【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

小さな訪問者

2006-09-07 19:39:29 | 四季のスケッチ
   今日は、何ともスッキリしない天気でした。
  晴れたかと思うと、ザ~ッと来たり・・。

   気温はそれ程高くはないのですが、
  何分にも湿度が高いのです。
  今もそれは、70%近くあります。







  


 
   

   

   それでも庭には、小さな秋を見つけました。
  赤蜻蛉(とんぼ)。

   海老草(エビソウ)の葉っぱの上に、
  静かに羽根を休めています。

   近付いても微動だにしませんし、堂々たるものです。
  相当長い間、こうしていました。

   そして長い間、次から次へと赤や黄色の花を付け、
  私達の目を楽しませてくれた金魚草の上には、
  これも全く同じようにしている蝶の姿も・・。

   それは、あたかもそろそろ役目を終えようとしている
  その花に別れを告げているかのよう。

   暫くそうした後、名残り惜しそうに花の周りを
  クルクルッと2、3回飛んだと思いますと、
  いつの間にか何処に・・・。

   今夜も外では、虫の音楽会が盛んです。
  生憎の空模様で、お月様は見えませんが。
  そう言えば、明日は、満月なのですね。

   「お月様と虫」 の音楽会が開催されれば、
  何て素敵なのでしょう。

   



   「この世に10月と言うものがあって本当に嬉しいわ。
  もし9月からいきなり11月になったら、
  とんでもないことだわ。」
 

   


   アン は、言っています。
  カナダと日本の気候の違いは、歴然ですから、
  そのまま当てはまると言う訳では、ありません。

   でも夏から秋への橋渡しをしてくれる、
  9月という月があって、私は本当に嬉しいです。
  アン風に言えば・・。

    「この世に9月と言うものがあって、
  本当に嬉しいわ。
  もし8月からいきなり10月になったら、
  とんでもないことだわ。」 

  
   ~なんて、なるのでしょうか。

   でも日本では、10月も11月も素晴らしい月ですから、
  とんでもないってことは、ありませんね。
  その意味でも日本と言う国に生まれた幸せを思います。

   こうしている間に・・。
  外では音楽会のクライマックスにさしかかったようです。

   鈴虫、松虫、コオロギ・・。
  一斉に声を張り上げ、歌い出しました。