
【太古の紅葉】



「この道を探検してみましょうよ」 (中略) 「構うものですか。この道を行ってみましょうよ。 あたしは元々 横道 が大好きなの ―― 踏み慣らされた道から離れ、 人に忘れられた、緑色の、 ひっそりした横道が好きなの。 (中略) それに、この道にはきっと家があるという 気がするの・・・・・ある種類の家が・・・・・ 写真にお誂え向きなのがね」 【「アンの幸福」 第2年目】 |

すっきりした晴れの空で明けた今日。
気温は相変わらず高いけれど、
12月になりましたから、いくら何でも小春日和ではなく、冬日和ですね。
ここ2、3日続いた、灰色の空からやっと脱出したようです。

私は、又々、寄り道です。
今日は元々の用事が、いつもの
駅までの道ではありません。
途中から左に曲がる山側の道。
当然視界に入る景色も変わります。
小さな川に沿った道。
何だか人里離れた山峡(やまあい)
の道を行くようで、わくわく気分。
その道も幹線道路を行くのでは
なく、ちょっとだけ脇道(横道)へ。
それだけで全く違う世界が。
案の定・・そこにはセピア色の、
昭和の世界? が広がっています。
妙に懐かしい光景。
~そんな風に、ぶらぶら
歩いていましたら・・。
小さな神社に辿り着きました。





思い出したりしたものですが、
もう少し小さいものだったでしょうか。
(初期の作品に良く登場します)
それにしても・・ここには、
人気(ひとけ)は全くありません。
でも、由緒ある神社のようです。
そして出会ったのが、
今日の写真の紅葉です。
穴場中の穴場。
誰に見られる事もなく、
ひっそりと、それでいて鮮やかに。
わざわざ遠くまで出掛けなくても
紅葉スポットは、意外に身近に
あるものですね。