【小樽 「北一硝子」 ~ 「ダイヤモンドダスト」 シリーズ】
・・・ハーバートさんはカナダ自治領内閣の 閣僚 であり、王侯の前に立つ人 である。 大きな銀髪の頭に、長い間人の考えを 読み取って来たので、人の心を真っ直ぐ 見通し、当人でさえ認めたくないような 動機を見抜くのではないかと 無気味になるような目をしていた。 非常に深味のある 顔 である。 【「エミリーはのぼる」 16章】 |
【金の成る木】
12月も10日になりますと、
これまで渋々だった “冬” も、
今度は一気に、それも
駆け足でやって来ました。
こちらだけでなく、
各地の気温も軒並み今季1番の、
最低気温だったようですね。
いきなりの寒さに、
庭のピンクの薔薇(リラ版「少公女」)
やゼラニウム、セージなど
花を付けている植物は、
寒さに震えているような気がします。
さて、今日の小さな幸せ。
10年以上にも渡って育てていました 「金の成る木」 に
薄いピンクの花が初めて咲いたのは、つい1昨年の事。
期待した昨年は、ほんの申し訳程度にパラッと咲いただけ。
ところが・・。今年は目を疑いました。
何と木全体に渡って花芽を付けているではありませんか。
ともすれば・・大きくなり過ぎて半分、持て余し気味だった私。
ちょっぴり反省です。この木は、典型的な大器晩成型だったのでしょうね。
ところで冒頭のラベンダー色の花瓶。(ラベンダーのポプリを入れています)
ヒンヤリした感触の硝子製品は、冬より夏のイメージですね。
いみじくも今日取り出したのは、
北海道各地がいずれも氷点下・・というニュースを聞きましたから。
そこから 「ダイヤモンドダスト」、
そのシリーズの硝子花瓶へと行き着くのに、たいした時間はかかりません。
「ダイヤモンドダスト」 現象を硝子で表したのが、この花瓶という訳です。
(ダイヤモンドダスト : 気温がマイナス40℃程度まで下がった特に寒い朝、
空気中の水蒸気が陽光に照らされキラキラ光る現象を言う)
~ 「北一硝子」 の栞より
こちらは、静岡の友人から送られて来た、「伊豆紅ほっぺ」 です。
苺は大好きですから味わって頂きますね。
でも、こんなにお高い苺、ほっぺならぬ口が腫れそうです。
最後に。今日の冒頭の文章は、偶々見つけたものです。
しかも 『アンの世界』 から・・という点がミソでしょう。
つい、問責決議を受けたばかりの2人の大臣の顔が浮かんで来て。
特に一川防衛大臣。
言葉の軽さも然る事ながら、誰の目から見ても、
おどおどと自信のない顔と態度が目を引きます。
そんな方が、こともあろうに国を守る重大な任務を持つ防衛大臣なんて。
おまけに 「適材適所」 と、何とかの一つ覚えのように繰り返す首相。
それに何と言う偶然でしょう。「王侯の前に立つ人」 と・・。
王侯の前には誰だって立てる訳ではないのです。
この方は、ブータン国王陛下に会うより、
単なる資金集めパーティーを優先された方でしたものね。
閣僚を何だと心得ていらっしゃるのでしょう。
政治の事には関係のないブログですのに、
つい愚痴ってしまいました。悪しからず・・。