声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

3年ぶりの歌手活動

2022-10-16 17:46:00 | 音楽

5月に賛助出演したコンサートのDVDが届いた。


自分の映ったビデオを見るのは勇気が要る。

これは今に始まった事ではない。


怖いけれど見たい、見たいけれど怖い…

夫が見たら、何と言うだろう…


「オマエ、老けたなぁ」とか、

「歌がイマイチだなぁ」とか


辛口評価がくるのが予想できるだけに…

怖い。


とりあえず、

PCで音を確かめてから、

TVの大画面に繋いで聴くことに…。


やはり、大画面のほうがステージの臨場感が伝わってくる。


1部が終わって2部が始まった…

次は自分の出番だ。


下手から出てくる自分の姿にドキドキする。


歩きながら観客に向けて愛想笑いをしている…昔からのクセだ。

今の仕事でも、そうやって自分を落ち着かせてきた。


それにしても、年取ったもんだ。

ロングだと安心していられるが、流石にアップはキツい。


白内障術後10日目だったせいで、アイメイクはシャドウのみ、目の周りに疲れが出ている。

クマもはっきり見える。


せめてステージ用のファンデーションにすればよかった…と後悔する。


しかし、

(待てよ、実際のステージでは観客に顔なんて、ほとんど見えないのだ…)と気づく。


大事なのは歌だ。


風呂上がりの夫がビール片手にやってきた。


何を言われるか…ヒヤヒヤしながら見ていると、


「へぇ〜、オマエ、しっかり歌手やってるじゃないか!」


と笑った。


(コレは褒め言葉なのかな?)


そもそも定演に出演させて貰えるなんて異例のことだ。


主催者の方々の気遣いに心から感謝したい。


楽悠の皆さま、

ありがとうございました!





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本当に必要な場所へ

2022-10-15 14:45:00 | 報道 ニュース ワイドショー
余ったサツマイモで、甘くないスイーツを作っていると

家電に着信があった。

覚えのない番号だが、自治会の人かも知れない…何事だろうかと出てみると

『お忙しいところ申し訳ありません…』

とマニュアルを読んでいるようなトーンの年配女性の声、

『ワタクシ、〇〇結婚相談所の者ですが
息子さんは独身でしょうか?』

と訊かれた。

ウソがつけない私は
「独身ですが、県外にいるので帰って来られないんですよね!」

と答えると、
すんなり『失礼しました』と言って終わった。

たぶん、私と同世代の人だな。

色々な仕事があるけれど、この手の勧誘電話をかけて、成果はあるのだろうか?

もし興味を示すような答え方をすればパンプレットを送ってくれるらしい。

『余計なお世話だ』と言わんばかりの不快そうな息子の顔が浮かぶ。

結婚に興味がない息子と、
結婚を勧められない母親…

少子化に歯止めがかからないワケだ。
(-。-;

そういえば昨日の収録前、
少し早く着き過ぎたので車載TVをつけると、
保育現場の課題となっている人手不足を取り上げていた…

2歳児は保育士1人で6人
0歳児は保育士1人で3人をみる…らしい。

誰が決めたのだろう。

この人数を満たすことが条件で、保育所やこども園は成り立っているらしいが、
どう考えても無理があるようにしか思えない。

0才から2才までの子育て世帯に5万円の給付金を配る案があるらしいが、

それよりも保育の現場の人員を増やす方が先決問題ではなかろうか…。

本当に必要な場所を手厚くしない限り、
現状は変わらない。

子どもに関する事件や事故のニュースが続く…
通園バスに安全装置をつけるだけで一件落着ではない。

働き方改革は保育の現場にこそ必要だ。
人手不足を解消するために潜在保育士の復職を促す事だ。
そのために時給を増やすことは必須だ。

予算をつけるなら、そこではないのか?

