建築を愛しなさい

2005年11月29日 | diary
息子が手術を受けるので、家を離れている。
フリーな時間が多いので、朝からTVばかり観て…。
それにしても、マンションの偽装問題には呆れた。
建築審査が民間でも出来るようになった年に、建築事務所を閉めたので、民間でする審査がどういうものになったのかは分からない。
しかし、いつかはこんなことが起きるのでは、と危惧していた事が現実になった。

 それにしても、登場人物のキャラがみんな強烈。
特にヒューザーの社長のように、朝令暮改のように意見をころころ変えられると、今更何を言ってもすべてが嘘っぱちにきこえる。
国会であんなふうに大声を上げたりする参考人も初めて、人間の底がみえる。
誰も非を認めず、言い訳ばかりで責任のなすりあい。
まったく出来の悪いドラマをみているよう(苦笑)

 自治体で審査業務をすべてやっていた頃も、担当者によってアタリ、ハズレがあった。
ハズレなのは、何度も呼び出してこんなことと思うことまで指導する担当者。
申請が下りるまで日数はかかる。
アタリはイーホームズのように審査が甘い人(笑)
いけないことだけれど本音でした。
しかし、ハズレでやっと確認済みになると「やれやれ」と達成感があった。
 
企業にいた頃には、デベロッパーや建築会社など最初にそれぞれの取り分ありきで、そのしわ寄せは販売コストにいくのだが、今は経済設計とやらで、肝心な躯体工事へしわ寄せがいっているとは知らなかった。

どうりで県内で老舗といわれ、真面目にマンション建設をしていた建設会社はもうどこもない。
今は駅近マンションが増えているが、そんな便利な場所でどう考えても変に安い物権もあり、ここは大丈夫なのだろうかと折込チラシを見る度に考えてしまう。


イタリアの建築家ジオ ポンティが「建築を愛しなさい」といっているが、関係者たちは建築よりもお金を愛した人たちなのでしょう。
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もう クリスマスシーズン

2005年11月17日 | diary
明後日から、少々(?)田舎に引っ込む予定があるので、朝からその仕度をしていた。
本を何冊か。そしてパソコン持って、後は暇つぶしに何が良いだろう。
北はもうしっかりと寒いのだろうか。

その日は、近辺のシクラメン農家の一斉売り出し解禁日。
既に花屋ではシクラメンは売り出されているが、やはりいつも買う農家のシクラメンは安い上に、品質と花持ちが断然違う。
毎年買いに行くけれど、そのたびに新種がでて、それも楽しみのひとつになっている。

日頃お世話になった方に、いつも感謝の気持ちで差し上げているが、今年はそれが叶わないのが残念。
おまけに2.3日で完売してしまうのだ。
仕方が無いと思いつつ、あまり気に入らないけれど既に売り出しをしている農家へ明日にでも行ってみようかと。

シクラメンを部屋に飾ると、今年も終わりに近づきクリスマスシーズン到来を感じさせる
しかし年々、クリスマスシーズンが前倒しになっている。
11月に入ってすぐクリスマスソングを聞かされてもね。
今年初めて聴いたクリスマスミュージックは 文化の日に車の中で聴いた定番 
WHAM! のラストクリスマス
いささか、まるで気分は出なかった

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我が家は今年ハルマゲドン?

2005年11月10日 | diary
 今日のような秋の暖かい陽光を浴び、庭を眺めながらコーヒーなんぞをゆっくり頂いていると、やっと平穏な時間が戻ってきつつある気がする。

 まだ11月だけれど、この1年父と夫の入院手術。
なんと近々、息子の入院手術も控えている。
この話をすると、異口同音に皆こう反応をする。
「貴女のお家、どうかしたの?ハルマゲドンが落ちたとか、何かに呪われているとか…」(笑。し、失礼な)

確かにこの1年、病気や非日常の事柄が多すぎた。
だから、あまり良い記憶が無いのだ。
不安がる両親の心のケアや、わたし自身も影響を受けて、好きなことも諦めざるを得ないことも多かった。
すると、とうとう夏ごろから体調を崩し、現在は何とか治ってきたから良いものの。

