【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ちょっとアンティーク・・

2006-09-09 13:29:38 | ちょっとアンティーク
   昨日、今日と、まるで季節の逆戻り。
  9月に入って、一時の暑さが和らいだこともあり、
  ふっと心のたがを緩めてしまった私としましては、
  今になってのこの暑さは、幾分、堪(こた)えます。

   ところで、一応飾るには飾っていたけれど、
  いつしか隅っこの方に追いやられていた、鉄のアイロン。
  久し振りに引っ張り出して来ました。






   
  【炭火】         【一応電気式】


   

   


   元々は、実家の物置に埃(ほこり)を被り、
  錆(さび)だらけで眠っていた代物です。

   その錆を取り、ニスを塗ると、こんな色に。
  ただ、(それをしたこと)
  ちょっぴり後悔の念がない訳ではありません。
  折角の古さが損なわれたような気がして。

   それはさておき、
  このアイロンを使っていた時代に思いを馳せる時・・。
  確実に時間は、今よりゆっくりと流れていたのでしょうね。

   アイロンをかける時、わざわざ炭で火を熾(おこ)す・・。
  恐らく洗濯だって、手洗いだったのでしょう。

   今のようにスイッチ一つで、洗いから濯ぎまでやってくれ、
  アイロンも素材による温度調節がなされ・・。

   そのくせ、時間に追われている毎日です。
  そして、一週間の何と早いこと!!

   このアイロンには、素朴な野の花を・・
  と思ったのですが、生憎、適当なものが見つかりません。
  取りあえず手近にあった、ポトスを挿してみました。

   今、ふと思ったこと。
  毎日、台所の窓際に座り、窓の外を眺めながら、
  チクチク刺し子(キルト)蒲団を縫っていたと言えば、
  そう、あの レイチェル・リンド夫人。 
  彼女なら、こんなアイロンが一番ピッタリ来るような気がします。