雪を見ながら

2006年01月21日 | diary
気象予報通り、雨戸を開けると庭は銀世界。
ボタン雪が舞い降り、止む気配がまるで無い。
子供の頃は、降る雪を見ただけで胸がわくわくしたものだったが…。
そんな感情が湧かなくなったのは、いつ頃だったのだろうか。

わたしは、昨夜遅く不安げな声で電話を掛けてきた友人のことが気になっていた。
今朝一番の飛行機で、羽田から徳島に行くと言っていた。
案の定、この雪で何便も欠航している。
無事に搭乗できたのだろうか。

友人は徳島出身。
実家には母親の違う20歳近く離れたお兄さんが、離婚した後ひとり暮らしをしている。
友人はいつもこのお兄さんのことを心配していたが、その心配が現実になったと言った。
だまされやすい性格のこのお兄さん、どうやら悪質リフォーム詐欺にあったらしい。
実家の近所の人たちが気づき、友人に知らせてきたときは時間も経ち電話も繋がらない状態。肝心のお兄さんとも話が通じず、埒があかないので、急遽徳島に行く事に決めたという電話だった。
今は地元の友人の手や、知恵を借りているというが、、、、、
こういう話、テレビや新聞の中だけのことかと思っていた。

去年の不運な年に、プチ鬱に陥っていたわたしは、彼女に沢山の元気を頂いた。
そして、ただえさえ友人は健康のことや、色々な問題を抱えている。
だから、わざとらしい励ましも嘘っぽい気がした。
ひどく気落ちをしている友人に、どう応えてよいか分からない自分が歯がゆかった。
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年はとりたくないです… (怖)

2006年01月15日 | diary
ハッピーマンデーになってから、かつての成人の日は15日
そして年賀はがきの抽選日…ということも忘れがちになった。
朝から出かけていたこともあり、夜にふと今日が抽選日だったことを思い出した。

早速ネットで当たり番号を調べると
あらら、、、、いつもは何枚か当たるのに、今年は夫の分を合わせても1枚ポッキリ。
籤運がない我が家としては、更に運が無くなって来た感じ。
期待していなかったとはいえ、1枚とは。
  トホホ

がっかりしながら改めて年賀状を読み返す。
企業にいた頃の仲間とはもう20年近く会っていないが、お年賀状だけは欠かさず律儀にやりとりをしている。
そのグループの中で、今のジャニーズ系のようにカッコウの良かった男性の葉書に、自民党の武部幹事長に似ている、、、と最近よく言われると書いてあった(笑)
昔の彼のジャニーズ系の風貌と武部さんの顔がどうにも結びつかない。
きっとどこかですれ違っても分からないだろう。
想像もつかない。
ジャニ系の行く末も、いずれは頭が薄くなりオナカが出てくるのだと思うと……
ああ、年を取るって残酷なことなのだと、ため息ひとつ。

  ふぅ~

そういう、わたしは?

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年寄り笑うな……行く道じゃ

2006年01月12日 | diary
老いた両親と居ると、これからの自分の老い支度に(まだまだと思っていても、案外近いかも)学ぶことが多いものだ。

年を取ると、だんだん親というものの権威のタガが外れてくるのだろうか、わたしが子供の頃に散々叱られたことを親がするようになってきた。
例えば今日も。
お風呂だけは共用していて、両親の後にわたしが入浴する。
浴室に入ると、蓋が少しずれしっかり冷めて温くなっている。
シャワーヘッドは床に転がり、洗面器には湯が入ったまま。
絞りが甘いタオルからは水滴が滴り落ちて…下に掛けてあるわたしのバスタオルを濡らしている。

そんな時に、この言葉を思い出す。

「子供叱るな来た道じゃ。年寄り笑うな行く道じゃ」

わたしは今でこそ二世帯住宅ながらもわたしの親と住んではいるが、子供の頃から親とは決して上手くいっていたとはいえなかった。
不安神経症気味の母と頑固で癇癪もちの父。
調子よく親の過干渉から逃げ切れる姉は、両親のそんな面をかわすことができたが、要領の悪いわたしは母の際限の無い愚痴と父の難しさの間でオロオロするばかりだった。
しかし、わたしも大人になり上手く立ち回れるようになったが……

