コロナ禍の渦中にいると、どうしても運動不足になりがち。
私はなるべく外に出るようにしているが、友人もお出かけはほとんどスーパーとクリニックくらいよ!
と嘆く。
私も同じ。
テレビ番組の中などで、どこの公園で花が満開ですと言われると、運動がてら我が家の犬を連れて出かけるのがこのコロナ禍中の常。
今回は近くの伊奈町のローズガーデンへ。
この町の花は勿論バラ。
コミュニティーバスのバス停もバラのイラストが。
しかし、私はこの町に来るのが苦手だった。
姉がここの病院で他界したのだった。
異常なほど心配性の母には、貴女の娘が入院しているとは言えず
その母には様々な嘘をついて、姉に会いに病院に向かったことを、今でも思いだす。
姉が他界した後に同じ道路を車で走ると、様々なことを思いだし哀しくなって涙を流してしまうことが何回かあった。
しかし、2年ほど経ち落ちついてきた母を初めてこのローズガーデンに連れて来ると、母はバラの色彩と香りに包まれて久しぶりに笑みを浮かべた。
母の嬉しそうな微笑みに私は思わず写真を撮り、後にその素敵な微笑みを遺影にした。
今日も御仏壇の中で、バラと共に微笑んでいる。