複雑なわたしの心

2006年09月28日 | jazz
 昨日はジャズピアノのレッスンの日だったが、いつもメロディーヒアリングというものを毎回課される。
先生の弾く8小節のメロディーとリズムを聴き、その通りに忠実に弾かなければならない。。
つまり聴音なのだけれど、4小節は何とかできるけれど、最近はまるでメロディーを覚えられないのだ。

 メロディーを聞いている間に、「あら、今回はリズムが難しい」などと思ってしまうともう駄目。
おまけに鍵盤に指を置いて弾こうとすると、頭の中が真っ白になってさっきまでちゃんと覚えていたものが、まるで思い出せない。

始める前から、また忘れてしまったらどうしよう…そんな想いが先にたつと更に集中できない。
「苦手意識が根付いてしまったようで、素直に頭に音が入っていかないんです」
そんなことを先生に相談したら、和音の聴音に替わった。

すると先生は急にわたしを誉めだした。
覚えられないおばさんを気の毒だと思ったのだろうか(失笑)

「Sさん(わたしの苗字)にはいつも感心しているんです。若い人は(てことは若くないっていうことを意味しているんだ。若くないことはそりゃ真実だけれど…)3ヵ月くらいでやめてしまうし、Sさんはもう2年目。それに曲を仕上げるのに、普通7,8回は掛かるのにSさんは半分で仕上げてしまう(どうせ暇なのよ)」

わたしは素直ではないから褒め言葉でも、裏や行間を読んでしまう。
多分、先生は素直にわたしのことを褒めたのだろうけれど、確かに20、30代がほとんどという教室では、わたしの年代は高齢(笑)かもしれない(子供の年齢をさりげなく聞かれたから、そこから計算したのかもね)
お年なのに電車に乗って、毎回サボらずに通ってくるのがエライ!ちゃんと練習をしてくるのがエライ!などなど。

 子供の頃から、わたしは親から褒められた記憶があまり無いのだ。
おまけに親戚の人が来た時にでも、綺麗になったねと褒められるのは姉ばかりだった。
何故か褒められる事にすぐ懐疑的になり、素直に喜べないわたし。
あ~~あ、複雑なわたしの心。
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寺山修司の本を探して

2006年09月26日 | my favorite things
急に陽射しが室内に、長く鋭角に差し込むようになった。
すっかり秋めいて。

メランコリックな季節のせいか、20代の頃に読んだ寺山修司の言葉遊びの詩が急に読みたくなっている。

結婚をするときに、実家に残してきた本は、家を建て替え時に全部処分されてしまった。
置いてきたわたしも悪いけれど、一言聞いてくれれば良かったのに…と今更ながら親を恨んでみる(冷笑)
その当時の父は、何でも構わずに捨てた。
学校からのお知らせのプリントも、その辺に置いておくと捨てられて、親子喧嘩を年中していた思い出がある。
しかし、今の父といえば、何でも捨てないで取っておく(笑)
そして今やわたしが、父が気づかない内にそっと捨ててしまうのだ。

探している本は絶対古書店には出ないのは分かっているけれど、買い物に出たついでにブックオフに今日も寄ってみた。
先日、彼の別のシリーズの本を見つけ100円で買ったので、探してみたらそのシリーズの2を見つけた。
しかし、帯がついているだけで700円もしているのには驚き。

骨董品などでも箱があるのと無いのとでは、価格が雲泥の差だという。
そして書籍の帯封などでもそれに当てはまるのだろうか??
コメント (2)
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札幌は雨でした

2006年09月24日 | diary
 ブログの更新をしばらくサボってしまったが、先週の土曜日から4日間、札幌に行っていた。
転勤で札幌に越された友人を訪ねに、Sさんとふたりで行く予定をしていたが、Sさんが体調を崩し、なんと入院。
 
 ちょうど台風13号が北海道方面を狙っていたし、日延べをしてSさんが回復をしてからその内にと思ったり、出かけるまでどうしようか逡巡していた。
けれど「お化けとその内に…」なんてものは出るはずが無い。
ひとりで出かけることにした。

 案の定、雨。雨。激しい雨。
雨の小樽や、洞爺湖、支笏湖付近へ出かけたが、友人と喋っていた記憶しかない。
結局、姉に頼まれた市場の商店へも行かなかった。
帰りのフライトが台風の影響で心配だったが、無事に帰宅できてヤレヤレ。