選挙ありきのばら撒きは、もうウンザリだ。

( ̄^ ̄)










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想像の世界で遊ぶこと

2022-10-15 09:02:00 | ナレーション ボイストレーニング

昨晩は市の児童文化センターで
プラネタリウム番組の収録。

来年の5月に投影予定の星座の話と天文学シリーズの二本立て。

ミクロネシアの神話に基づいた星座の話で、
台本をもらった直後、てっきり《ばぁば》の役を担当するのだろうと思っていたら、

マウィという主人公の少年の役…。
意外な配役に少し驚いたが、
久々に我を忘れて、わんぱくな少年を演じた…。

終わってから、
演劇クラブの小学生の女の子から

「すごく、じょうずですね。どうしたら、そんなになれますか?」

と質問された。

「あなたの6倍生きてるからね!
長く生きていると、色んな役になれるのよ」
と答えた。

変な答えだなぁ…と思いつつも
言った後で自分の言葉を反芻してみた。

やはり様々な経験は、声の仕事には欠かせない。
子供の頃から映画やTVアニメ、大人になってからはいろいろな芝居や演劇を観てきた。

声だけで演じるのではなく、
顔はもちろん、心と体で表現する事が《役に成りきる》ためには必要だ。

恥ずかしいと思っているうちは、まだ自分を捨て切れていない証拠、

なりふり構わず自分とは別人格のキャラクターの気持ちに成り切る…

それができるかどうかだと思っている…

これまでに、様々なキャラクターを演じてきたが、

恐ろしいキマエラのような怪物であろうが、
狩猟と月の女神アルテミスであろうが
平気で友だちを裏切るずる賢い狐であろうが、
私の頭の中では、全て具現化されている…

それは恐らく、過去に読んだ本のおかげでもある。
ギリシャ神話やイソップ物語、
中国の怪奇談《聊斎志異》には子供の頃から親しんだ。

現実には存在しない妖怪たちとも想像力の世界で自由に動かして遊んでいた。

思えば、外で遊ぶより部屋の中で本を読んだり絵を描いたり…独り遊びするのが好きな子供だった。

昨日、一緒に収録した、もう1人の出演者の女子中学生は、小学生の頃から優れた表現力を持っていたが、
彼女はきっと本が好きだ。

読書量は、声の仕事にも影響する…と私は思う。

声優でなくても、アナウンスやナレーション全てに共通している事だ。

文学作品だけじゃなくても漫画だって何だっていいのだ。

漫画といえば昨日、収録した児童文化センターで面白いモノを見つけた




なるほど…
目の表情にも色々とあるワケだ。

ナットク!


トップと下の画像は現在投影中の番組。


しかし、 
イプシロンは残念だったなぁ…。




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最期のその日まで

2022-10-12 11:17:00 | Diary
昨夕の空を見ながら

(いったい何が起こったのだろう…)

と恐怖に似た感情が湧き起こった。

コレは自然の現象なのか?

それとも、
午前中に戦闘機が上空を飛んでいたが、そのせいだろうか?

知識の乏しいアタマであれこれ考える。

世の中が平穏なら違う見方をするのだろうが、
現状のように世の中が不穏だと自然現象も不気味に思えてくる。

かつて盛んに使われていた《安心安全》のフレーズは、私の中では、もうとっくに過去のものになった。(~_~;)

上空から身を守るには、
地下に潜る事だと言うが地下鉄のない田舎ではムリだ。

露大統領がポセイドンを使ったら500mの津波が来るらしい。

南海トラフを想定した高所避難だって役に立たないだろう…

逃げ場はないのだ。

その昔、
私がまだ小学生だった頃、隕石が地球に衝突するかもしれない…という騒ぎがあった。

その時の母の言葉が忘れられない。

「ジタバタしても仕方ないよ、みんな一瞬で死ぬんだから」

世の中には自分の力ではどうにもできない事がある、
どうなるかわからない事を考えたって仕方がない…
そんな事を母から教えられた。

いわゆる、ケセラセラだ。


昨夜、オンラインで様々なフリーランスの生き方を取り上げる出版社主催のセミナーに参加したが、

夕方の雲に《世界の終わり》感を抱いて不安になっていた自分が

前向きで充実した生き方を実践している人の話を聞いて、
少しだけ前向きな気分になれた。

趣味でも遊びでもささやかな愉しみを見つけて日々、生きていければいいのだ。

私も健康でいる時間をなるべく長く維持できるよう気をつけたい…

最期のその日まで。




北原白秋「邪宗門」より、十月の顔


















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ご褒美のアップルパイ

2022-10-11 11:27:00 | Diary
これまで随分と損をしてきたなぁ…と思う。

この歳になってようやく気がついた時は、もう遅かった。
(^_^;)


