【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

萌葱色の囁き

2012-07-21 18:45:55 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


【萌葱色に染まったティータイム】








間食 は全く、身体に悪いと思いますよ。
それだからこそ、
山彦荘 では始終、間食 をするのです。
シャーロッタ4世も私も、食養生など一切無視して、
特別に 消化の悪いもの ばかり、夜でも昼でも、
食べるので、こんなに月桂樹のように
私達丈夫なのよ。別に死にもしないしね」              
                     【「アンの青春」 第27章】









【暁の海】


   今日も引き続き
  不安定な空になっています。

   とは言っても午前中は何とか
  お天気持ちましたから、
  昨日ほどではありません。

   昨日は雨に打たれて
  うなだれていた朝顔も
  今日は、ほらこの通り。

   と言っても玄関先ではなく、
  こちらはゴーヤと一緒に
  植えている 「暁の海」。

   「朝の美人」 と言われている
  朝顔に 「早起きの妃」
 ~なんて勝手に名前を付けて
  楽しんでいますが、最近では
  品種改良が進んで1日中、
  咲いていますね。

   それでもやっぱり朝顔は、
  夏の朝を象徴する花。
  日本の夏に欠かせません。





   

     さて又、今日も俄かに暗くなった空。
    午後のお茶は思い切り窓辺に寄せて、
    ゴーヤの浅葱(あさぎ)色のカーテンと共に。

     そう言えば、そんな色のテーブルクロスがありましたっけ。
    そうそう同じく同色のカップも花瓶も。

     となれば、1週間振りですね。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 開店と致しましょう。

   今はもう雨は降っていませんが、温度の割に蒸し暑くなっています。
  今日もお茶請けは、ちんすこう。でも1袋だけ。

   思う所あって今、間食は出来るだけ控えています。
  尤も私の場合、甘い物は特別に好きという訳ではありません。

   ただ手持無沙汰で、つい・・。
  好きならまだしも、これではどう仕様もありませんね。

   ですから、意外にすんなり。
  効果は、てきめん。あっさり昔の体重に戻る事が出来ました。

   その間食、夜でも昼でも・・はどうかと思いますが、
  “消化の悪いもの” って、分かる気がします。
  繊維のあるものを頂くという意味で。  

綺麗の早業(はやわざ)

2012-07-20 17:03:03 | 薔薇の追憶







【雨粒はこんな魔法も】





リラはジョーゼットの服に着替え、髪を束ね、
まげのまわりに真珠を二重に巻き付けた。
それから薄いピンクの小さな
薔薇 の花をひとかたまり帯に飾った。                    
                 【「アンの娘リラ」 第16章】


   

   起床時には雨は上がっていましたが、つい今しがたまで降っていた様相。
  その後、ポツポツ・・。かと思えば太陽。そして今度は雷と。
  何とも変わりやすい天候になっています。

   そのお陰で連日の猛暑は解消されましたが、
  今度は梅雨に逆戻りしたような蒸し暑さ。







   そんな何ともやるせないような
  気分をいとも簡単に取り払って
  くれるのは今日も庭に咲く
  薔薇などの花々。

   生憎、朝顔は雨に打たれて
  うなだれていましたが、
  薔薇は元気そのもの。

   昨日の蕾の薔薇も一気に開花。
  真紅の薔薇も再び加わって。

   それにしても、雨粒さえも
  己(おのれ)の美にちゃっかり
  取り入れ、澄ましています。

   そんな薔薇になぜか笑みが
  こぼれ、又、そんな自分自身も
  可笑(おか)しくて。

   そうそう、真珠でハッと
  したのですが、(今日の引用文)
  この雨粒も良く涙に例えられますね。

   「真珠の涙」。
  かなり使い古された言葉ですが、雨粒も人を詩人にさせますね。

   薔薇には笑顔も涙もどちらも似合います。
  薔薇にかかる雨粒が宝石に見えるか涙に見えるか・・
  その時々の気分によるのかも知れません。

   そしてその薔薇の事。
  引用文のように日本では生花を身に付ける習慣はあまりありませんが、
  『アンの世界』 では日常茶飯事。素敵な習慣ですね。

   今日は14時頃から16時過ぎまで雷のため PC を使う事が出来なくなりました。
  午前中の雷はすぐ逃げて行きましたが、今回は随分、長い事居座りました。

   いい加減、しびれを切らして PC を立ち上げましたが、
  未だにゴロゴロと・・。雷は苦手です。

潤いをたたえて

2012-07-19 16:50:50 | 薔薇の追憶


【蕾の美】







春になり、美しい炉辺荘の芝生が
掘り起こされて じゃがいも
植え付けられたのを見て、
スーザンはたいそう悲しんだ。
それにも関らず、自分の手塩にかけた
牡丹の花壇生贄いけにえにされても、
スーザンは一言も文句を言わなかった。        
                   【「アンの娘リラ」 第30章】


