母とドライブ   茨城県天心記念五浦美術館    

2007年08月31日 | art
母を連れて、茨城の親戚へ出掛けた。
今では、母のたったひとりの弟である叔父の家だ。
1泊し、翌日には帰宅するので、わたしは自由時間を福島に近い五浦の岡倉天心美術館に行くことに決めていた。

常磐道も水戸を過ぎると、ぐっと車の量が減少する。
最近は、以前ほど車の運転も好きではなくなった。
夫の横で景色をぼーっと見ているほうが、勿論気が楽。
今は、わたしのボロ軽自動車で、市内や郊外の田舎をくるくる走るのが好き。

走りながら、横で座っている母に「あの山が、秋に全山紅葉するとすごく綺麗よ」と言うと
もともとマイナス思考で、年を重ね更に心配性になった母は
「あの山が、こっちに崩れてきたらどうしよう」などと言い出す始末(ふぅ。笑)



                 



母と叔父の奥さんは気が合うので、母を託し帰る日の朝から五浦へでかけた。
五浦は北茨城なので、ほとんど福島に近い。

手前の磯原は、子供の頃に夏休みの海水浴に連れて来られた海岸だった。
湘南や千葉の海岸のような派手さもなければ、何も無かった。
そして、水温がとても低く、海に入っていると唇がすぐ紫になった。

子供心に、父がどうしてこのような遠くの海まで連れてくるのか分からなかった。
父は、辺鄙な、とか、ひなびた…そんな形容動詞が好きな人ではあるが。
泊まった旅館も、子供の好きなご馳走が並ぶはずもなく……。

今年は夏休みが少し残っていたけれど、海水浴場に人影はまるでなかった。
父は、こんな僻遠な場所が一番好きなのだろう。

そして、地球温暖化で、あの頃よりこの海岸の水温も少しぬるくなっただろうか。



                   



茨城県天心記念五浦美術館に、来たのは2度目。
スッキリ晴れていると、美術館のどこからでも太平洋が見渡せるのだけれど、今回はどんより日和でがっかり。


企画展は「千總コレクション 京の優雅~小袖と屏風」と題された、京友禅の老舗「千總」所蔵の美術品。
染めや刺繍を豪華に施した小袖や円山応挙作の重要文化財「保津川図屏風」などが展示されていた。応挙の10メートルもある八曲一双の大作など、京都を舞台に花開いた優雅な美の世界。

わたしは日本の文様が好きで、毎年のお年賀状は日本文様のデザインに決めているほど。
花篭文や扇面散折枝花文など、女性好みがお好み。
京友禅の文様の美しさもさることながら、夏の絽の帷子の文様が、雪を被った南天を配したところなど、当時の絵師は何て洒脱なのだろうと感心した。
そして、なんと明治時代の友禅染の文様がアールヌーボーなどの文様に似て超モダンだった。



                          



帰りは高速でひどい雨降りになった。
ワイパーも効かず、低速になっても前が見えなくて困った。

無事に戻れたけれど、山が崩れるより雨降りの方がよほど怖かった(笑)
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今日は、埼玉県知事選だったらしい

2007年08月26日 | diary
参院選の時は、知り合いの方も出たりと
色々と周囲も盛り上がった選挙だったけれど

今日が県知事選挙だったとは…
私、すっかり忘れていました。

近くの小学校の会場に向かう人影もなく
まったく盛り上がらない選挙
結果は分かっているようなものだし
投票率は、この暑さでひどい結果に違いない。

少し風が出てきたので、私は夕方に投票に行った。
行かなければ、文句も言えない。
勿論(!?)誰もいなかった。
しかし、体育館の投票所はサウナ状態。
立会人や係りの方は仕事とはいえ辛そうでした。
お疲れ様。

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 朝倉彫塑館  〈台東区 谷中〉

2007年08月21日 | art



 何気なく観ていたTVに、見慣れた建物が映っていた。
桐島ローランドが『朝倉彫塑館』を案内していたのだ。
ピアノのレッスンスタジオから数分歩くと、谷中商店街の先に『朝倉彫塑館』がある。

10年ほど前に、下町見物と称して「乃池」の穴子寿司を食べたり、そしてこの『朝倉彫塑館』に初めて寄った。
友人と一緒だったので、その時はあまり深い印象はなかった。

気候の良い時は、彫塑館を過ぎ、芸大の前から上野へと抜ける。
彫塑館の前を過ぎる時は、そのうち寄ろう寄ろうと思いながら、
とはいえ、その内とお化けは出たためしが無いのだ。
そして今回、番組で詳しく説明されると猛烈に行きたくなっていた。