代講のオンライン研修の仕事を受けておきながら、
私を推薦してくれた先輩講師に

「自信ないんですよね」と、
漏らした一言で仕事が無くなった。

代講という性格上、先輩講師に気を遣ったつもりで言ったのだが、
それがどうやら上に伝わって、打合せを済ませた後になってから他の講師に変更された。

別にやりたい仕事ではなかったが、1週間前のドタキャンは痛かった。

苦い経験だった…
(~_~;)

だが、よくよく考えると原因は自分にある。

私はこれまで自分を売り込むことをしなかった。

官公庁の仕事では過去にどれだけの仕事をやったかを書いて提出させられる事があるが、
公表できるものとできないものがある。

民間企業については、公表できない事が多い。
講師の守秘義務に関わってくるからだ。

20年もやっていれば、
住宅、車、保険、運送、IT、医療介護関係、冠婚葬祭業、教育業界、製造業、観光業…
ほぼ全業種のマナーやコミュニケーション研修を担当してきたが、

自分の得意分野は何かと訊かれて胸を張って言えるものは、
《講師自身の失敗経験を活かした肩の凝らないセミナー》という事ぐらいか。

とは言え、目まぐるしく変わっていく昨今において、
コミュニケーションの仕方は常にフレキシブルな対応が求められる。

そのため、過去に使った資料なんて役に立たないし、
同じ受講者だって時が変われば、内容も変えていくのが当たり前、
常に新しいネタを仕入れておかねばならない。
このブログに記している失敗談も実は仕事のネタである。

仕事に対する真摯な姿勢だけは貫きたいが、
代講を受けていながらドタキャンされたように、
時として、私のようなタイプの日本人は、この時代には生きづらい…。

(−_−;)

思えば、
幼少期から明治生まれの祖母に

「能ある鷹は爪を隠す」
「武士は食わねど高楊枝」
「謙遜は美徳」

と叩き込まれて育った。

そのせいか他人から褒められても、

(コレはお世辞だ)
(褒め癖がある人だな)

と思って素直に喜べない…。
ずっと、そう思って生きてきた。

だから当然、自己肯定感は低くなる。
自己PRが苦手なのも、そのせいだ。

長男は今勤めているIT企業の面接試験を受けたとき、
「オレ、自己PRができなかったんだよなぁ」
とボヤいていたが、それは間違いなく私のせいだ。

そろそろ変わらなきゃなぁ…
たまには自分を誉めてやろう。

昨日のブログに、クライアントから言われて嬉しかった事を久々に書いた。

(読んで不快になった人はいないだろうか…
自慢話に思えたとしたらイヤだなぁ)

書きながら、そう思ったが

素直に嬉しかったし、
(もしクライアントが読んでくれたら嬉しいなぁ…)
と言う思いもあった。

素直に喜ぶ気持ちも持っていたいと思った。

そして、
(別に炎上したっていいではないか。
炎上するほどSNSのフォロワーもいないし…)
と思ってFacebookにもLINKした。

(どうせ、みんな読まないし…)

