一度は見たかった行田市の「田んぼアート」に行った。
このシーズンになると、県内のニュースでよく取り上げられ古代蓮の里でも有名な場所だ。
県内は緊急事態宣言が出ているが、古代蓮の見ごろは終わっていたので人もまばらで一安心。
古代蓮を上から眺めるエレベーターに乗り、50メートル下を見下ろすと見事な田んぼアートが眼下に。
ギネスにも既に認定されているそうだ。
今年のテーマは、「田んぼに甦るジャポニスム 浮世絵と歌舞伎」と銘打って『暫』の見得を切る横に北斎の波間に見える富士が表されている。
私はそれまで、田んぼアートの制作過程やその方法をあまり考えてはいなかったが、壁に簡単だが図面が貼られていた。
それを見ると、緻密な測量で上からの眺望を計算し田んぼのキャンバスに細かく座標が示されている。
まさか、そこまで細部に計算されているとは思わなかった。
4種類の稲で、500人以上のボランティアが田植えをして制作されたそうだ。
コロナ禍での制作ということもあるのか、思っていたよりシンプルな作品に思えたが、更に来年の楽しみが。