

灰色の雲間から太陽が顔を出し、
いかにも冬空・・
といった様相でした。ところが・・。
その邪魔をしていた雲、
一体どこへ消えてしまったのでしょう。
全く影も形もありません。
360度、何もない青空が
広がっています。魔法の空。
そして冬日和。ピーカンの空。
それは夕闇を迎えた今も変わりません。
東の空には、ほぼ満丸のお月様も白い、透明な光を投げかけています。

ここに来て自由に動ける感動を
味わっています。
そして冬枯れの中に見つけた
小さな春・・。
今朝は1輪だけですが、
開花したラベンダーを発見。
かと思えば・・
今年もあの紅葉の傍で、
思い切り背丈を伸ばしている
薔薇も。
そう、“あすなろ” のように自分も紅葉ではないかと錯覚しているのではないかとさえ思える、
あの 薔薇 です。良く見れば、こちらも開花寸前。
空が曇天の時には、これらの花たちも伏し目がちで? ほとんど目立ちませんが、
今日のような晴天の時には俄かに胸を張り、誇らしそうにも見え・・。
花たちは、やはり太陽・・お日様が大好きなのですね。
そうそう、ラベンダーで思い出したのですが・・。
今回、外壁の色を私の一存で思い切って、バニラ色からこのラベンダー色にしました。
それは、もう一つ大好きな花・・紫苑色? でもあるのです。~なんて。
実は、これ思いの外、気に入っています。光線の具合によって微妙に変わるのです。
朝の光では、白ではないかと思える位、白っぽい色に・・。
時間の経過と共にその色はだんだん深みを帯び、
蜂蜜色の太陽から夕闇迫る頃には淡紫色から紫色? へと変わります。
ただ屋根の色が気に入りません。もう少し濃い色でも良かったような・・。
小さな色見本で決める難しさですね。
しかしながら・・ここでも 『アンの世界』 に、
次のような記述を見つけました。私にとって力強い味方? と言っても過言ではありません。
「気にしなさんな、アン。
大概、ペンキというものは、1年ごとに、嫌な色になって行くものだが、
あの 青 は最初から嫌な色なんだから、
冷めて行けば、却って、綺麗になるかも知れないよ。
それに屋根はちゃんと葺いてペンキを塗ってあるから上等だ。・・・」
【「アンの青春」 第9章】
青を緑に変えれば・・我家です。
こうなれば、ハリソン氏 の言葉のようになる事を祈るのみです。