

連日の外出でちょっと疲れ気味。
アン の 『室内と戸外の優劣』 ではありませんが、
今日ばかりは心から “室内” の方を選び、
心晴々? という心境です。
庭では、今日も虫たちが千客万来。
連日の晴天で彼らも余程、嬉しいのでしょうね。
あっちの花、こっちの花と飛び回っています。
それに今も聞こえて来る
「チ、チ、チ・・」、「リ、リ、リ~ン」 の声。
気のせいか、夜より昼間の方が
澄んだ音色を響かせているような気がします。
さて、ここからはちょっと アン の世界へ~。
楽しい夏の日が過ぎ、9月からアンを待っていたのは、
アヴォンリーの小学校での教師生活でした。
その初めての朝、不安と緊張で、
水さえも喉を通らなかったアンに
マリラ が差し出したのは、一杯の 生姜湯。
そうそう、その前日には、アンにしては珍しく、
レイチェル・リンド夫人 の姿を見て、言っていましたね。
「おばさんの忠告は、胡椒と同じだと思うわ。
ぽっちりだと素晴らしくいいんだけれど、
おばさんはヒリヒリする位、
どっさりあてがうんだもの。・・」
~なんて、繊細な所を見せていましたっけ。

その マリラの生姜湯、私も毎日、頂いています。
尤も私のそれは、「アフリカつばき茶」 に、
ローズヒップの粉末、生姜のすりおろし、
黒砂糖、果てはシナモンまで加えた濃厚な物です。
でも、これが結構美味で、
もう相当長い間、ハマっています。
その上、“天然のステロイド” とも言われる
アフリカつばき茶 と、ビタミンCを初めとした、
“ビタミンの爆弾” と言われる ローズヒップ との相乗効果で、
お肌しっとり、疲れ知らずの身体になると来れば、
やめる理由もありませんが・・・。
ところで、このアンが飲んだ生姜湯。
マリラに勧められて、たいした効果も期待せず、
仕方なしに飲んだようです。
でも昔から生姜には、発刊作用や消化促進、
気分爽快の効果があると言われていますので、
アンにとっては、まさにピッタリの飲み物だった訳ですね。
おそらくマリラの場合は、
お酒やシロップに漬けた生姜を使ったのでしょう。
ただ擦りおろした物に蜂蜜を混ぜ、
熱湯を加えただけでも、十分美味しいですし、
これからの季節にもピッタリの飲み物ですね。
一方、アンは、と言いますと・・・。
マリラの作ってくれたあの生姜湯のお陰で、
兎にも角にも無事に教壇に立ち、
小さな生徒達に挨拶出来たのでした。