来月に母の三回忌を迎えるが、まだまだ遺品の整理が終わらない。
そんな母が大事にしていた漆塗りの箱から、日々のあれこれを綴った日記代わりの手帳やノートが何冊も出てきた。
そして珍しいものが(私に取っては…)古い古いクリスマスカードが出てきた。
良く見ると、「少女の友」付録と印刷されている。
昔、「少女の友」という少女雑誌があったのは知っているが、私の時代は「少女」や「なかよし」「りぼん」だったし。
因みに「少女の友」を検索してみると1908年(明治41年)創刊から1955年(昭和30年)休刊雑誌の題字はあの北大路魯山人とは。
少女時代に母が雑誌を取っていたのは知っていたが、その雑誌の付録を大事に取っておいたなんて…
手刷りの京都の景色のカードなど色々な少女趣味のものがその箱には入っていた。
出てきた何枚かのクリスマスカードには懐かしい中原淳一や、少女漫画の先駆けだった松本かつぢの名前が入っている。
そのカードは1936年12月の付録と記されていた。
ビックリ!母が10代の頃のカードとは。
そんな大事な趣味の箱を抱えて母はお嫁に来たのだと、今は亡き母の少女時代に想いを馳せたひと時だった。
そういう私も小学生の時に書き始めた日記帳が何冊もあり、当時の女子の人気キャラクターのレターセットや人形はそのままだ。
血ね。