今日、この残暑の猛暑の中に寄ってきました。
夏休みのせいか、そして放映のせいか、若い人や外国の方も多く
しかし、部屋によっては冷房が無いところもあり、、、、ホント!暑かった。

『朝倉彫塑館』はアトリエと数寄屋造りの住まいで構成され
朝倉文夫自身が拘って設計したので、気に入るまで8回、そして7年をかけ増改築を繰り返し、今の建物になったという。
細部にわたって朝倉の美意識が発揮されて、凝り過ぎた感が無いとはいえないが、趣味人の手作りのこだわりの空間だった。
ひとつひとつ、朝倉がこだわった細部や曲線を多用したアトリエを隅々まで眺めていくのは、楽しかった。

今回はひとりなのでゆっくり見学が出来た。






気になっていた外壁はコールタール塗装だとか。
朝倉文夫ときくと、浮かぶのはやはり早稲田の大隈重信像と代表作の「墓守」
そして猫たち。
100匹の猫を造形するつもりだったのが願い叶わず、
あ!結局何匹作ったのか忘れてしまった。
今にも動き出しそうな猫ちゃんばかり。(わたしは猫が苦手なのだが)

そういえば彫塑といえば、学生時代に自分の頭部を造形したことがあった。
あの下手糞な、若かりし頃のわたしの石膏の頭はどこへいったのでしょう(笑)

館内は写真厳禁だけれど、日本庭園に限っては可能なので何枚か撮ってみた。

中庭は「五典の水庭」と呼ばれ、朝倉が自己反省の場として設計し、儒教の五常を象徴した五つの石が配され、今も湧き水が池を満たしていた。



                         
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伸びたんですよ。わたしの・・・

2007年08月19日 | diary
先日、我が家の人形の髪が伸びている事を書いたけれど

もうひとつ、、、、伸びたのですよ

何が?

わたしの背が…


このブログを読んでくださる方は
「そんな馬鹿な。この人そんなに若そうじゃないし、それに人間って20歳過ぎれば背なんてそう伸びるわけ無いじゃん。嘘言っちゃ困る!!」
わたしもそう思っていたのです。
丸ビルで会った友人は、中学時代からの大親友。
その頃から、わたしが彼女より背が高くなることは一度もなかったのだ。

彼女も仕事を持ち、そう頻繁に会うことはないのだけれど、久しぶりに会ったら何だか変。
わたしが彼女を見下ろすポジション。
しかし、互いに同じような高さの靴を履き
もしかしたら、友人が縮んだのだろうか。
彼女曰く「貴女、育ったの?」

わたしも?なのだが、

そして、健康だと思っているので、何年も健康診断は受けたことがなかった。
小心者ゆえ、気になる結果が出ると、かえってストレスになりそうなのでずっと避けてきたのだ。
しかし、一昨年、体調を崩し、それをきっかけに健康診断を受ける羽目に。
最初に体重と身長を測られて
体重は気になるので、時々は測るけれど
身長はね。
わたしは小柄なので、昔から身長を聞かれた時は、実はちょっとばかりさばをよんでいた(笑)
まして、身長は変わるとは思っていなかったので
数値を言う看護士さんの言葉に驚き!!
永年知っていた自分の身長より2センチ増えていた。
2センチとはいえ、小柄なわたしにとっては貴重な長さ。
もう1回測っていただくと、やはり合っていた。

思い当たることといえば、あるサプリメントを永年飲んでいることくらいしか。

そのせいかしら?
まぁ、何であれ育つ事はいくつになっても良い事だ。

しかし今更、育ってもねぇ。
何か手遅れ・・・
コメント (2)
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東京ヒートアイランド

2007年08月15日 | おでかけ
                

友達に逢うために、都内まで出掛けた。
家の玄関を出るだけでも、決死の覚悟を迫られるような、今日も異常な暑さ。
電車に乗ってしまえば、後は地上に出ないですむ新丸ビルで待ち合わせをした。

東京駅周辺の再開発が進み、東京駅の空中権を利用したグラン・トウキョウのツインタワーやサピアタワーがこの辺りの景色を日々変えていく。
新丸ビルの中は、私達のように暑さを逃れた人達や、カートを引いた旅行者などで賑わっていた。

今日は、館林の温度が40度を超えたとか。

都内も勿論、ヒートアイランド。

この暑さ、遠慮できるものなら、わたくしもうご遠慮申し上げたい。


コメント (1)
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