そう思いつつ…

今日は、とりあえず自分へのご褒美のアップルパイを食べよう。














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Halは、まるで芸能人並みだ

2022-10-11 10:00:00 | 大型犬との生活
少し落ち着いたと思ったら、
またずれ始めた…

今朝は3:40に起こされて敷地地内をそそくさと用足して帰ってきたと思ったら
すぐにリビングテーブルの下のホットカーペットで再びイビキをかき始めた。

原因は多分、夕ご飯をドライフードから缶詰に変えたせいだ。

犬の体内時計は正確だと思っていたが、
ちょっとした事で狂ってしまうようだ。
食餌の時間は変わらないのにウ◯チの時間が大幅にズレてしまっている。

Halは「オイラしっぱいしないよ」とでも言うように、
近くで寝ている私の手や足を鼻先でツンツン突いて起こしてくれるが、

流石に真っ暗な中を、
左手でリードを持ち懐中電灯で照らしながら、右手でブツを拾うのはタイヘンだ。

傾斜地に建つ我が家の敷地内である。

3日前は、
バランスを崩して、よろけそうになり
危うくブツの真ん中に顔から突っ伏しそうになった…

(~_~;)

サッサと用を足して早く家に帰りたいHalはリードを思いっきり引っ張るが、
いくら敷地内であっても、リードなしではイノシシが入ってきた時のことを考えると怖い。

やっぱり、夜明け前の散歩は避けたいなぁ…。


夫はHalを疲れさせれば夜もよく寝てくれるだろうと、
できるだけ歩く距離を長くするよう犬連れokの場所を選んでドライブ散歩に行くのだが、
例えば軽井沢などの犬連れの多い観光地ではサッサと歩けないし、距離は長くても思ったほど疲れないようだ。

そのうえ、行く先々で
「わーっ、ダルメシアン」
「可愛い」
…と通りすがりに声をかけてくれる若い女性たちのグループが何組もいて、

その度にHalも、自分のことを笑顔で見てくれるのがわかるらしく別犬のように顔が和む。

夫は、
「芸能人並みだよな」と笑うが、
Halはどこへ行っても人気者だ。

それが夫や私にとっては気分転換にもなるし、Halのおかげで楽しく過ごせることも多い。

先週初めて行ったカフェでも
女性スタッフから
「この前もいらっしゃっていましたよね」
と訊かれたが、
我々夫婦ではなくHalを覚えてくれているのだ。

お芋のソフトクリーム専門店では、
外で待つHalのために
《揚げていないさつまいもチップス》の試食品をもらった。

今日からの外国人観光客受け入れ緩和で、
これからクリスマスシーズンまでの軽井沢は、人も増えてくるだろうが、

どうなるかなぁ…これからの犬連れドライブ。

ミニバン用の冬タイヤ買わないと行けないよなぁ…。













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ナレーター冥利に尽きる

2022-10-10 07:53:00 | ナレーション ボイストレーニング
音楽に関する仕事がやりたいと言う思いで
この世界に飛び込んだ。

とは言え、
思うように望む仕事が入ってくる…なんて、そんな甘いものではない。

地方局の新人アナウンサー時代に地元のオーケストラの定演でプロコフィエフの《ピーターとおおかみ》のナレーションを依頼された事があった。

実はコレが1番、やりたかった仕事で、
この時は本当に嬉しかったし楽しかった。

ここ数年、影ナレの仕事で音楽関係のナレーションの依頼を受けることが増えた。

昨日も20年前から縁あって続けている地元新聞社と邦楽協会の主催する定演のナレーションの仕事だったが、

聞けば長年使用してきたホールが閉館になったと言う。

(今回使用するホールのナレーションブースの場所はどこにあったっけ?)

…と心配しながら会場入りすると、

十分に原稿が置ける広さとライト、
それにいつもの邦楽専門のQ出しのスタッフがついてくれると言う。

まずはひと安心。

安心して気持ちに余裕ができたせいか、
私は、ここで自分を試される場面を作ってしまった…

…と言うのは、作らない選択肢もあったからだ。

東音会の方が多く出演される最初の演目で
長いナレーションがあった。

新曲「浦島」の歌詞の部分だ。

全部読むと出演者が板付いてから5分間のナレーション…

出番の前に、代表者に相談すると

「あら読んでくださるの?別に歌詞の部分は読まなくてもいいけれど…」

と言われたのだが、新聞社の担当者からは読むように言われている。

「読むものと思い込んで一応、練習はしてきましたが…」と言うと

「そうなの、じゃ読んでくださる?」
とのこと。

「youtubeで聴きながら読み方を確認させていただいたのですが…」

と前置きして幾つか確認すると、
「あら〜、その通りよ、すごいわね!」
と驚かれた。

(いやいや、それフツーだから)

