【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

赤い冬

2011-12-26 16:16:56 | 四季のスケッチ

【青い空を背景に今も咲く 「紅葉」】


【恥ずかしがり屋の 「山茶花」】


【薔薇色からボルドー色に変えた背景に佇む 「チェリー・セージ」】


二人は客間の扉を開き、
朝食の前に贈物を配った。(中略)
キャザリンは・・・何も期待していなかったのに、
家中の者から贈られていた。
リンド夫人からは華やかな クローセ編み の毛布、
ドーラからは 匂い菖蒲 の根の香袋、・・・
マリラからは小さなかめに詰めた
ジャムやゼリーを一籠、
ギルバートまでも・・・(中略)
そして、クリスマスツリーの下に繋がれ、
暖かな毛布の上に丸くなっているのは、
油断のない、絹のような耳と
人の機嫌を取り結ぶような尾をした、
可愛い、褐色の目をした、小さな犬の子だった。
首には次のように記したカードが結んであった。
『やっぱり、クリスマスおめでとうと申します。
アンより』
                 【「アンの幸福」 第2年目6.】

   
   こちらは今日も雲、一つない冬日和となりました。
  このところの寒波で庭の草花も木も、すっかり冬枯れ・・
  ~いえ、いえ、とんでもありません。

   我家の 「野村紅葉(ノムラモミジ)」 こそ枯葉になりましたが、
  (それでも今年は落ちないで頑張っています)
  お隣の山紅葉は、写真の通り。(冒頭の写真)

   おまけに我家の階段の踊り場からも眺める事が出来、
  借景で目の保養をさせて貰っています。
  そう言えば、昨日の高校駅伝。
  
   あの寒い京都でさえ、公孫樹並木の葉っぱ、
  まだ落ちていませんでしたもの。
  
   今年はクリスマスどころか、
  お正月さえも紅葉と共に迎えるのでしょうか・・?


 


   さて、出し惜しみしていない太陽の
  光を一身に受けて蕾だった水仙は
  花開き、金魚草もこのように。

   尤も山茶花だけは、なぜか人見知り。
  葉っぱの陰を好んだり、
  余所見(よそみ)したり。(2枚目)

   勿論、チェリーセージも
  未だに咲いています。(3枚目)

   さすがに薔薇色に染まっていた
  背景は、くすんでしまいましたけれど。

   本来ならこの時期枯れてしまう、
  地植えのローズマリーも
  青々としています。

   クリスマスは終わりました。
  今日の引用文ではありませんが、
  プレゼント交換なんて何だか
  楽しくなりますね。

   クリスマスと言えば、もう一つケーキ。
  「甘いものは別腹」 と言うように、ついつい食べ過ぎて後悔したり。

   ところで余談になりますが、これと同じような意味で、
  お酒は何と言うかご存知ですか・・?
  
   「酒に別腸あり」 と言うのだそうです。
  出典は中国の歴史書、史治しじ通鑑つうかん
  
   王が飲みっぷりの良い小柄なる家臣に 「小さな身体で良く飲めるものだ」
  と言うと 「酒の入る腸は別にある。酒量は身体の大小とは無関係」
  と答えた事に由来すると言われています。

   およそ信じられないけれど・・後、数日でお正月。
  甘いものもお酒も、ついつい普段より多くなる時期かも知れませんね。
  何事も程々に。誘惑に負けないようにしなければ・・。