毎年9月に迦葉山に行くのが、いつからか我が家の恒例行事になった。
最近は、過去の出来事をすぐに忘れるため、
こうやって日記代わりのブログに記録しているが、
読み返してみると初回は2015年だったようだ。
一昨日迦葉山へ《お返し面》に行ってきた。
もちろんHalは駐車場までしか行けないが、昨年同様にドライブがてら一緒に連れて行くことにした。
途中のお面屋さんで、今年の天狗面を探していると、
話し好きの女性店主が出てきて、
「あ〜ら、キレイな101匹わんちゃん!」
と甲高い声を上げた。
「去年も連れて来たんですよ」
と言うと、
ハッとした表情で何かを思い出したのか
奥の方に走って行き、
「新じゃがどうぞ!」
「お煎餅とティッシュも!」
とオマケをつけてくれた。
サービスがいいのはいつもの事だが、
店主曰く
「年々お参りに来る人も減っちゃって…」
なのだそう。
「コレも高齢化のせいですね」
と半ば諦めているかのような表情を見せた店主に
「来年も来ますから!」
と声をかけたが、
考えてみれば、こんなクネクネとカーブだらけの山道を車で登って行けるのも今のうち、
そのうち運転できなくなれば訪れる事もできなくなる、
元気で運転できる時間は限られているのだ。
迦葉山の《お返し面》は、よく考えられたビジネスモデルではあるが、
このまま参拝客が減り続けて行くと
ビジネスとしては成り立たないし、
伝統の天狗面を作る地元民もいなくなるだろう。
それは、とても残念だ。
少なくとも私と夫にとっては、毎年来られることが家内安全の証でもあるわけで、
できるだけ長く、この恒例行事だけは続けたいと思っている。
お天狗様に一年の無事を報告できるよう、また来年も必ず来られるよう努めたい。
画像は、お面屋さんの《看板娘》
甲斐犬の天子ちゃん、6歳。
つぶらな目が愛らしい。
ちなみに天子ちゃんにHalのオヤツのビスケットをあげてみたが、
クンクン匂いを嗅いだだけで食べなかった。
(^^;;