声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

迎え盆

2021-08-14 10:53:00 | Diary
昨日の夕方、
Halの散歩から帰ってくると

雨の中、二軒先のご近所の一家が庭先で迎え盆をやっているところだった。

20代くらいの若い女性たちは、お孫さんだろうか?
2年前に私がお葬式を手伝いに行ったお宅だ。
突然家長を亡くした事で、奥さんもずいぶんと憔悴されていたが、
元気になられたようで、よかった。

息子さんご一家で
和やかに傘の下の迎え火を囲んで談笑していた。

微笑ましい光景だ。

少し羨ましくなった。
この時期なら当たり前のことが普通に出来なくなって二年。

都内の息子とも、もう二年以上会っていない。

昨日は広島県全域に大雨特別警報が出て、すぐに妹にLINEしたら、




との返事が来た。

ニュースやワイドショーは危機感を煽るばかりで、気分も落ち込むことばかりだ。

「自分の身は自分で守れ」
「命を守る行動を」

と繰り返されるのを聞きながらも、

「もう、やってるよ!」
「どこにも逃げられないよ!」
「命を守る行動ってなによ!」

と、愚痴を言いたくなるのだ。

福岡の久留米では道路が川になっている…
長崎では土砂災害で死者と行方不明者が出ている
郷里の島根でも40代の男性が増水した川に流されて行方不明になっている…

昨日は県内の感染者が最多になった。

気分は落ち込むばかりだ。
この気分の落ち込みをどうしたらいいのか…。

一日中、騒ついた心で過ごさなくてはいけないのか?

それは…違うと思う。

昨日のご近所さんの迎え盆のように
今は、静かにご先祖さまを偲ぶ時間も必要だ。

仏壇のない我が家の場合は、
せめて父母の写真に好きだったお菓子と花を供えよう。

気分転換も必要だ。

昨日は、Amazonで映画を2本、観た。

《ビリーブ》は、実話に基づいた女性弁護士の話だが、勇気が出る映画だ。

《素敵なウソの恋まじない》はダスティン・ホフマンのコメディだが、
老いらくの恋のドタバタが無条件に笑える…

その前の日には
ウィル・スミスの《素晴らしきかな、人生》を観たが、これも良い映画だ…。

観終わった後で心がほんわかと温かくなる。

現実逃避だと思われれば、確かにそうだが…

お盆の間は、穏やかな心で過ごしたい。



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