   

   今日も厳しい暑さになりましたが、
  昨日よりは、ちょっぴりですが、ましな気がします。

   そんな中、清楚な白薔薇が又々、ほっこり。
  玄関先の瑠璃色の朝顔の後は、この白薔薇・・と。
  朝から何と言う贅沢。ふっと暑さを忘れる瞬間です。 






【浅葱色のカーテンを背景に収穫した 「ゴーヤ」】



   そしてこちらは、
  もう1つの潤いです。

   浅葱(あさぎ)色の
  潤い、ゴーヤ。

   吸い込まれそうな淡い緑。
  光に透ける葉っぱは繊細で、
  まるでレースのよう。

   昨日、1個、(既に頂きました)
  今日3個収穫。

   実も然(さ)る事ながら、
  ゴーヤは緑のカーテンでも、
  すっかり癒やされています。

   とは言っても、
  収穫の喜びってありますね。

   私はハーブは別にして
  野菜を育てる事はしていません。

   何だかロマンティック・・
  いいえ詩的ではない気がして。

   それは アン も同様で、
  戦争中(第一次世界大戦)にも関わらず、上記の引用文という訳です。

   “夢だけでは生きて行けない・・”、
  何の意味もない拘(こだわ)りと言ってしまえばそれまでですが、
  その拘りを大切にする・・アンに共感するのもそんな所にあるのかも知れません。     

“藍” が奏でる涼空間

2012-07-18 18:57:17 | 四季のスケッチ

【「早起きの妃」 のデュエット】



【藍染めポーチ】








老人は 「甲斐性かいしょうなし」 で、
僅かばかりの畑を草がはびこるがままに
して置き、花や虫けらにかまけて
無駄な時を過ごしたり、
あてどもなく森の中をぶらぶら歩きしたり、
又は海岸で本を読んだりしている、
と人々は言う事だろう。
恐らくそれは事実かも知れない。
(中略)
ショウ老人のように、
小さな事柄 の中に喜びを見出す方法
よくよく知り尽くしてさえいれば、
訳なく 幸福 になれるものである。              
                   【「アンの友達」 6.】



   

   昨日、いよいよ梅雨が明けましたが、
  今日も朝から30度越えの厳しい暑さになっています。

   「今年は天候が不順で、いつまでも寒いわね」
  ~なんて話していた事が遥か遠い彼方の事のように思われます。

   まだ夏は始まったばかりですのに。
  今からこれでは先が思いやられます。










   


   さて、日本の夏は “和” がいいですね。
  レースのバッグもいいけれど、こんな藍染めの巾着も時には。

   その日本独特の深い染め色は眺めているだけで、
  心が和み、涼やかに。

   実際に手に持ちますと、心もきりっと引き締まるような気がします。
  レースは華やかで、フワ~ッと軽やかな気分になりますが・・。

   この藍の袋に、職人さんが作ったと言う
  和紙の団扇(うちわ)、はたまた籐、竹のざると。

   手当たり次第に? 
  日常使いの小物を並べるだけでも落ち着くのはどうしてでしょう。

   そしてそこは涼空間。
  その上、大好きな土物の壺は、この冬温かい・・

   ~なんて記した記憶がありますが、
  逆に夏は、ヒンヤリ。まさに井戸水のようですね。

   ところでこの藍染め、「蓼藍(タデアイ)」 と言う
  「犬蓼(イヌタデ)」 に似た花で染めるのだそうですね。
  防虫にもなるそうですし、育ててみたいです。

   私は又々、プチレース編み。
  編み針1本と糸さえあれば、いつでもどこでも手軽に始められるレース編み。
  ある意味、夏にピッタリのものかも知れません。

   そうそう今日の引用文。小さな事柄云々(うんぬん)、本当にそうですね。
  幸福は自分で見つけるものだと・・すぐそこにあるものだと・・
  そう、見つける気さえあれば。つくづく思います。

