【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

笑う薔薇

2006-09-01 16:04:50 | 香る庭の花綴り
   9月の声と同時に、雨の朝となりました。
  雨の朝なんて、本当に久し振りです。

   と言っても雨は、午前中には上がり、
  今は抜けるような青空になりました。
  風もそよそよと吹き、一気に秋が来たようです。

   




   「雨が降って良かったわ。
  私の花壇も、どんなに喜んだことでしょう。
  どんなに植物が喜ぶか、
  ずっと思い浮かべていたの。
  雨が降り始めて花達や蕾が、
  どう思ったか想像したのよ。」


   




   アン でなくても、誰しもこんな心境にさせられますね。
  小さな庭のハーブ達も、
  これで少しは生来の勢いを取り戻してくれるでしょうか。

   9月と言えば、言わずと知れた 「長月」
  これから夜が長くなることから付けられた名前だそうです。

   他にも 「色取月」「寝覚月」 など、
  様々な美しい呼び名があります。

   昔の人の豊かな感性に触れるこんな時、
  日本人に生まれて良かったな、と思う瞬間です。

   それにしても、昨日の 「さんざし」 に関する
  アン の言葉ではありませんが、
  そのまま 「日本の四季」 に置き換えてみますと、
  実にその通りだな・・と、妙に納得してしまいます。

   その面でも、地球温暖化が声高に叫ばれている今こそ、
  私達は、この自然にもっともっと感謝しなければ、
  ならないのでしょうね。


  



      



 
   

   ふと見上げた視線の先に又々、一輪の薔薇。
  それもすっかり、開花しています。
  このようになるまで全然気付きませんでした。

   最近、こんなことばかり。
  いかに、気持ちに余裕がないからと言え、
  それでは、いくら大好きな薔薇と言っても、
  へそを曲げてしまいますね。

   いいえ、見方によっては、
  ちょっと泣いているようにも・・。

   早速、切り取ったのは言うまでもありませんが、
  先日の二輪の薔薇に今日の薔薇も加え、パチリ。

   それにしても、へそを曲げたようでもあり・・?
  大きな口を開けて笑っているような薔薇の表情が、
  何ともユーモラスです。

   「薔薇の女王」 とか 「貴婦人」 という、
  優雅なイメージしかない薔薇ですから、
  笑うにしても、せいぜい微笑程度でしょう。

   それなのに、こんな姿を撮られて、
  薔薇もいい迷惑ですね。

   それでもバラは薔薇。
  その香りを少しでも長く楽しみたいものです。