内心そう思いつつ、

(あぁ、こりゃ絶対に失敗できないや)

と後悔。

自分でやります、と言った以上、
一度でも噛むわけにはいかないし、当然失敗はできない。

ヘタすりゃ《墓穴を掘る》のパターンだ。

だけど、準備はしてきた。

主催団体からも1ヶ月前に台本とプログラムを送ってもらっている。

(ここで勝負に出ないで、どうする?)

ナレーションは演奏前の会場の雰囲気を作るためにある。
それに応えなくてはいけないのだ。

敢えて難しい歌詞を読む事に挑戦した。

本番が終わって、
代表者が来てひと言「よかったわよ!」
と声をかけてくださった。

ホッとした。
第一の難関をクリアできたと思った。

その後も、
今年は何故か歌詞のナレーションが多くて、緊張の連続だった。

一字一句を丁寧に、曲調に合わせて明暗を使い分けながら読んだ。

知らない曲はyoutubeで探したり、
曲解説を読んで調べたのが役立った。

(もう、今回で最後かも)

と思いながら終了のナレーションを読み終わった直後、

「来年は10月1日だからお願いね!」

と担当者から声をかけられた。

先のことはわからない。

返事に迷っていると、
「あなたが読むと格調高くなるのよ、だからお願い!」

と笑いながら言う。

上手いとか下手とかではなく「格調高い」
と言われたのは初めてだ。

なんだろう…。

実母がずっと日舞をやっていて子供の頃から邦楽に馴染んでいたことなどが少しは役立っているのだろうか?

一応、プロで永くやっているのだからナレーションはできて当たり前だし、

直接褒められることも全くないわけではないが、
昨日の一言は特に嬉しかった。

敢えてチャレンジして良かったと思う…

まさにナレーター冥利に尽きるとはこう言うことなのだな。

しかし、
コレは稀なケースだ。

主催団体が早めに原稿を送ってくれたからこそ準備ができたおかげだ。

年齢を理由にはしたくないが
声も滑舌も訓練しないと年齢とともに衰えていく…

プロであっても、
ナレーションを上手く読むには十分な準備と整った環境が必要なのだ。

これからは、今まで以上に一つ一つの仕事を丁寧にこなしていきたい、

そう心に決めた瞬間だった。









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平井康三郎先生との思い出

2022-10-10 06:15:00 | 音楽

今年の11月30日で平井康三郎先生が亡くなられて20年になる。

先生がお元気だった頃、
久々に郷里に帰省されるというのでインタビューをさせて貰った事があった…

超多忙なスケジュールで時間が取れない中、
空港から移動中の車の中でお話を聞く予定だったが、
案の定お疲れのご様子で、
最初のうち康三郎先生、全く口を開いてくださらない。

