声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

ミッドナイト・イン・パリ

2018-03-03 21:26:50 | 映画・ドラマ・読書
2010年に生きる主人公が1920年のパリにタイムトリップするメルヘンチックなストーリー…


だけど、

不思議なのは夜な夜な0時を過ぎるとクラシックカーで迎えが来て

90年前のパリに連れて行かれるのに

どうやって、

朝になると現代に帰ってくるのかが全く描かれていない…


それと、当時のお金も違うワケで、

キャバレーに紛れ込んだ際の支払いは、どうなっている?

誰かのおごりとか?


余計な心配までする現実主義の私には、気になって仕方ない。


そんなことを考えずに、


この映画の醍醐味でもあるかつての有名画家や作家たちとの数々のエピソードを愉しめばいいのにそれができない。


確かに1920年のモンマルトルの丘は

現代ほど物騒じゃないし、

夜歩いていてもバッグを引ったくられることもないのかもしれないけれど、


あまりにも、無防備なのも気になる…。


作家志望の主人公が

ヘミングウェイやピカソ、スコット・フィッツジェラルド夫妻とダリとの出逢うシーンや

その前のベルエポックの時代、

ロートレック、ゴーギャン、セザンヌなどの印象派の画家たちとムーランルージュで出逢うシーンなども、

面白いには違いないが、画像が鮮明過ぎないか?

あの時代はスモーカーだらけだから、
部屋中がもっとスモーキーなはず…


残念なのは、空気がきれいすぎて時代感が伝わってこない。


とはいえ、

ピカソの愛人についてのエピソードは興味深いし

ダリなどは、ソックリさんかと思うほど

特徴をよくとらえている。


何より、

パリの街並みの美しさは、まるで絵画にように美しい…。


プロヴァンスに友人夫婦を訪ねた帰りにパリに立ち寄ったのは、いつのことだったか…


あれは2003年だから、

この映画の主人公が生きる2010年とほぼ同時期なんだなぁ…。


随所に流れる『聞かせてよ愛の言葉を』も旅愁をそそる。


最後のシーンは、少し物足りないが、

パリで暮らすと決めた主人公が羨ましい…。


しみずゆみ














  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする