現役時代には日本武道館での音楽祭り、あとは朝霞にいた頃、駐屯地祭りで数回聴きましたかしら…
実に30年ぶりの
陸上自衛隊中央音楽隊の生演奏を、本日聴きました。
高い演奏レベルは言うまでもなく、
よく訓練され統制の取れた木管、金管の音色や
全くと言っていい程リズムの狂いのない打楽器セクションはさすがです。
改めて中音の演奏は見事なものだと感心しながら聴きましたが、
特に感心したのは、女子隊員の活躍ぶり…。
総勢約70名のプレーヤーのうち、20人近くを女子隊員が占め、
特にクラリネットに至っては12人中7名が女子でした。
私が朝霞の婦人自衛官教育隊にいた頃は、中音の女子隊員はゼロだったのです。
名簿をみると、
ほぼ全員が陸曹クラス、演奏キャリアも中堅以上という事ですね。
気負わず、それぞれが持ち前の柔らかで豊かな音色を響かせ、しっかり任務を遂行していました。
今日は、急な仕事で来れなくなった夫に代わって、
陸自音楽隊を生で聴くのは初めてという都内在住の長男を半ば無理やり
「ホンモノを聴くべし」と
会場の東京芸術劇場に呼び出したのですが、
最初に国家「君が代」演奏で客席に起立するようアナウンスがあったのには驚いたようです。(^^;;
でも、長男も最初から最後まで、真剣に聴いていましたよ。
個人的には、
一部の「天と地をめぐりて」
二部の「メキシコの祭り」が印象に残りました。
アンコールはスーザの行進曲
「ニューメキシコ」でした。
清水由美