鳥兜

2008年10月29日 | my favorite things
     トリカブトの花が咲いた。

         

今年に入り、葉の育つ勢いが良かった。
さぞ、花つきが良いだろうと期待していたら…

夏の暑さが災いしたのか、例年より花数が少なく、ひょろりと伸びた茎の先に申し訳なさそうに花が付いた。

かつて、このトリカブトを使用した保険金殺人事件があった。
容疑者の3人の妻が次々と不審な死に方をした事件だった。
友人が、自分の夫の愚痴を言い始めると
「家にトリカブトがあるから、どうぞ」なんて…言ってしまう私も何だか…(笑)

しかし、園芸店などで売られている、花を楽しむハナトリカブトは、毒性は低いらしい。
因みに、国語の教科書に載っていた狂言の「附子」はこのトリカブトの毒のこと。

独特な花の形が、舞楽のときにかぶる鳥の鳳凰の頭をかたどった兜に似ていることや、おんどりの鶏冠に似ていることなどから、この名前が付いたという。

熊やクジラをとるための毒矢として 昔は矢に塗って使用したけれど

毒の強さは植物成分としては最強らしいが、未だに解毒剤が無いとは…

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HALLOWEEN

2008年10月25日 | diary
              


新都心のTSUTAYAに向かうと、上の欅広場で子供たちのハロウィンのお祭りをやっていた。
まぁにぎやか。
その上お向かいのアリーナでは、人気韓流スターのイベントがあり、こちらも賑やか。





日本人は、何でも節操無く取り入れるけれど……なんて、そんな風に文句を言う私も、実はハロウィンのディスプレーをしている(苦笑)
雑貨屋さん、ガーデニングのお店、100円ショップなど至る所でオレンジ色が目だち、ついつい買ってしまう。
ハロウィンも、今や季節のイベントとして定着してきたようだ。


               


しかし、10月になると必ず、ブラッドベリイの短編集を思い出す。
ハロウィンの話や、大鎌を振るう死神だとか、生きているということは常に死と隣りあわせだと言うことを思いださせられる物語…。
映画の「ハロウィン」だって、血生ぐさいホラーだった。
だからハロウィンは、私の中ではマイナーな印象。

と、言いながら写真なんて撮っちゃいました(笑)
しかし、仮装をした子供たちは可愛かった。




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シンプルが一番

2008年10月24日 | jazz
「テンダリー」で初めて経験するルバートが、上手く弾けない。
そもそもルバートって、テンポ指定が無い演奏なので、好き勝手に弾いても良いのだけれど、不思議なもので、かえって自由を与えられ過ぎると難しい。
まるで、人生のよう。

私の中のルバートは、麻生総理が好きらしい(笑)ホテルの最上階なんぞにある薄暗いラウンジのピアノで、タラリララ~ンなどと、思いっきりムードを出して弾いている感じ。

ピアノソロなので、アルペジオを入れたりカッコウをつけて弾いたら、慣れていない上につっかえるわで、弾いているうちにうっかりフゥ~と溜息が漏れ
弾き終わってから、照れ隠しに笑うしかなかった。

そして、先生が言われることには…
どうしても最初は、上手に弾こうとして、アルペジオやら、色々とオカズを入れすぎて…

つまりは、格好良く聴かせようと、オカズばかりを沢山並べ過ぎて、肝心な主食がおざなりになっていると指摘されたのだ。
確かに、この「おかず」という形容の仕方は良くわかる。
耳コピなどで仕入れた美味しいおかずを入れれば、素敵に聴こえそうな気もするし…

その上、ルバートはテーマを大事にしながら、タイミングと空間、そしてうねりも…何だか、だんだん分からなくなった。

しかし、最後に先生が弾いてくださったテンダリーのルバートは、タイミングと空間、うねりetcそれらが分かりやすく、とても簡単な演奏なのにムードもあり素敵だった。

結局、私がいつも言われてしまう SIMPLE IS BEST!
今回もこれに尽きた。

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コスモス

2008年10月20日 | diary


秋の1日、友人を誘って郊外にコスモスを見にでかけた。
途中で、新しく出来た手打ち蕎麦屋さんに寄ってみた。
美味しかったけれど、お蕎麦の茹で方が私にとってはどうにも硬いアルデンテ。
私は粋ではないので、もう少し柔らかい方が好きかも。

黄色い菜花や、刈り取り前の稲が秋風に揺れ
広々とした田園風景を久しぶりに眺めたら、気持ちが清々とした。

休耕田を利用して、あちこちでコスモスが今盛りと咲いていた。
コスモス祭りの来週から始まる。




                



  近くの雛人形で有名な、岩槻の城址公園へ




   さすが雛人形の街だけあって、公園の時計もお雛様
   そして、文字盤も漢数字。

                         


 公園も既に木々が色づき始めていた



公園で目に付いたのは、ひとりでぽつんとお弁当を食べたりしている初老の男性達だった。
そんな男性が多いのである。
彼らは何をするでも無く、ぼんやりと公園で遊んでいる人を眺めている。
そんな男性たちを見ながら
リタイアした夫が常時家に居ると、夫在宅ストレス症候群で奥さんに嫌がられるのかしら…などと友人と勝手に詮索してしまった。

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公衆電話

2008年10月19日 | diary
ぱっとしない1日だった。

出先で、急いで友人に伝えなければならない事情が発生。
ところが、そういうときに限って……

電車から降り、さて今のうちに電話を掛けてしまいましょうと、携帯電話をバッグから取り出すと。
ガ~~ン!
電池切れらしくディスプレーが真っ黒。
家を出るときは、残量が2だった。
それでも、大丈夫だと高を括っていた。

電池切れなんて、初めて。
まして、そういうときに限って手帳も持っていない。
仕方がないので、家に電話を入れ友人の電話番号を調べて貰おうと思った。

ところが、公衆電話を探すだけで一苦労。
駅のコンコースのコンビニにも、キオスクにさえ無く、遠くの公衆電話の場所を教えてくれた。

そして、イザ、電話を掛けようとすると
今どき、お財布の中にテレカがあるはずもなく。

これもガ~~ン!
電話の掛け方が、一瞬分からなくなったのだ。
家の固定電話はテブラボタンだし…

はてさて、コインを入れてから受話器を持ち上げるのか
受話器を取ってから、コインを入れるのか?
しばし、電話を前に考えてしまった。
落ち着いて手順を思い出したのに(電話の掛け方ってそんなに難しかったかしら?)
受話器の向こうからは、うんともすんとも…聞こえない。

やっと気がつけば、ボタンが3個あり、その中のひとつのスタートボタンを押すらしい。
公衆電話に触ったのは何年ぶり?
私は、大昔の単純な公衆電話しか知らないのだ。

やっと家に繋がり呼び出しをしているけれど、家人は留守らしくとうとう私の声で留守電の案内が出てしまった。
トホホ

結局、何の役にも立たず、家に帰ってから急いで電話を掛けたのは言うまでもない。
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