まったく入浴のこと、ひとつとってもわたしが文句を言われてきたことを、今その親がやっている(苦笑)

先日息子が帰省した折に、そんな話しをしながら、昔沢山叱っちゃってごめんねと早目に謝っておいた。
息子は静かに笑っていたが…

年寄り笑うな行く道じゃ…
最近は親に文句を言っても、反省をせず口答えをするときもあり、まったく可愛くない(笑)
だから更に腹が立つので、自分のほうで先回りをしたり気を使うようにしている。

しかし、今夜はわたしもうっかり忘れて飛び込めば、あらら冷めていた。
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三連休終わる

2006年01月10日 | diary
連休に福島県へ。
浜通りといわれる海沿いは陽光が明るく暖かかったが、翌日に福島市に出かけると近づくに連れて雪が降り出した。
湿気を含んだ重い風は、山を越えられないのだろう。
北の山側には雪がたっぷりと積もっていた。
しかし、途中から降り出した雪は半端な降雪ではなかった。
地吹雪のような、ブリザードのような
スキー場に来てしまったような…

そして1時間ほど時間を潰さなければならないので、福島県立美術館へ行くことにした。
図書館も併設しているとはいえ、あまりに立派な箱物。
バブルの頃の建築なのだろう。
土地が広く使えるのは当たり前だが、余裕のある平面とすごく贅沢な材料を使っていることに夫と驚きながら鑑賞したが、好きなワイエスの作品が借り出されていたのにはがっかり。

それにしても美術館から出て駐車場へ行く間だけで、全身が真っ白になるほどの雪には驚いた。
この何十年ぶりだというこの気候、これからどうなっていくのだろう。

今日は成人の日だったらしい。
ハッピーマンデーとやらで日にちがそのたびに変わる。
成人の日イコール15日がインプットされているわたしにはどうにもピンと来ない。
またまた会場で暴れているお馴染みの新成人のモザイク画像が流れた。
もてあましている何かがあるのなら、豪雪地帯へ行き雪かきでもすればよいのにと思う。
毎年この光景を見せられると、何だか虚しさと訳の分からない悲しさが湧いてくる野は何故だろう。
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新年会は苦手です

2006年01月04日 | diary
三が日は何事も無く静かに過ぎた。
姉の家族は温泉へ行き、我が家での恒例の新年会もなし。

そして夫の実家での新年会も無くほっとした。
この新年会は、わたし苦手なのだ。
なにしろ6畳の昔風のお茶の間に(テレビやコタツ、ソファがあり実質4畳としか思えない)そこに最高で14人座るのだ。
隣の部屋を開け放し、広く使えばよいのにと思うのだが…
誰も異論を唱えないで、ぎゅうぎゅうと体を斜めに座っている。
毎年おなじ。

自ずとテーブルの上もぎゅうぎゅうなので、自分のお皿や箸グラスがどれだったのか分からなくなる。
危うく他人のお酒を飲みそうになったりして…
ところが10人以上でも、何となく座れちゃうのが不思議。
トイレへ行こうとすると立つのだけでも一苦労。
そこに義兄の教え子のイギリス青年も来るのだが、日本の家屋がどこもこんなにぎゅうぎゅうしているのではないかと誤解されないかが心配である(笑)

 わたしの初詣はいつも大宮の氷川神社に行くのだが、今年は友人が毎年行くという氷川女体神社へ行ってみた。
家からそれほど遠い距離ではないのに、詣でたのは初めてだった。

 多分「女体」という生々しい言葉で何となく行きそびれていたのかも。
大宮氷川神社が男神で、女体神社のほうが女神なので女体ということらしい。

 鬱蒼とした森の中にこじんまりとした社殿が建ち、目前の祭祀の遺跡がこの神社の古さを物語るなかなか良い雰囲気の神社だった。
 
今年はどうか穏やかな一年であるように。
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