【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

緋色の波

2011-12-04 18:52:28 | レトロ(素敵)な空間~散策

【太古の紅葉】








「この道を探検してみましょうよ」
(中略)
「構うものですか。この道を行ってみましょうよ。
あたしは元々 横道 が大好きなの ――
踏み慣らされた道から離れ、
人に忘れられた、緑色の、
ひっそりした横道が好きなの。
(中略)
それに、この道にはきっと家があるという
気がするの・・・・・ある種類の家が・・・・・
写真におあつらえ向きなのがね」
                 【「アンの幸福」 第2年目】



   すっきりした晴れの空で明けた今日。
  気温は相変わらず高いけれど、
  12月になりましたから、いくら何でも小春日和ではなく、冬日和ですね。
  ここ2、3日続いた、灰色の空からやっと脱出したようです。



   さて、そんな冬日和の下(もと)、
  私は、又々、寄り道です。

   今日は元々の用事が、いつもの
  駅までの道ではありません。

   途中から左に曲がる山側の道。
  当然視界に入る景色も変わります。
  小さな川に沿った道。

   何だか人里離れた山峡(やまあい)
  の道を行くようで、わくわく気分。

   その道も幹線道路を行くのでは
  なく、ちょっとだけ脇道(横道)へ。
  それだけで全く違う世界が。

   案の定・・そこにはセピア色の、
  昭和の世界? が広がっています。
  妙に懐かしい光景。

   ~そんな風に、ぶらぶら
  歩いていましたら・・。
  小さな神社に辿り着きました。
  






 


      ふと、森村誠一の小説の一文を
     思い出したりしたものですが、
   もう少し小さいものだったでしょうか。
     (初期の作品に良く登場します)

      それにしても・・ここには、
     人気(ひとけ)は全くありません。
     でも、由緒ある神社のようです。

        そして出会ったのが、
        今日の写真の紅葉です。
          穴場中の穴場。

       誰に見られる事もなく、
     ひっそりと、それでいて鮮やかに。

     わざわざ遠くまで出掛けなくても
     紅葉スポットは、意外に身近に
        あるものですね。