後部座席で先生の隣に座った私、
(ありきたりの質問に不機嫌になられたのかなぁ)
とビクビクしつつ、

思い切って、学生時代に少しだけお世話になった三枝貴美子先生の事を話した途端、
康三郎先生のお顔がパッと笑顔になった。

そこからは話が弾んで、三枝先生のお話やら音楽のエピソードで盛り上がり、
目的地までずっと喋りっぱなし…

おかげさまで収録も無事に終わってホッとした事を思い出す。

この写真は収録後の上機嫌の平井康三郎先生との記念の一枚。

その節は大変お世話になりました。





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雨の中のピエール

2022-10-07 10:44:00 | 大型犬との生活
朝から雨。
庭の片隅でピエール・ドゥ・ロンサールが一輪だけ咲いている。

簡易ベッドに少し慣れてきたせいか、
昨夜は9:40〜3:00までは熟睡できた。

3時過ぎにHalに起こされて散歩し、
帰ってきて6時まで寝る。

Halと外猫たちに朝ごはんを食べさせて
再び寝て起きると朝ドラが終わる時間だった。

Halのそばで寝るようになって2日、
ようやくHalが落ち着いてきた。

夜中にバタバタ動き回ることもなく寝てくれるようになった。

寒さに弱いダルメシアンには、寒さと乾燥は大敵だ。
昨日からホットカーペットを出して、そこにHal専用の毛布を置くと、
すぐに独り占めして、眠り始めた。



安心しきった顔に、ホッとする。

夫曰く、
「これじゃ誰も呼べないけれどな」

リビングのテーブル下を占領され、部屋の中は犬小屋状態だが、
環境を整えてやることで問題行動も起こさなくなるようだ。

朝ドラでは、親の過保護が子供の人格形成に大きく影響するような事を言っていたが、

犬の場合にも当てはまるのかな?

但し、我が家の場合は、Halが元保護犬でナーバスな性格ということもあって、立場が逆なのかもしれない。

Halが落ち着くと私も落ち着く。

昨夜は久々によく眠れたので、私自身の気持ちも何となく前向きになれた。

明日明後日とコンサートの仕事が続く。

夫にHalを頼んで、2日間留守にする。

私にベッタリだったHalが、どう変わるかな?

鼻の傷も少しずつ良くなっているみたい…









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着替えが間に合わない

2022-10-06 10:16:00 | Diary
不定愁訴のせいなのかリアルな夢を見る。

普通は目覚めた後に忘れるものらしいが、
私の場合は、いつまでも気になる事が多い。

一昨日も、仕事でミスする夢を見た。
ミスとは言っても、着替えが手間取って本番に間に合わない…そんな夢だ。

最初は、スーツの下に着たインナーのブラウスの色が気に入らない…というところから始まった。

薄いベージュのスーツの中に妙な緑の蛍光色のブラウスを着ていた。
インナーだけが浮いていて変だと思って着替え始めた。

もう本番の時間なのに私は控室でモタモタしていた。

主催者が覗きに来て、
「まだ大丈夫ですよ」と言う。

その言葉に甘えて、
相変わらずゆっくり着る物を選んでいる…

最後は、黒のタートルネックのセーターを1番下に着て、
その上に白いU首のカットソー?
そのまた上にグリーンのブラウスという不思議なコーディネートを鏡に映しながら

(コレ絶対に変だ)

と悩んでいる自分がいた。

主催者が来て
「もう前半が終わったので、第三部だけお願いします」
と言う…

その言葉に、
(自分はもう必要ないってこと?)

と落ち込んでいた。

夢なのに、いつもと違うのは
ストーリーとして成立している事だ。

以前も着替えが間に合わない夢は見たが、
一昨日の夢ほどのリアルさはなかった。

なぜ、あんな夢を見たのだろう?
と考えたら

寝る直前に読んだ本のことを思い出した。
角田光代さんの短編だ。

長い題名だったが話は短かった。

失恋して仕事をやめた元派遣社員の女性が何もかも辞めて部屋に引きこもっている…
仕事をしている時はオシャレに気を遣っていたのに引きこもってからはジャージを着ている…そこへ弟が心配してやって来てドライブに誘う…
ジャージ姿のまま弟とドライブするうちに家族と過ごした昔を思い出し、
少しずつ気分が前向きに変化して行く…そんなストーリーだった。

その中の《着替えるのが面倒くさい》という点で妙に共感した。

アレコレ考えるのが面倒くさい。
私も今、まさにそれだ。

週末はコンサートの仕事が2日続く。

夢と違って着替え用の控室もいらないし、
顔出しのないナレーターは別に何を着ても良さそうだけれど、服装は大事だ。

私のような不器用な人間は特に…
影ナレであっても服装は声にも読みにも影響する。

出かける前に着替えに時間をかけないようスーツの中に何を着るか、
今から組み合わせてハンガーにセットしておこう。






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