一昨日の早朝、
ベランダでタオルケットを干していると
すぐ下の空き地にご近所さんが来ていて、こっちをみて手を振っていた。
パジャマ姿で髪にカーラーをつけたままだったので少し慌てたが、
「後で持っていきます!」と言われ、
何だかわからないが、条件反射のように
「ありがとうございます」と答えておいた。
その数分後に玄関先に置かれていたのは、
採ったばかりの蕗の束だった。
アク抜きをして久しぶりに煮てみたら、けっこう美味だった。
夫の作った鯖の味噌煮と玄米ご飯、
それとレタスのサラダで質素な夕餉を愉しんだ。
蕗のほろ苦さはクセになる味だ。
作りすぎたので今日の昼食にも夕食の食卓にも乗った。
TVでは、
池江璃花子選手にSNSでオリンピックを辞退するようにという書き込みがあったというニュースをやっていた。
世の中には気遣いどころか不快な事を平気でする人間が多いのも事実だ。
不快と言えば、
何という会社だったか忘れたが、
いろいろな保険商品を扱っているという県外の会社から連休明けに電話があった。
連休前にかかってきた電話は感じの良い女性からだったが、
今度は、気取った男性の声だった…。
声を作りすぎた、まるで自分の声に酔っているような喋り方だ。
やたらと過剰敬語で、アクの強いクセのあるイントネーションが気になって話の内容が入ってこない。
何より、慇懃無礼なトーンに辟易した。
一番不快だったのは、
私の既往症や現在の健康状態について根掘り葉掘り訊いてきたことだ。
途中でカチンときたが、そこはグッと抑えて、
「個人情報ですので、全てお話しするつもりはありません」
と突っぱねた。
それでも引き下がらない。
仕方ないので、
「持病もありますし、コロナ感染のリスクもあるわけで、今、保険契約を増やすつもりはありませんので」
と言うと、
気取った声の男性は、
「経済的にムリだと言う事ですね、失礼しました!」
と言って電話を切った。
(本当に失礼な…今のは何だ?)
どうして、こういう手段を使うのだろう。
この会社は戦略を間違っている。
それで、ようやく気づいた。
きっと最初に電話をかけてきた感じの良い女性は、テレアポ専門の受託業者だ。
あの感じの良さに騙された。
私って、相変わらず
お人好しで鈍いヤツだなぁ…。
(ー ー;)