【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

抜け落ちた記憶

2006-09-05 19:03:22 | リラのお気楽ユメ日記
   最近、猫のブログにお邪魔することが多くなり、
  どちらかと言いますと、犬派だと思っていた私なのですが、
  ちょっぴりそれも怪しくなりました。

   そう思って室内を見回しますと・・。
  手作り品や置物などに結構、猫って多いのです。







 


   



   これらは大分前の作品ですが、
  こうなりますと、どうしても私のことですから、
  あの 『赤毛のアン』 に話は及びます。

   猫と アン と言って真っ先に思い浮かぶのは、
  レドモンドでの学生時代、
  アンの憧れの “パティ家” での友人達(3人)と
  ジェムシーナ伯母さん
  数匹の猫達との共同生活です。

   ここで思い出されるのが、
  つい最近のある女性作家の猫殺しの発言。

   こんな話題には、一番無縁だと思っていた、
  この 『赤毛のアン』 にも、その件(くだり)が、
  何ページにも渡ってあった事を付け加えさせて頂きます。

   『赤毛のアン』 と言えば、誰でも美しい自然の描写や、
  アンの夢や空想など、ともすれば、
  メルヘンティックなそれだと思いますよね。

   私もそんなことは、すっかり忘却の彼方へ。
  でも改めて読んでみますと・・。

   「・・始末しなければいけないわ。」
  「クロロホルムで・・」

   「情けないけど、数少ない有益な特技なの。(猫殺し)」 
  断っておきますが、これらはアンと、
  うら若き乙女達の会話です。

   極めつけは、猫を献身的に世話をしている、
  ジェムシーナ小母さん の言葉。

   「確かに子猫と言うものは、
  溺死させなきゃいけませんよ。
  そうでないと、世界中猫だらけになりましょうからね。
  けれど、見苦しからぬ大人の猫は
  決して殺してはいけませんよ。」

   100年以上も前から、こうした問題は、あったのですね。
  今も昔も変わっていないということでしょうか。

   そうそう、変わらないことと言えば・・・。
  デイビー(双子の弟) の言葉なのですが・・。

   「トマス・ブリュエットさんみたいに
  100まで生きるんだ。
  ブリュエットさんが言っていたけれど、
  長生きするのは、いつも煙草を吸っているからで、
  煙草が、黴菌(ばいきん)を
  すっかり殺しちまうからなんだって・・」


   この言葉、私も何度も聞きました。
  90歳を越えて今なお元気な人に 「健康の秘訣は?」 と、
  尋ねますと、判で押したように、この答えが返って来ます。

   いつの世も古今東西、
  変わらないということなのでしょうか。
  何だか面白いです。