【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

忘れ去られた家

2006-09-17 15:26:37 | リラのお気楽ユメ日記
   予報に反して今日は晴れました。
  台風も少しだけ逸れたようですが、こういう外れは、大歓迎です。

   そんな朝の庭は、もうすっかり秋。
  又々、小さなお客様のお出ましです。

   すっかり慣れたもので、カメラを向けても、
  悠然としていて微動だにしません。




 

 


   それでもこの時間になると、ちょっと蒸し暑くなって来ました。
  やはり台風の影響からか風は強く、そろそろ季節はずれの様相を
  呈して来た風鈴が、最後のチャンスとばかりに嬉しそうに、
  「カラ、コロ・・」 と鳴っています。

   ところで、一昨日の朝、ホテルの周辺を散策した時のこと。
  そこに、1軒の空き家を見つけました。

   持ち主がいなくなってどの位になるのか、分りませんが、
  そんなに前でも、なさそうですね。一部が、ログハウス仕様になっている家です。

   でも庭木は生い茂り、壁という壁には蔓状の草が張り付き、
  荒れ放題で、見るも無残です。
  こんな家を目の当たりにすると、他人事ながら悲しくなります。

 


「過ぎ去った昔のことを考え、楽しかった時代が帰って来ないのを
悲しんでいるような気がするのよ。・・・

 小さな子供達の足音や、笑い声や歌が、家中に溢れていたのに、
今はがらんとして、風が迷い子のように、
吹き込んで来るだけなんだわ。
どんなにあの家は、淋しい悲しい気持ちでしょうね。・・・」

                            【「アンの青春」 第2章】

 
 アン のこの言葉、同感です。
尤もこの家は、しっかり閉じられていて、風さえも吹き込む余地は、
ありませんでしたが・・。