声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

武者ん、よか!再び

2016-04-23 21:54:47 | Diary
ふと、数年前に仕事で熊本・阿蘇を訪れた時の事を思い出しました。


秋と翌年夏に2年続けて市役所の新採職員の皆さまとご一緒しました。

何日間が泊まり込みで研修を担当した際に、特に楽しかったのは、

阿蘇でのウォークラリーでした。


その時のblog記事を見つけました。

http://blog.livedoor.jp/locopro6750jp/archives/50425589.html


その後、やはり熊本市役所の中間管理職の皆さまとご一緒しましたが、

こちらは、研修会場が熊本城のすぐ近くで

ホテルからタクシーで来てくださいと言われていたのに

お城の「武者返し」が観たくて毎日、遠回りして歩いて通いました。

あの汗だくになって上り下りした急な坂は

「棒庵坂」と言うのだと女性職員の方が教えてくださいましたね。


熊本城の何が好きかってあの勇壮な姿です。

熊本では、カッコイイ男性の事を

「武者ん、よか」というのだと

この時に知りました。


また、いつか「武者ん、よか」な姿が観られますように…。


今、不眠不休で対応に追われている市職員の皆様が、

あの研修で見せてくださったチームワークで

この難局を乗り切ってくださいますように…

祈っています。





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役者の自意識

2016-04-23 08:35:40 | Diary
読み始めたら面白くて止まらなくなった三島由紀夫のエッセイ集?に

8代目市川団蔵の事が書かれていますが、

生前の市川団蔵は、

「役者は目が第一、次が声。
私はこんなに目が小さい、声もよくない、体も小さい。セリフが流れるように言えない。役者としては不適格です。」

というのが口癖だったとか…。

ネットで検索すると

なるほど…確かに歌舞伎役者にしては地味なお顔。

https://www.kabuki.ne.jp/meikandb/sp/omoide/actor/430

その団蔵さんの口癖について

三島由紀夫は、

「役者の自意識というものは、芸だけに働いていればよいもので、自分の本質に関する自意識は芸の邪魔になる事が多い、
団蔵がこれほど己れを知っていなければ、もっと飛躍した演技をわがものにすることができたかもしれない」

と述べています。

要は、己を知りすぎていた事が芸の邪魔になった…ということですね。


では、今の時代はどうでしょうか?


最近の朝ドラ…

舞台では映える役者さんがドラマサイズでは芸が大袈裟すぎて、

どうも違和感が拭えないのです。

団蔵さんの口癖の間逆の、

ありとあらゆる役者の条件を満たしている方で

声のハリ、滑舌も舞台の上では充分な方ですが

ドラマサイズでは、不自然…

銀髪にしてもオバアサマには、見えませんね。
お顔が綺麗すぎます。

昭和初期の50、60代は、ずっとずっと老けていましたよねぇ。

これは美しすぎる同世代の女優さんに対するやっかみでしょうか?

(~_~;)




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