


「まるで魔法の森を歩いているようだわ。 又、元の世界へ戻れると思って、ダイアナ? もうじき、魔法にかけられた お姫様のいるお城に出ることよ」 次の曲がり角を折れた時、 1軒の小さな家が見えて来た。 だがこの地方ではどの家も1つの種から 生えたように、木造で同じ造りの 農家ばかりなので、この家を目にした2人は お城を見たのと変わらぬ驚きを味わった。 【「アンの青春」 第21章】 |

一面の真珠色の空で明けました。
そのせいか意外に暖かかった朝。
そんな体感温度とは裏腹に目に映る景色は、
いかにも侘しく、寒々しく見えます。
紅葉していた目の前の里山もその色を俄かに後退させたよう。
いいえ、明らかに冬色になりつつあります。
早いもので今日は 「冬至」 ですね。
今年は余りにも色々な事があり過ぎて、
「ヒュ~ッ!」 ならぬ、「ヒュッ!」 と通り過ぎて行った気がします。

【自生の山茶花】


節約の必要がないことよ」
~とは、アン の言葉。
その例に洩れず、今日の
引用文が昨日の続きなら、
必然的に私のブログも続きます。
「想像の余地」 って、
本当に有り難いですね。
こんな風に・・
魔法のお城にだって、いつだって
会う事が出来るのですから。
もうお分かりですね。
そのお城とは・・。
今年になってから何度か登場
した事のある写真のお宅。
(上から1.2.5枚目の写真)
古色蒼然(こしょくそうぜん)たるお邸です。
そこにはぶなの木こそないけれど、
私が心の中で 「ブナの木屋敷」 と呼んでいるお宅。~なんて。
尤も 『アンの世界』 のように
森の小径を抜けると急に視界が開け、
魔法のお城がパ~ッと現れると良かったのですけれど。
そこは又々、 「想像の余地」 で補う事に致しましょう。
フル回転ですね。
それでも 「蔓梅擬(ツルウメモドキ)」 や自生の山茶花の花が
咲き乱れる径を心をわくわくさせながら辿って行ったものです。
そうそう、以前の写真は 【こちら】 です。
つい昨日のような気がしますのに、もう1ヶ月も前なのですね。
季節の移ろいは歴然なのですが・・。