供が多い。
デパートの駐輪場に自転車を置いて大宮駅のコンコースに着けば、盛んに博物館の混雑状況を放送をして
なんと、1時間待ちの入場制限をしているとか。
「ヤ~メタ」と止めた。
夫も私も鉄道オタクではないけれど、まぁ地元の施設を一回くらいは訪ねても、そんなノリで出てきたのが間違いだったらしい。
様々なメディアに連日のように取り上げられ、鉄道ファンが全国から集まっているという事を忘れていた。
とはいえ、私が生まれ育った大宮はかつては、国鉄の街だった。
学校でも近所でも、父親のほとんどの職業は、国鉄マンばかり。
そんな友達の家に遊びに行くと、朝に仕事から帰った父親が部屋で寝ていて、騒ぐと叱られた。
夜半にふと眼が覚めて聞こえるものは、寒くて澄んだ空気の中で列車を次々と連結していく金属音や、薄暗がりの中で働く人の吹く笛の音だった。
今はその操車場の跡がスーパーアリーナや合同庁舎にかわり、国鉄もJRにかわり、かつての面影はどこにもみつけられない。
集積場に雑誌や新聞を出しに行くと、沢山の本が紐で束ねられ置かれていた。
来月から全面リフォームに入るというお隣さんかも。
他人の読書傾向に興味があるので、誰もいないことを幸いにじろじろと背表紙を見れば、
あらあら、夏目漱石の「こころ」が、松田聖子の本と並んで捨てて(?)ある。
「こころ」は親友を裏切って恋人を得たけれど、友人の自殺に罪悪感をもち、自ら死を選んだ孤独な先生の人生の苦悩と悲劇を描いた……確かそんな内容だった。
何にせよ「こころ」は捨ててはいけない(笑)
月曜日に夫の休みが入ったので「鉄道博物館」へ出かけることにした。
土曜日の「アド街」で取り上げられたので混むのでは?と思ったけれど、ウィークデーなので…
しかし、とんでもなかった。
どうやら学校関係の日曜土曜日の休日振り替えが多かったらしく、街の中には子供が多い。
デパートの駐輪場に自転車を置いて大宮駅のコンコースに着けば、盛んに博物館の混雑状況を放送をして
なんと、1時間待ちの入場制限をしているとか。
「ヤ~メタ」と止めた。
夫も私も鉄道オタクではないけれど、まぁ地元の施設を一回くらいは訪ねても、そんなノリで出てきたのが間違いだったらしい。
様々なメディアに連日のように取り上げられ、鉄道ファンが全国から集まっているという事を忘れていた。
とはいえ、私が生まれ育った大宮はかつては、国鉄の街だった。
学校でも近所でも、父親のほとんどの職業は、国鉄マンばかり。
そんな友達の家に遊びに行くと、朝に仕事から帰った父親が部屋で寝ていて、騒ぐと叱られた。
夜半にふと眼が覚めて聞こえるものは、寒くて澄んだ空気の中で列車を次々と連結していく金属音や、薄暗がりの中で働く人の吹く笛の音だった。
今はその操車場の跡がスーパーアリーナや合同庁舎にかわり、国鉄もJRにかわり、かつての面影はどこにもみつけられない。