今日は、雨となりました。
この季節としては珍しい冷たい雨。
小ぬか雨となりました。
この所、降ると言えば、
ザ~ッと勢い良く降る雨ばかりでしたので、
ある種の懐かしさ? すら覚えます。
そう言えば、香りも最近はエッセンシャルオイルばかりで、
お香の存在をすっかり忘れていました。
こんな雨の日は、お香タイムもいいですね。
久し振りに “香りの小箱” を開けましたが、
取り出したのは、やはり薔薇。心が落ち着きます。
ところで石鹸もこうして見ると綺麗ですね。
普段は、洗面所に置いているのですが、
蓋を開けなくても、いい香りがプ~ンと漂って来ます。
ちょっぴり優雅な気分になれる、ひと時です。
ところで、香と言えば、日本のお香ではないでしょうか。
今で言う正式な香料が使われ始めたのは、奈良時代とか。
遥か昔の倭健命(やまとたけるのみこと)の時代に
遡ってみると、色々、面白いことが分って来ます。
女装する時、頭に綺麗な青い葉を巻くというのですが、
それは芳香を放つ、蔓草(つるくさ)とか、
杉の葉っぱを巻いていたという説が、あります。
尤も、ギリシャでは月桂樹の葉を巻いていたと言いますから、
(今でもマラソンランナーの勝者にその冠が捧げられる)
同じようなものなのでしょうね。
平安時代に入り、「源氏物語」 に至っては、
その香りは枚挙にいとまがありません。
藤の花や梅などの生の花から香に至るまで、
四季折々の季節の匂いを織り交ぜながら
楽しんでいます。
そして、器にも非常に凝っている様子が窺えます。
瑠璃の香壺・・紺瑠璃、白瑠璃等など・・。
こうして文字にしているだけで、
何だかうっとりして来ます。
現代では、あまり注意を払われなくなった
桜や山吹などの匂いも描かれています。
この時代の人々の嗅覚の鋭敏さも然ることながら、
環境汚染の全くない時代ですから、
本来の香りも強かったのでしょうね。そう言えば・・・・・
「空気の中に魔法がこもっているわ。・・
樅の枯葉の匂いを嗅いでみなさいな!・・」
そんな アン の言葉に対し、
現実派の ダイアナ まで
「樅の枯葉の匂いって確かに素敵ね。
あたし、クッションを作って、樅の葉を詰めようと思うわ。」
【「アンの青春」 第6章】
~なんて言っています。
二人が、それほどまでに褒める、
素晴らしい香りのする樅の木の林立する街道なんて、
歩いたこともありませんし、その素晴らしい香りに
出会ったこともありません。
これも前述のことと同じことが言えるのかも知れませんね。
唯一、この樅、クリスマス香として買ったことがあります。
月並みですが、森の香り・・という以外には、
どんな香りだったのか、今となっては、ほとんど記憶にありません。
この季節としては珍しい冷たい雨。
小ぬか雨となりました。
この所、降ると言えば、
ザ~ッと勢い良く降る雨ばかりでしたので、
ある種の懐かしさ? すら覚えます。
そう言えば、香りも最近はエッセンシャルオイルばかりで、
お香の存在をすっかり忘れていました。
こんな雨の日は、お香タイムもいいですね。
久し振りに “香りの小箱” を開けましたが、
取り出したのは、やはり薔薇。心が落ち着きます。
ところで石鹸もこうして見ると綺麗ですね。
普段は、洗面所に置いているのですが、
蓋を開けなくても、いい香りがプ~ンと漂って来ます。
ちょっぴり優雅な気分になれる、ひと時です。
ところで、香と言えば、日本のお香ではないでしょうか。
今で言う正式な香料が使われ始めたのは、奈良時代とか。
遥か昔の倭健命(やまとたけるのみこと)の時代に
遡ってみると、色々、面白いことが分って来ます。
女装する時、頭に綺麗な青い葉を巻くというのですが、
それは芳香を放つ、蔓草(つるくさ)とか、
杉の葉っぱを巻いていたという説が、あります。
尤も、ギリシャでは月桂樹の葉を巻いていたと言いますから、
(今でもマラソンランナーの勝者にその冠が捧げられる)
同じようなものなのでしょうね。
平安時代に入り、「源氏物語」 に至っては、
その香りは枚挙にいとまがありません。
藤の花や梅などの生の花から香に至るまで、
四季折々の季節の匂いを織り交ぜながら
楽しんでいます。
そして、器にも非常に凝っている様子が窺えます。
瑠璃の香壺・・紺瑠璃、白瑠璃等など・・。
こうして文字にしているだけで、
何だかうっとりして来ます。
現代では、あまり注意を払われなくなった
桜や山吹などの匂いも描かれています。
この時代の人々の嗅覚の鋭敏さも然ることながら、
環境汚染の全くない時代ですから、
本来の香りも強かったのでしょうね。そう言えば・・・・・
「空気の中に魔法がこもっているわ。・・
樅の枯葉の匂いを嗅いでみなさいな!・・」
そんな アン の言葉に対し、
現実派の ダイアナ まで
「樅の枯葉の匂いって確かに素敵ね。
あたし、クッションを作って、樅の葉を詰めようと思うわ。」
【「アンの青春」 第6章】
~なんて言っています。
二人が、それほどまでに褒める、
素晴らしい香りのする樅の木の林立する街道なんて、
歩いたこともありませんし、その素晴らしい香りに
出会ったこともありません。
これも前述のことと同じことが言えるのかも知れませんね。
唯一、この樅、クリスマス香として買ったことがあります。
月並みですが、森の香り・・という以外には、
どんな香りだったのか、今となっては、ほとんど記憶にありません。