声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

酷暑の予感

2021-06-07 10:31:00 | 大型犬との生活
昨日の午後、
出かけた古墳公園でHalを連れてゆっくり歩いていると

中央の円形広場で、野球帽をかぶった小柄なオジサンが

「ミケ!ミケ!」

と大声で呼び始めた。

草むらから、ひょっこりと現れたのは三毛ではなく茶白のネコで

出てきた途端に寝転がり、

福々しい身体を地面にすり付けて甘えるようにゴロゴロし始めた…

オジサンは、
お目当ての「ミケ」が出てこないのか、

よく肥った茶白ネコを5mほど離れた場所から見ているだけで

私達の眼を気にしてか、エサをやる風もない。

ネコは相変わらずゴロゴロしている。

長閑な日曜の公園は、

エサやりに来る人もいて、野良猫にとって天国らしい。



郊外にある、この広大な古墳公園は、

犬の散歩コースで人気があって、
夕方4時をすぎると犬連れで混んでくるが、

お互いに距離を取り合って歩かせているせいで、

すれ違う時に挨拶を交わすなどみんなマナーがいい。

ただ、
この時期の蒸し暑さは人間が思っている以上に犬には負担で、

特にHalのようなシニアの大型犬には辛い季節でもある。

休憩して水を飲ませながら、ゆっくり1時間かけて散歩して

4時半を過ぎた頃に、

そろそろ帰ろうと、入り口の駐車場に向かっていると、

Halよりも、ずっと大きなバーニーズマウンテンドッグが、50m前方を歩いてきたかと思ったら

低木の植え込みの辺りで、
いきなり、うずくまって動かなくなった。

遠目で見ても、
毛の感じからシニア犬であることがわかる。

(かわいそうに、蒸し暑さにまいってるんだなぁ…)

辛そうな様子を見て放って置けなかったのだろう…近くを通りかかった小型犬の飼い主たちが、何やら話しかけている…


しばらくして、
ようやく起き上がったバーニーズは

小型犬の飼い主たちに囲まれて嬉しそうに尻尾を振っていた。

きっと常連さんなんだろう。


この蒸し暑さにHalもバテたのか、
いつもならピョンと後部座席に飛び乗ってくるのにしばらく躊躇して、

一旦、後部座席の床に前脚を乗せて、ゆっくりとシートに上がってきた。


久々の古墳公園でのHalは黙々と歩いているだけで

他の犬には見向きもしなかったが、

一度だけペットボトルを持って歩いていた若い女性に吠えた。

最近、わかってきた事だが、

Halは、傘やゴルフのパターのような物を持って歩いている人に吠える事がある。

よく見えていないのか、

2年前に来た時より、
視力が弱って来ているらしく

目の中央が5mmほど白く濁っている。

水を入れたペットボトルが光っているのが
金属の棒に見えたのだろうか?

私達の姿を認識できる距離も2m程度と短い。

そのためか
分離不安症も、外にいるときの方が強く出るようだ。


今年の夏も、

無事に乗り切れるように気をつけてやらねば…。

散歩にも酷な季節がやってきた。











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外来生物

2021-06-06 06:20:00 | 報道 ニュース ワイドショー
ワイドショーで、

逃げた怪鳥が田んぼの中を歩いている姿を延々と中継していた…

それを見ながら、

動物ネタを取り上げるって事は世の中が平和である証拠だが、

コロナ禍の今が平和と言えるのだろうか…
とも思った。

なんだかアンバランスだ。

鳥は嫌いではないが、興味もない。
それほどのネタか?


2ちゃんねるの創始者が

ワイドショーをみるとバカになる…
と言ってるらしいが

確かに、

そんな気がする。

最近はコロナ禍とオリパラの話題だけだ。
正直もう、飽き飽きしている。


動物が脱走するネタも、

(ニシキヘビの次は怪鳥かよ)

と文句の一つも言いたくなる…

確かに、あんなデカイのがウロつくと、
おちおち散歩もできない。


今日、散歩した池で見かけたカメも
もしかして、

「誰かが捨てたミドリガメじゃないか?」

と夫が言う。

元ペットとして飼われていた生き物を公園で見かけるのは、

今に始まった事ではないが、

生態系への影響を考えると笑い話では済まされない。

そういえば、
外来種のコブ白鳥が生態系への影響を与えることも記事になっていた。

自然界では、強いものが生き残り、弱いものは淘汰される…

そんな事にも、今は危機感を持たなくなっている。

我が家に飛んでくる画眉鳥も同様だが、

もともと日本には生息していなかった生き物が、
今どれだけの数いるだろう。

セアカコケグモのような危険な外来生物だっているのだ。

危機感が薄れているのは、何故だろう。

ワイドショーの見過ぎで、
ますますバカになったか…?