 それにしても気の毒なのは友人のSさん。
検査入院らしいが、もう一週間以上入院しているけれど、退院のめどがまだつかないらしい。
今月末にはご主人とウィーンに旅行をするのを楽しみにしていたのに、それもドクターストップでキャンセルとか。
早く日常に戻れるといいのだけけれど。。。

午後から義父の墓参に出かけた。
霊園には様々なデザインの墓石が並び、それらを眺めるのも興味深いが、それより最近は亡くなった年齢に目がいってしまう。
義父の墓の前は、4歳の男の子の墓だ。
トーマスの人形やジュースが備えてあるのをみると、その時を迎えた家族の想いが伝わり胸苦しくなった。

新都心のケヤキ広場で昨日と今日アマチュアのジャズライブをやっているのを思い出し、夫と買い物がてら寄ってみた。
映画の「スウィングガール」の影響なのか、多くの学校でジャズバンドが結成されているらしい。
わたしのピアノの教室にも、高校の音楽の先生がアドリブ法を習いに来ている。
しかし、最近の若い人ってノリが悪い。
今日のライブでも、中学生から大学生はみんな気持ちがバラバラなのか、シャイなのか何しろノリが悪い。
良いのは元気なオジサンたちのコンボだけ。
MCが困っていた。
ジャズなんて、楽譜どおりに弾くのではなく気持ちのコラボレーションで良い音を出していくのに…。
コメント (1)
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因縁の土地

2006年09月11日 | diary
 朝から表通りで、何台もの消防車のサイレンが鳴っていた。
あまりに外が騒がしいので、出てみると近くの家から煙と炎が見える。
なんと、息子の友達の家が火事だった。
先月に他所の土地へ引越しをして、今はちょうど解体中。
とはいえ、どうやら鉄骨をきるバーナーの火が引火したらしい。

 ご近所さんもわらわら出てきて、皆低い声で話している。
「Iさんの家、また燃えたのね」
「何回目かしら」
「ボヤも何回かね」
「何かあるのかしら、土地の因縁とかさ」

 ひそひそひそ・・・

 確かに、その家は何回も火事にあっているのだ。
隣からのもらい火で、全焼したのが一番大きかった。

土地を手放して、売り出す予定らしい。
しかし、火の因縁のある土地は、果たして売れるだろうか。
コメント (4)
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三種の神器

2006年09月03日 | diary
夏バテをしてきたのだろうか、ふらふら遊び過ぎ?
ブログを書こうとしても、眠気が襲ってもう駄目。
その代わり、夜にぐっすり眠れるようになったのは嬉しい。

 友人のだんな様が勤めるカメラ店の感謝祭へ行った。
毎回、店舗から何人の顧客を呼べるかというので、その頭数としていつも協力をしている。
 と、いうのは口実で、今回も銀座でのお食事とショッピングが楽しみなのだ。
今回はkihachiでランチコース。

 それにしても、会場は男、男、男性がほとんど。
かつて、男性の三種の神器として、車、カメラ、高級腕時計があげられ、男性はその中のどれかに特に凝るということを聞いた事がある。

 友人のだんな様は、大学を出た後にカメラや写真の魅力が忘れられず、写真の学校へ入ったという。
そういえば夫は、なんだろう?
今考えたら何も無い。何ものにも凝らないタイプ、こだわりは何も無いらしい。

 知り合いの医師は、やはりカメラだ。
部屋のガラスケースの中には、お高そうなカメラやレンズがずらっと並んでいる。
父は車だった。
わたしが子供の頃から、車のパンフを並べ、そして気がつくと新しい車が庭にあった。
まだベンツが本当に高級車の頃に、死ぬまでにベンツを持ちたいといっていた父。
それも結局叶わずに、今は免許証を返納しその願いも永久に潰えた。

 今の三種の神器といえばなんだろう。
わたしの様な主婦の場合で検索をしてみたら、IH調理器(クッキングヒーター)、食器洗い乾燥機、生ごみ処理機、だそうだ。
わぁ!
な~んにも、持っていない。
とはいえ、それほど欲しい物でもなかった。

 若者は、携帯電話、PC、車
そしてサラリーマンの場合は英語、IT、財務だそうだ。

色々な年代層で三種の神器が違う。
人口の四分の一を占めるという60歳以上の場合は、果たして何だろうか。
コメント (2)
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