【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

“家” が語る物語

2011-12-13 16:52:36 | リラのお気楽ユメ日記

【サフラン色の薄暮の空】








これが 『もの寂しい家』 ・・・
夢に描いていた暗い、いかめしい、
やぐらや小塔のそびえる館であろうか、これが!
それはかつては白く、
今は汚れた灰色の大きな家だった。
そちこちにかつては緑色だった
よろい戸がはずれかかっていた。
(中略)
それは住み古してくたびれた
古家に過ぎなかった。
               【「炉辺荘のアン」 第38章】




   起床時は雲一つない空。
  その後、日の出と共に太陽燦々。

   今日も良いお天気~♪ 
  と思いきや、どこから現れたのか
  写真のように黒い雲が・・。

   それでも晴れは晴れ。
  (なんだそうです)
  ~昨日のお天気ニュースから。

   雲の裂け目から顔を覗かせた
  太陽は大層優しく、穏やかです。

   雲に覆われた陰気さとは対照的に。
  ~なんて長々と記してしまいましたが、その後はそんな心配が嘘のような青空に。










   さて、昨日の未紹介の写真が
  何枚かありますので、その続きを。

   又々、“家” にスポットです。
  それも骨董的な大層、古い家。

   先日は大きな桜の樹があり、
  趣きのある家の解体作業を
  目(ま)の当たりにした私。

   少なからず、ショックを
  受けたものです。

   しかしながら同様に古い
  洋館建てのこちらのお宅。

   未だに実在している事にホッ!
  しかも木の窓枠だったものが
  サッシに変わって。

   代は変わったようですが、
  このお宅を維持して
  いらっしゃる事に感激。
  植栽も手入れが施されています。一方・・。









   



   最初は、こんもり薄紅色に染まったものが、
  遠目にも鮮やかで・・思わず惹き付けられました。
  結果は 「山茶花(サザンカ)」 の乱舞。そして 「主」 のいない家。

   所謂(いわゆる)、ナン 言う処の 「もの寂しい家」 ですね。
  (エミリー は 「失望の家」)

   人里離れた場所ではありません。
  駅間近の、マンションや戸建ての混在した場所。

   でもそこだけは時間が止まったような・・明らかに異質な空間。
  もの寂しくもあり、もの悲しくもありますね。