素敵に優雅に糸遊び

2012-07-17 18:35:18 | 私の手作り夢時間



【透ける薔薇】




アンはどの服を着て行こうかと考えた。
鏡ももうアンの友達ではなかった。
(中略)
薔薇の蕾 模様のスリップの上に着る
あの新調の青林檎色の
網目の服にしようか?
それとも クルーニー・レース の付いた
イートン・ジャケットのクリーム色の
絹のしゃにしようかしら?
アンは両方着てみて、
網目のにする事にした。    
             【「炉辺荘のアン」 第42章】


   

   こちらは今日も朝からカンカン照り。猛暑も3日目を迎えました。
  まだ梅雨明け宣言していませんが、まさに梅雨が明けたかのよう。

   向こう1週間も傘マークはありませんし。
  そうそう昨日の午後、ほんの僅かですが蝉の鳴き声を聞きました。
  とは言っても今日は全く聞きませんが・・。

   そんな今日。
  いつもの 「室内と戸外の優劣」 の逡巡ではなく、
  着て行くものの逡巡で結局、外出は見送りに。

   これもダメ、あれもダメ、色々着替えているうちに
  汗だくになってしまって。その気が失(う)せてしまいました。

   尤も、どうでも良い外出だったのですけれど。
  それにしても最近、こんな事ばかり。

   今日のように見送るまではなくても、
  家を出る時間が大幅に遅れる始末です。






   さて、冒頭の写真。
  こちらのレースのセーターには
  【先日】 の肩掛けマントより
  【去年】 編んだものの方が、
  よりピッタリな事に気付きました。

   自分で編んで置きながら、
  1度も袖を通した事のなかった
  それが俄かに息を
  吹き返した気分です。

   「彼女の衣服は絹と紫なり」
  エミリー の言葉ではないけれど、
  薄紫色の絹のスカートを
  合わせましょう。

   そして又々、
  ブラウスの胸当てです。

   やはり V字型に深く開いた胸元には、
  こんなレースの胸当てを。
  着脱式のテープを縫い付けてあります。




       袖は見えませんが、
     大好きな膨らんだ袖。

    それだけに、これからは
     どんどん着ますから、
      ブラウスも喜んで
     くれている事でしょう。

      そうそう、こちらの
     黒の薔薇模様のブラウス。

    日除け用に羽織るものですが、
      今日などは暑くて。

    でもレースって、光を優しく
      通し、緑を映し込んで、
       薔薇の花を浮かび
       上がらせています。
     まさに魔法のレースですね。

        夕方のニュースで
       梅雨明けを知りました。
     いよいよ本格的な夏ですね。     

夏の薔薇へのオマージュ

2012-07-16 16:53:16 | 薔薇の追憶





【淑女の薔薇】





天頂には 青空 が開けた。
いつか図書館の美術全集で見た
フォンテエヌブロオ派の天井画風な、
気取った吝嗇りんしょくな青空。
思わせぶりな雲と共に、
抒情的に装ったこの青空は、
決して夏の空ではない。                
   【三島由紀夫著 「天人五衰」 ~ 『豊饒の海 第4巻』】








   


   今日も昨日同様の炎天の空となりました。
  猛暑日も2日目。昨日以上の暑さです。

   この暑さで長らく咲いていたパンジーも、
  さすがに終焉を迎えたようです。もう7月ですものね。

   枝を伸ばせば切り詰め、又、そこから新芽。
  そんな繰り返しでおよそ10ヶ月。
  “御苦労さま!” と心から言いたい気分です。

   ところで本当に久し振りの空の写真。
  写真は午前11時頃の空ですが、今視界にある空は雲一つなく真っ青な空。

   昨日から感じていた、陶器のような硬い空とは
  こんな空だったのか・・と思ったり。
  (勝手に夏の空に硬い空は、あり得ないと思っていましたから)

   それにしても今日の三島由紀夫の空の描写。
  『アンの世界』 のそれとは違った意味で素晴らしいな・・と。

   「吝嗇な青空」 に 「思わせぶりな空」・・。
  これらの語彙(ごい)には、やはり惹かれてしまいます。







【バニラ色の薔薇 ~ 「白い貴婦人」】



   


   さて、暑さに滅法強い薔薇。  
  ただ、蕾から開花までのスピードは早く、息つく暇もありません。

   庭で開花したものを花瓶に挿し、それから何日も楽しめた、
  あの春の日がまるで遠い昔のよう。もう少し遡って・・

   晩秋の薔薇に至ってはこれ以上伸ばす首がない程、
  その開花を待ち侘(わ)びましたっけ・・。

   ところで今日の薔薇。昨日はまだ堅い蕾でしたのに。
  それこそ一夜にして開花。リラ版 「淑女の薔薇」 ですね。

   薔薇は白もいいけれど、紅もいい。
  白に接すればその清(すが)しさに心を洗われ、紅にはその格調高さに心酔う。

   いいえ、いつ見ても、どの色も厳粛で華麗。
  1輪でも堂々と咲き、群れればより重厚感を増す・・。

   「たかが薔薇、されど薔薇」。
  薔薇の一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)に心を奪われています。 

