た、たいへん!!友人の髪が・・・・・

2005年02月26日 | diary
わたしの誕生日を、友人たちが祝ってくれた。父の入院などでしばらく会えなかったが、久しぶりに下らないことで大笑い。笑いは自然治癒力や免疫力を活性化させるという。わたしもこの一週間、どうにもとれなかった背中の嫌なコリが不思議に消えていた。

その中の一人が「二日前に部分パーマをかけたの。そうしたらその部分がごわごわして何だか髪も薄くなっているみたい」と、言い出した。見てといわれても、人の髪の量なんて気にしていない。しかし、薄いような変わらないような・・・。しっかり見てあげたら、頭頂部の皮膚が透けて見える。
今日のメールで、皮膚科でみてもらったら、やはり部分パーマをかけたところだけ髪が薄くなっているとか。治るまでだいたい二週間はかかると言われ、メールからも怒りが伝わってくる。ああ、気の毒。
髪は女の命・・古いかな。でも禿げるのはね。女性なら尚の事、大問題。許せねぇ。
彼女はバックコーラスとはいえ、近々コンサートに出る。だからぺたっとした髪にボリュームが欲しくてトップに部分パーマをかけたという。それがボリュームが出るどころか、大事な髪が無くなって薄く禿げてくるなんて・・・日ごろ品の良い彼女が「どうしてくれるんだよ。訴えてやる」って息巻いている。取り敢えず、その美容室に行き髪を見せ、次に消費者センターに行きこれからのことを相談してみたらと言ったものの。

父の手術は上手くいき、もう早めの退院のはなしが出ている。
全身が、まるでたこのようにぐにゃぐにゃになり歩行困難だった父が、2,3日でこんなに回復するなんて
医学の、そして人間の体の持つ不思議さに感動をしている。
なんだかいろいろとあった忙しい一週間だった。


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「ソイレント グリーン」

2005年02月17日 | movie
時々、わたしの人生、もうこの辺でいいかなと思うときがある。それは不幸なときではなく、満ち足りている日々(滅多に無いが)にこそ、そう思う。幸福の中で迎える死。これには勿論、痛い苦しいは含まれない。

そんな時に、わたしの脳裏を掠める映画がある。
すっご~い昔に、テレビで観た70年代の映画「ソイレントグリーン」。
かつての大スターC.ヘストンが主演し、細かいストーリーは忘れてしまったが、今の世界の課題に通じるSF映画だった。
環境破壊、人口の増加による食糧難などで人類が絶滅に瀕し、安楽死を希望する人が訪れる施設があった。
多分、今見れば馬鹿馬鹿しくて笑っちゃうB級映画なのだろうが、わたしはそのシーンだけは妙に鮮明に覚えている。その安楽死施設で(実はそこで亡くなった人はソイレント社製の緑色の食料の原料となり、人類の食料になるのだ。きぁ~~)
そこでの安楽死とは、美しい音楽(ベートーベンの田園)を聴きながら、かつての地球の美しい自然をみながら薬物によって意識が遠のいていく。
それ以降、「田園」を聴くと、映画のこのシーンと本当に美しい地球の自然を思い出す。
現代だったら、美しい景色をスクリーンではなく、ヴァーチャルリアリティーの自然に入り込んで体感するのだろう。
そんな風なあの世への昇華もいいかな、と時々思う。どうせ死亡率100パーセントなのだから・・・。
身近に病人がいたり、季節柄亡くなる人が多いと、このように死を考える機会が増えてくる。

京都議定書が発効された。しかし、すでに何十年も前の映画が描いた世界に、実際に近づいているのだろう。美しい地球(取り敢えずは美しいと信じたい)をいつまで保てるのだろうか。
批准しない合衆国は、絶滅しつつある動物などの保護などには熱心で優しいが、未来の人間にはどうなのだろう。
それもそうだが、ソイレント社のグリーンの食べ物、想像するのもおそろしい。



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父の匂い

2005年02月10日 | diary
階段の途中まで来ると、二階の陽当りの良い部屋にいる、父の匂いが漂っている。病人の匂いではなく、どこか懐かしい健康的な匂いだ。
来週に、父は入院、手術を控えているが、果たしてどのくらいまで回復する見込みがあるのだろうか。頑固な父は母のそしてわたしの健康に対する忠告をきかず、その結果がこれだった。
 