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芒種2021

2021-06-05 15:14:00 | Diary
朝からHalがソワソワしている。

私たちが休みだと分かっているからだろう。

ここ2日は家の周りを歩くショートコースだけだったからストレスが溜まっているらしい。

10時前にドライブがてら家を出る。

行き先は、
どこかと夫に訊けば

街中にある陸上競技場やサッカー場に隣接した公園だという。

私がHalと2年前に初めて出会った場所だ。


土曜日の午前中という事もあって、公園は比較的空いている。

野球場とサッカー・ラグビー場の周りから歓声と場内アナウンスがわずかに聞こえるだけで

静かに釣りを楽しんでいる人、

ベビーカーの家族連れ、

私達のような犬連れが、

それぞれに空いている場所を探して過ごしている。


入り口で検温と消毒をしているサッカー・ラグビー場の前を通りすぎて行った先に

試合前のウォーミングアップをしている選手たちの姿が見えた。

フェンス越しに覗いていると、

Halの存在に気づいたのか

「わーっ!ダルメシアンだ‼︎」

「おー、かわいいなぁ!」

と、選手たちが笑いながらコッチを見ている。

Halは、相変わらずモテる。



黒と白のユニフォームだが、
どこのチームだろう…

スタンドには、関係者だけだろうか…
ちょぼちょぼ客が入っているのが見える。

サッカー好きの夫から

調べるように言われて、入り口の掲示板を写メしたが、

今日の日付けの試合は無い。





近くに地元ナンバーのマイクロバスが止まっていた。

先程のユニフォームと同じマークが付いている。

バスに記されたチーム名を見て、

(あぁ、そういえば…)

と納得した。

今日は、延期されていた天皇杯の1回戦だったのだ。


公園を一周した帰り際に、

試合の様子が観える場所に行ってみると、

千葉から参加した相手チームが2点目を入れたところだった。


残念…。

(ー ー;)












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目に見えない彫刻

2021-06-04 10:07:00 | 最近の話題
イタリアの芸術家が

『目に見えない彫刻』として出品した作品が、200万円で落札されたという記事を読んだ。

街の広場の石畳の上に正方形のテープを貼って区切ってあるだけの《作品》だが、

その映像を観ながら、

私は久々に、ときめいた。

人は見えない物を見ようとする性質があるらしい…

不思議なことに、

映像の中の、その四角く囲まれた場所だけが、
凝縮された特別な空間の様に思えた。


四角い場所といえば、

シチリア島にある紀元前に建てられた神殿も、四角で囲まれている…

誰を祀ったものかわからないC神殿などは、
その四角い空間で、かつて多くの神事が執り行われ、人々が祈った。

遥か昔に造られた遺跡ではあっても、

それらの映像をじっと眺めていると、

そこで祈っていた人たちの念のような物が残っているように思えてならない。

薄い衣を身に纏ったギリシャ彫刻のような人々の姿を想像するのも楽しい。

…で、

例の《目に見えない彫刻》だが、

あそこに何が見えるのか?

四角いテープの空間には、


見る者によって、
見る日によって
見る時によって

様々に見えるものが変化するのが面白い。

見方によってはバカバカしく思える日もあるかも知れないが、

コレぞ、

まさに芸術ではないか。

(⌒-⌒; )




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終い忘れたか

2021-06-02 17:56:00 | Diary
玄関を出たところで

思わず立ち止まった…


(な、何なん??)

(何でこんな所におるん?)







小さくて見えなかった…

どうして…こんな姿になったのか。

(ー ー;)


きっと片付けようとして、
物置の段ボールから出した後で、しまい忘れたのだ。



どうすべきか。

ここまま魔除けとして置いておくか。

それとも、

人形供養にでも出すべきか。


それにしても、
こんなに変わり果てた姿になるなんて


ヨーダ…よ、

ゴメン(涙)













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映画の世界観

2021-06-01 06:22:00 | Diary
珍しく都内の息子からの電話。

どうやら、また耳鳴りが強くなったらしい…

都内は降っていないと言っていたが、
こっちは雷雨だ。

息子のマンションから歩いて数分の散歩コースから見える選手村は、

息子曰く、
「あそこは何の変哲もないタダのコンクリート群」なのだそうだ。

一番気に入っていた晴海埠頭の風景も消えたと嘆く…

「今は立ち入り禁止だよ」

と憤る。

息子の住む賃貸マンションも便乗値上げで
昨年から1年ごとの更新になったらしい。


しかも昨年は外壁の塗装工事で悩まされ

今は水道管工事の音で悩まされていると言う…

「リモートワークじゃない方が楽だよ」

と、タイミングの悪さをグチる。

そばにいた夫に電話を代わると、

酔っ払った夫が、また変なことを言い始めた。

「◯◯の住んでる所は《タクシードライバー》で、オレたちが住んでいる場所は《ベイブ》なんだよ」

と。

意味不明だが、

夫が言いたいのは、

映画の中の世界観だ。

アスファルトから蒸気が立ち昇っていくような都会の風景と、

自然に囲まれた長閑な田舎の風景の違い…

「誰だっけ、…そうだそうだ、ロバート・デ・ニーロだったな」

と話し始めた。

息子と夫の共通の趣味である映画の話をし始めると長くなるのは、いつものことだ。

再び代わって

「クルエラ行くの?」

と訊けば、

「ディズニープラスでやってるよ」

と言う

なるほど、

わざわざ映画館に行かなくとも配信で新作映画も観られるのだ。

映画館はますます苦境に立たされるわけだ。


エマ・ストーンのヴィランも観たいが、

我が家には映画の世界感そのもののHalもいる。

Halを見ながら、夫も私もつくづく思うのだ。

《ベイブ》の世界で暮らすほうが自分たちに似合っている…

と。

写真はカミナリに怯えてピアノの下に隠れたHal。



















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