【見上げればボルドー色(「梨」の葉)】
11月 は灰色と褐色を纏って去った。 しかし、朝までに雪が例の白い魔法の織物を 織ったので、子供達はみな歓声を上げて 朝食に駆け下りて来た。 【「炉辺荘のアン」 第12章】 |
【一気に秋:目の前の里山】
【綿帽子の旅立ち】
昨日は春のように暖かい1日。
一夜明けた今朝は、
昨日より10度位、
気温が下がるとの事でした。
でも思った程ではありません。
太陽が昨日と違って尻込みして
いる分、空の色も辺りの光景も
寒々しいものになっていますが・・。
今日から12月ですものね。
当然と言えば当然ですね。
そうそう、我家の目の前の里山。
つい 【10日前】 には、まだまだ緑の
山でしたのに、一気に色付いて。
上記風に記せば、こちらの世界は
「11月は赤や琥珀色の
衣裳を纏ったまま
立ち去った・・」
となるのでしょうね。
12月に入ったとは言え、彩り溢れる今の季節は、
とりわけ上を見上げる事が多くなるのかも知れません。
それでも足元に目を遣(や)れば、
まるで春と勘違いしたように、
「オキザリス」 や 「蒲公英」 が
咲き乱れています。
写真を撮るのをうっかりして
いましたが、「仏の座」 も。
「オキザリス」 などは、
田圃の畦道に群生もして。
ところで真っ赤な色の派手さは
ないけれど、くすんだ赤、ワイン色、
ボルダー色とでも言うのでしょうか・・。
落ち着いたこの色、いいですね。
実際に身に纏うにしても赤のように
一瞬、ためらう事もなく又、紫ほど
合わせる色に迷う事もない・・。
薫り立つように豊潤な色。
日々移ろう、木々や草花の葉っぱの
色に、当分目が離せません。