そして、はじける笑顔

2012-07-15 17:00:17 | 薔薇の追憶







2人は アン の家の庭をよぎる
小川の岸の青草の中に座っていた。
水は2人の側を煌き、
低い声で歌いながら流れて行った。
樺は2人に斑の影を投げており、
小径に沿って薔薇が咲いていた。
空中は綾なす音楽に満ちていた。
家の裏手の樅の木立で風が
1つの調べを奏でているかと思うと、
砂州では波が別の調べを奏で、更に、
かの小さな青白い婦人が近くで眠っている
遠くの教会の鐘が又別の
楽の音を奏でていた。                  
               【「アンの夢の家」 第21章】


   こちらはまるで梅雨が明けたかのような・・・
  ギラギラ太陽の照り付ける1日となりました。

   昨日までの単なる? 蒸し暑さと違って、
  最早(もはや)、盛夏を思わせる厳しい暑さ。

   こんな日の蒼い空は、吉屋信子や三島由紀夫の言う、
  陶器のように硬い空にも思えます。

   ゴーヤの葉がさわさわと揺れ、
  その向こうのブルーサルビアも揺れています。
  こうして風が吹き抜けるのが僅かな救いになっています。

   そんな今日。
  例の黒レースの胸当てを仕上げ、(小さい物ですからすぐ出来ます)
  何をするでもなくボ~ッと庭に目を遣(や)っていましたら・・。

   又々、青いアゲハ蝶。
  慌ててカメラを取り出し、駆け付けたのですが時、既に遅し。
  気配を感じたのか、ヒラヒラヒラ~~ッと今度はお隣の金木犀に。

   その代わりに・・今では、すっかりお馴染みのアゲハ蝶を。
  と言っても今年は初めてでしたね。やはりセージの花に。
  セージの花が大好きでしたものね。

   ところで、やはり夏ですね。
  昨日の蕾の薔薇は、一夜にして神秘のベールを脱ぎ、全開。

   それは、はじける笑顔です。
  色は紛れもなくバニラ色なのですが、
  今日はバニラ色と言うよりも純白に見えますね。

   そうそう、今日の引用文は私の願望です。
  それにしても家の庭をよぎる小川・・。素敵意外の何物でもありません。
  私の心の中にも一瞬、爽やかな風がス~ッと吹き抜けた気がします。
  



厳かに華やかに・・・

2012-07-14 15:58:18 | 薔薇の追憶





【後ろ美人】





ピンクの薔薇を1輪摘んで
ジェーンは露を顔一面に振りかけた。
薔薇で顔を洗うなんて
考えてもご覧なさい!               
                 【「丘の家のジェーン」 13.】



   

   昨夕から降り出した雨は朝には上がっていました。
  と言っても、雨自体はたいした事はありませんでしたけれど。

   一方、九州地方の雨は “これまで経験した事のない雨” とか。
  昨年の地震もそうですが、これから起こる経験した事のないもの・・。

   それは災害に限らず、尖閣を初めとした
  日本周辺のキナクサイ動き等など。

   そこに考えが至ると・・バッタリ思考が停止してしまいます。
  これではいけないのですけれど。








   


   さて、そんな巷の出来事など我関せずに、
  厳(おごそ)かに粛々と・・それでいながら華やかに、
  今季2度目の花を開いたのはリラ版 「白い貴婦人」。

   まだ蕾の段階ですので、
  黄色が勝(まさ)っていますが、本来は優しいバニラ色です。

   すぐ傍のピンクのオールドローズが新芽を出すや否や、
  虫にやられたのとは対照的に、こちらはほとんど被害がありません。
  尤も幼虫を見つければ、出来る限り取りましたけれど。

   その甲斐あってオールドローズの3度目の新芽は、今の所大丈夫です。
  珈琲かすを蒔(ま)いた事も少しは効いたのかも知れません。












   