 子供が小さい頃、家を探していたわたしたちに、父は一緒に住まないかと提案した。
正直なところ、わたしは父と再び同じ家で住むのはもう嫌だった。しかし、当時お金の無かった私たちは、その申し出を受け入れることにした。そろそろ増えてきた二世帯住宅のはしりだった。
 今朝テレビで、竹下景子が急死をした父親への想いを語っていた。「いつも父に褒められたいと、その思いで演技をしていたと思います」
わたしも子供の頃から父と反目をしながらも、あの頃の自分を思い返すと父に愛されたいと思っていたのかもしれない。可愛くて利発な家のアイドルだった姉と違って、わたしは親にお上手が言えず可愛げがなかった。親は単純に、自分を喜ばせてくれる子供が好きなのだ。
しかし、父からは沢山の無形のものを与えられた。芸術も文学もわたしの仕事も、みんな父から影響を受けた。多分わたしは父と性格が似ているのだろう。同じところで腹を立て、互いに一歩も譲らないからいつも激しくぶつかった。間に入った母がおろおろするほど。
 今年になって急に体調を崩した父は、すっかり性格が変わり温厚で優しい父になった。
りこ、りことわたしを呼んでいたのに、先日はいい年の娘にありがとうりこちゃんだって・・・。
 わたしには、それが今では不満だ。優しい父とどう向き合ってよいかわからない。

 父を病院へ連れて行き、服の脱ぎ着に手を貸すときに、ふとあの匂いが鼻をかすめる。
子供の頃にかいだそのままの、懐かしい父の匂い。
そして、わたしの鼻の奥が、つんと痛くなる。
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あ~覚えられない、覚えたものが出てこない

2005年02月07日 | diary
 必要があって、ヨーゼフ・マリア・オルブリッヒの事を調べているのだが、最近は人の名前や地名などの固有名詞が出なくて出なくて悲しくなってしまう。特にこんな横文字名前。マティルデンヘーエ、ダルムシュタット、カリアティード、ルートヴィヒハービヒetc。覚えていくそばから忘れそうな名前。
夫はこんなわたしに、わたしが思い出すまで教えてくれない。すぐ教えると本人のためにならないって。
親しい友人なら不思議と「アノ人とアソコで会ったのよ。それでアノ話しを出したら、アレの答えはアレですって」こんな会話も成り立つのだ。
しかし今回はアレアレという訳にはいかない。全く泣きたくなるくらい名詞が頭に入っていかない。
学生時代に買った古~い本をやっと捜し出したら、どうやらレポートに使ったらしくオルブリッヒの必要なところに線まで引いてある。若いときに覚えたものは忘れにくいというがアレは嘘だと思う。
せいぜい、自転車と水泳と運転くらいなものじゃない。
友人と話しをしていても、名前が出ないのを知られたくなくて、つい上手く誤魔化したりして…嫌になる。
まだ日にちがあるから恥をかかない程度に、少し頭に入れて、広げたノートに書き込んだり。
ああ、情けない。

   


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占いねぇ・・・うらない、いらない

2005年02月06日 | diary
友人が暦を買ったからと、わたしの今年の運勢のコピーを持ってきてくれた。それによると、わたしの運勢はそれほど悪くないらしい。しかし年が明けてから父の病気で介護生活に片足をいれているし、趣味の講座が3月いっぱいでクローズ。いいことなんてない。
最近は占いブームとか、わたしは悪い事を言われると、結構気にする性質なのかもしれない。だから占いや運勢は、ほとんど見ないようにしている。自分が論理的に考えて導き出した結論で、いままで生きて来た。だから占いのご託宣で生きている人の考えが分からない。

義姉はなんでも占いで決める人だ。子供の進学、就職、結婚すべてを占ってもらっている。
その義姉が家を新築した。方位学を駆使した家らしいが、それにとらわれ過ぎて変な間取りだった。一番変だったのはトイレの位置。
普通は誰もが気軽に入れる場所にトイレを設置するが、なんと家の一番奥まった場所にある。
おまけに夫婦のベッドが並んだ寝室を通っていく。だから居間からトイレまでが非常に遠い。
お気軽にトイレ貸してぇ、なんて言えない。

可哀想だったのは義父だった。
入院を勧められたときに、病院の選択も義姉が主張する方角で決めたと夫があきれていた。
そして退院許可の日が仏滅だった。(わたしの母は仏滅に退院、いまも元気)義姉は無理を言って日を延ばしてもらった。家で使用する医療機器の発注もしたし、家は迎えるばかりになり義父が戻るだけだった。退院を心待ちにしていた義父は延ばしたその日に、容態が急変した。そして、そのまま家に帰ることは無かった。亡くなったのが、日を延ばした事とはいわないが、義父の性格を知っているからこそ、帰るべき日に帰れなかった失望感も原因のような気がしてならない。
占いも自分の中だけで利用するのは構わない。しかしそれを逸脱して頼みもしないのに、他人を干渉するのはルール違反だと思う。
ちなみにわたしの名前、漢字ではなくひらがなにするといいわよ、と言われた。
大きなお世話。ほっといてよ!!!!
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