Instagramで、
近況をUPしている彼女は
北京五輪フィギュアスケートの金メダリストだ。
4日前の投稿のようだが、
まだ五輪の余韻に浸っているのか、
マスコットの描かれた記念カード?に自分のサインを書き込んでいるように見える…
可愛らしい表情には、
まったく邪気がなく、笑顔は天使そのものだ…。
彼女をフォローしたのは、ウクライナ侵攻の前だが、皮肉にも、
今はロシア国内の情報統制が現実だということを感じずにはいられない。
練習場でトレーニング中の様子を見る限り他の10代の若きスケーター達も
国外で何が起こっているかを知らされていないのだろう、スケートリンクをひらひらと周る楽しそうな彼女たちの表情からは
危機感の微塵も感じられない。
彼女たちに罪はないが、
それを見る側の感情は複雑だ。
この複雑な感情は、
例えば、昨夜のような大きな地震が起きているのに、
『今朝は何を食べた』とか、
『旅行に出かけた』とかのリア充的な内容をUPしているインスタグラマーの投稿を見たときのシラけた感情と似ている。
世の中で起きている不幸な出来事を知らない、関心がない…そんな人を責めることはできないが、
私は、やはりそう言う人とは仲良くできない。
昨夜の地震では死者が出ている…
先々月出張でお世話になった福島県の方々は今どうされているだろうか。
改めて地震国に住むことが、どういう事なのかを考える。
首都圏直下型、南海トラフ…
日本に住む限り、これからも不安を抱えながら生きていかなければならない…
それに加えて今のような世界情勢を考えれば、
日々、笑顔で過ごすことは容易でないが、
とりあえず、
今日を無事に過ごせたら、
明日朝、目が覚めたときに感謝したい。