   薔薇もいいけれど、日本の花 「朝顔」 もいいですね。
  正確には平安時代に中国から渡来したそうですが。

   特に、こんな瑠璃色の朝顔が早朝に顔を見せた時などは心も弾みます。
  朝からわくわく気分が続き・・。それだけでも貴重な花ですね。

   ただ、残念ながら 『アンの世界』 には朝顔の記述は全くありません。
  今日のようなロマンティックな記述はそれこそ、数多いのですが・・。

白い時間(とき)への誘(いざな)い

2012-07-13 17:18:58 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編









さくには 忍冬すいかずら が絡んでおり ――
「蜂鳥を呼ぶためだよ」
と、エムおばさんが説明した。
―― 濃緑の樅の林を背に白と赤の
蜀葵はなあおいが咲き、小道に沿って
鬼百合が生い茂っていた。
そして一隅には石竹が沢山咲いていた。 
              【「丘の家のジェーン」 24.】


   


   真珠色の空ながら、
  今日は雨は降っていません。時折、太陽も。

   おまけに気温は昨日より2、3度高く、
  湿度も高いですから、不快指数は鰻登りです。








  

     そんな今日。忍冬(すいかずら)ではないけれど、
    ゴーヤ繁る窓辺に思い切りテーブルを寄せて
    お茶タイムと致しましょう。

     忍冬のように、とろける甘い香りはしませんが、
    いいえ、ゴーヤだって負けていませんものね。


   それに今日は大好物の
  「ちんすこう」 もありますから。

   しかも私のちんすこう開眼? 
  のきっかけともなった、
  「新垣菓子店」 のもの。
  しかも生協で。

   これから不定期とは言え、
  頂く事が出来ると思うと
  何だか嬉しくなります。

   そんなこんなで。
  随分、久し振りとなりました。

   『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、
  開店と致しましょう。

   こんな鬱陶しい天気ですから
  せめて今日は清(すが)しい
  “白” のイメージで。

   そうそう、薔薇のクロスも。
  このクロスは結構気に入り、
  何枚か作りましたっけ。

   今では根気がありませんから、
  こんな大作、とても編めませんけれど。

   今は、とびきりの場所となったこの場所で、
  私は再び小物のレース編みです。それも相も変わらず胸当て。

   いかに似合いもしないのに、胸の開いた服を
  求めているという事ですね。ある種の憧れもあるのかも知れません。

   昨日のブラウスは早速、今日着ています。
  朝のゴミ出しの時、「素敵なブラウスね」 と近所の方に。

   ほんのちょっとしたリフォームですが、
  日の目を見る事が出来て、ブラウスも喜んでいる事でしょう。

   降らないと言っていた雨、つい今しがた降り出しました。
  雨が降って来て益々、蒸しています。湯気が出そう・・? 

鮮やかな大人服 ~ 薔薇

2012-07-12 17:43:23 | 私の手作り夢時間








その木に咲いた、たった1輪の薔薇だった。
(中略)
そして今夜しおれて醜くなって手から落ちた。
遠い昔の薔薇のような望みと同じく
それにはまだかすかな若い美しさがあった。                 
               【「エミリーの求めるもの」 第20章】


   こちらは鬱陶しい梅雨空となりました。
  しかしながら、雨はほとんど降っていません。

   九州、熊本地方では大雨のため大変な事になっていますね。
  早く雨が治まりますように。
  そして被害に遭われた方、御見舞申し上げます。





   さて、今日は大きく
  花開いた薔薇のブラウス。
  (伊太利屋製)

   残念ながら、
  私の趣味ではありません。

   先日の薔薇柄のワンピースを
  くれた叔母からのお下がり。

   このブラウスを叔母は、それは
  素敵に着こなしていました。

   つば広の帽子にサングラス、
  白いパンツ。

   颯爽(さっそう)と歩いていた
  叔母の姿が今でも目に浮かびます。

   だからと言って私にそのまま
  似合うという事はありませんね。

   元女優というだけあって
  背も高く、大柄な叔母。
  大胆な柄が殊の外、良く似合います。

   結局、このブラウスも今まで1度も袖を通さずじまい。
  原因は又しても大きく開いた胸元。
  でも、今頃になって一念発起しました。

   レースの肩掛けマントもいいけれど、ちょっぴり暑苦しい・・。
  となれば、ほんの一手間で出来るプチレースを
  胸元に付ける事を思い立ったという訳です。 

   僅かこれだけの事で、このブラウスが蘇りました。
  いいえ、私が抵抗なく着れるようになった・・という事でしょうね。

   ついでに、こんな薔薇のスカーフも出て来ました。
  自分で作っていて、すっかり忘れてしまっていたものです。
  探せば、まだまだ出て来そうな予感。