 これほど色々起きると、無神論者に近いわたしだが、友人の誘いでドライブがてら厄除け大師様を訪ね御祓いを受けることもやってみた。
そのお蔭か、結果はすべて良いほうに落ちついたけれど…
しかし、まだわたしの前には問題がいくつか。

 わたしは小心者なので、解決を焦るあまり頑張りすぎて土つぼに嵌る。
いくら一生懸命努力をしても、所詮、解決は向こうからやってくるもの。
願わくはいつも心平穏で、人生焦らずどんと構えていたいと思うのだが… 
 それがなかなか難しいのだ。

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jazz piano を習い始める

2005年11月08日 | diary
 9月からジャズピアノを習い始めた。
毎週火曜日、都内までレッスンに行く。
 しかし、自分の多趣味にも自分でも呆れる。
友人には器用貧乏と揶揄されるが、何事も思っているだけでなく、取り敢えず第一歩を踏み出さなければ何も始まらない。

 父とやっていた建築設計事務所を閉めてから10年近く経った。
わたしに残されたのは沢山の時間。
既に陶芸やテニスを20年近く続けていたが、友人の言う通り年数はかけても楽しむだけでモノにはならない。

 今度はジャズのピアノを本格的に習いたい、とある日ふと思った。
商店建築の事務所に勤めていた頃、当時流行していたピアノバーやクラブのオープンパーティーに招かれ、そこでどんなリクエストにも応えるピアノマンの姿が素敵だった。
 レッスンを始めて、何故どんなリクエストにも応えられるのか分かった気がした。
メロディーを知っていれば、それをフェイクさせて伴奏はコードで…。
 そのコードを頭に入れて、自分のものにしなければならないのだが、そのコードが曲者。何種類もあるのだ。
今日はテストをされた。
先生の言うコードを即座に押さえなければならない。
ショパンやモーツァルトを弾く方が、今は簡単に思える。
シーセブンスフラットナインスフラットサーティンスコード
  (いったい、これは何?)



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たかが、1枚の写真とはいえ

2005年11月07日 | diary
 わたしが人生で出会った多くの人たちの中で、勝手に師と仰ぐ人が何人か、、、、、。
そのひとりのHPに、さっき久しぶりにアクセスをした。
最後に会ったのは、夏になる前だった。

 近影がアップされていたのだが、何かいつもと違う。
確か彼は白髪だったのに、その髪が不自然なくらい真っ黒に…… 
 し、し、白髪染め ?
おまけにファッションも(?)今までと違う・
妙に派手な若作り。
かえって老け具合が目立つ (先生ごめんなさい!!)
今まで一度も見たことが無い、何ともいえないピンク系のシャツの色に2度目のびっくり。
 
息子さんが大学に進学したのを期に流行の(?)熟年離婚をして、そしてどうやら今年、次のパートナーができたのは何となく知っていた。
 
 人を見るときには、いつもその人の1面しかみていないのだと思う。
わたしは、勝手にこうあるべきだ、こうあってほしいと特定の人に、イメージやレッテルを貼りがちだ。
その人がわたしの中でもつ役割が確立していたのにそのイメージが壊れてしまった気がして、驚いて混乱をしたのだろうか。
彼は哲学や文学、政治世相を語ったときに、いつもイデオロギー、主張が決してぶれない所が気に入ってたのだが…。
たかが写真1枚で、彼のもつ人生の哲学、男の美学、美意識まで勝手に疑り始めている。
若作りをする彼も、彼の一部には違いないのだが…。

 そして、思いのほか、保守的な自分にも驚いた。
人間には色々な面があり、それをひっくるめて個人を形成していると思うけれど、わたしにとって結構この写真はショックだった。

 言い換えてみれば、わたし自身も他人からどうみられているのだろう。
どうイメージされているのだろうか。
彼の写真をきっかけに、今立ち止まって自分をみつめている。



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