声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

新しい戒名が刻まれていた

2022-08-17 18:33:00 | Diary
海風が吹いてくる割に日中は暑い我が故郷。

一昨日の午後はHalが涼をとるために車でドライブしながら父方の菩提寺を訪ねた。

できれば仏壇に御線香の1本でも…とは思うが、
コロナ禍でもあるので高齢の親戚には積極的に連絡はしない、

…とは言え、狭い田舎のこと、
どこかで偶然出会うこともあるかもしれない。

その時は、お土産も買ってこなかったし、
犬連れだと伝えて短時間で挨拶だけ済ませて帰ってこよう…

このご時世だ、
少しくらい不義理でも許されるだろう…
などと思いつつ父方の菩提寺訪ねた。

車で待つ夫とHalを残して、
寺の敷地内にある炎天下の霊園を、フーフー言いながら汗を拭き拭き、記憶を頼りに進んで行くと、

見覚えのある御影石の墓石を見つけた。

ふと正面を見ると、
まだ新しい小さな木標がたて掛けてある…

(誰のだろう?)

と思いつつ右にある墓標を見ると、
そこには新しい戒名が刻まれていた。

(まさか…)

と思ったが、
書かれていたのは、間違いなく従兄の名前だった…

去年の1月に亡くなったと書かれている。

確か伯父が亡くなった後、伯母の面倒を1人でみていたはずだが…
これは一体どういうことなのか…

同じ高齢の他の親戚たちからは何の連絡もない。

ショックだった。

知らせて貰えなかったのは、遠方に住む私への気遣いだろうか?

以前のブログにも書いたように、
従兄のKは繊細で優しい人だった。


3年前に伯母に電話した時は、

「Kが車で買い物に連れて行ってくれるので助かる」
と嬉しそうに話していたっけ。

そのKが、いつの間にか亡くなっていた…


100歳近い伯母が74の次男を独りで送ったのだろうか…?

何だか切ない。

いや、彼には2つ違いの兄がいたはずだ…
北九州市で暮らしているはずだが、今どうしているのだろうか。

Kとは小さい頃よく遊んだ。
無口だったが、優しい人だった。

本当は伯母に直接会って不義理を詫びたい。
詫びたいが、話しを聞くのは辛い。

(Kちゃん、なんで?まだ早いよ)

墓の前でへたり込んで墓標を撫でながら声をかけた。

Kにとって、現世はきっと生きづらかっただろう。
どうか来世では、幸せでいて欲しい…

冥福を祈った。

Kのことを誰かに訊いてみようか。
墓参りを済ませてからも、ずっと考えていた。


昨日、郷里のキャンプ場を出発する直前、

近くに住む父方の伯母の家を通りかかると勝手口が開いていた。

彼女も、90代後半、まもなく100歳になるはずだ。
名前を呼ぶと元気そうな顔を見せてくれた。

彼女にとって甥にあたるKの事を訊くと、
「私もお葬式には行ってないよ、連絡なかったからね」

と言う。

「Y子さんは、どうしとる?」

と、Kの母親の事を尋ねられたが私が知る由もない。

目と鼻の先で暮らしていても、
高齢になると、物理的距離は心理的距離に比例しなくなると言うことだ。

人付き合いが面倒になるのだ。

神奈川に住む叔父に電話して訊いてみようか…

それとも、
訊かないほうがいいのだろうか。

どうしよう…

久々に残暑見舞いの手紙を書いてみようかな。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャンプ場のゲリラ雷雨

2022-08-17 14:37:00 | 大型犬との生活
夜は比較的涼しいが、
日中は連日30℃を超える暑さ。

Halの体調が心配になり、
郷里のキャンプ場滞在日程を1日分キャンセルして、

帰路の途中で泊まる予定の高島市のキャンプ場に予定変更の電話を入れ、

天気を気にしながら向かったのが昨日のこと、

ところが、到着後に支払いを済ませて、
自分たちのテントサイトの場所を確認してから食料を調達しようと、

車で近くのコンビニに着いた途端に、
突然のゲリラ雷雨に見舞われた。

雨が止むのを車の中で待ったが、
天気予報を見ると21時以降に曇りのマークが付いているものの、

テントサイトの地面は濡れているだろうし、
Halとジメジメした狭いテントの中にいる自分達を想像すると、だんだんウンザリしてきた。

(~_~;)

「このまま高速に乗って帰ろうか」

とポツリ言う夫に、

「テントを張らないのならキャンプ場に戻ることないよね」

と答えながら、

大雨の中で、テントを張る気力が自分たちには残っていない事を確認した。

「どうしてアノ人たち帰って来ないんだろう…と思うかなぁ」

と、夫。

さっき挨拶したばかりの、隣のテントのファミリーの事だ。

マルチーズと5歳くらいの可愛らしい男の子が珍しそうにHalを見ていた…

「この雷雨でキャンセルしたと思うんじゃない?」

と、苦笑しつつも

(バーベキューの準備をしていたけれど、
この雨じゃぁねぇ…)

と、
少しヒステリックに見えた母親と
柔和な印象の若い父親の顔が浮かんだ。

車の中でコンビニ弁当を食べながら雨が止むのを待ったが、止む気配がない。

結局、キャンプ場には戻らずに、

そのままコンビニから近くの高速に乗って帰途に着くことにした。


夜間、雨の中での走行とあって、帰りは全行程を夫が1人で運転、

高島市を出て約7時間、
家に着いたのは、午前1時半だった。

郷里のキャンプ場から運転し通しだから1,000kmを1日で走ったことになる。


やはり早めに帰ってきてよかったと思ったのは、Halの食欲が戻ったことだ。

郷里でのキャンプ場を出る朝はドライフードを食べなくなった。

仕方なく缶詰めフードを食べさせたが、
食いしん坊のHalがドライフードを食べないのは気になった。

暑さに弱いシニア犬の場合、夏バテは寿命を縮めることにもなりかねない。


涼を求めて郷里での唯一のドッグラン付きカフェに行ってみたり、


海風の涼しい海水浴場に行ってみたり、


あちこち連れ回されて
さぞかしHalも疲れた事だろう。

今日は休息日。


帰ってみると、
離れのウッドデッキにセットしておいた猫用自動餌やり器の中身がほぼ空になっていた。

白雪ちゃんもユキちゃんも、ひと回り大きくなったように見える…

こっちは猛暑にもめげず相変わらず元気そうだ。

野生のネコは強い。































  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする