【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

見下ろせば足下の “春”

2011-12-01 18:06:18 | 路傍の花~道草

【見上げればボルドー色(「梨」の葉)】







11月 は灰色と褐色をまとって去った。
しかし、朝までに雪が例の白い魔法の織物を
織ったので、子供達はみな歓声を上げて
朝食に駆け下りて来た。
                 【「炉辺荘のアン」 第12章】




【一気に秋:目の前の里山】


【綿帽子の旅立ち】


   昨日は春のように暖かい1日。
  一夜明けた今朝は、
  昨日より10度位、
  気温が下がるとの事でした。

   でも思った程ではありません。
  太陽が昨日と違って尻込みして
  いる分、空の色も辺りの光景も
  寒々しいものになっていますが・・。

   今日から12月ですものね。
  当然と言えば当然ですね。 


   そうそう、我家の目の前の里山。
  つい 【10日前】 には、まだまだ緑の
  山でしたのに、一気に色付いて。

  上記風に記せば、こちらの世界は
  「11月は赤や琥珀色の
  衣裳をまとったまま
  立ち去った・・」
  
  となるのでしょうね。

   12月に入ったとは言え、彩り溢れる今の季節は、
  とりわけ上を見上げる事が多くなるのかも知れません。



   それでも足元に目を遣(や)れば、
  まるで春と勘違いしたように、
  「オキザリス」 や 「蒲公英」 が
  咲き乱れています。

   写真を撮るのをうっかりして
  いましたが、「仏の座」 も。

   「オキザリス」 などは、
  田圃の畦道に群生もして。

   ところで真っ赤な色の派手さは
  ないけれど、くすんだ赤、ワイン色、
  ボルダー色とでも言うのでしょうか・・。

   落ち着いたこの色、いいですね。
  実際に身に纏うにしても赤のように
  一瞬、ためらう事もなく又、紫ほど
  合わせる色に迷う事もない・・。

   薫り立つように豊潤な色。
  日々移ろう、木々や草花の葉っぱの
  色に、当分目が離せません。