町田に行ったもう一つの目的は、ここも一度訪ねてみたかった旧白洲邸「武相荘」へ
私の文章仲間は誰もが訪ねたことがあるそうで…
しかし、白洲次郎ほどダンディズムという言葉が似合う人はいない。
甘いマスク、かといって男気も充分にある。
白洲次郎と正子が晩年を過ごしたこの武相荘は、思ったよりこじんまりとして、どこか懐かしい佇まいだった。
元は養蚕農家だったとか。
玄関を入ったホールの壁に、私の好きな吉川勉の青い教会の絵画が掛かっていた。
白洲正子が好きな画家だったらしい。
遠いと思って敬遠していた町田市鶴川は思いのほか近くて、帰りの中央高速も混むことなく、なんと1時間で我が家に着いた。
私は白洲次郎よりも白洲正子に興味がある。
今迄に何冊か著書を読んだが、私の中ではやはり十一面観音の白洲正子だ。