海に行くには遅かったので山をとりあえずめざしました。最初に腹ごしらえにCafe・Couwaに行きました。店の前で.....なにか違うかな.....と三人顔を見合わせたのですが おなかがすいていたので入りました。
店内は昭和を模したレトロな雰囲気....テーブルは古いミシンだったり 椅子もコップもマチマチ.....椅子はたいそうすわり心地がよかったです。アボガド・サーモン丼はサラダほうれんそうと水菜の山のなかにサーモンが隠れていました。付け合せは再考を要します。コーヒーはおいしかったです。キッシュはクリーミーで素晴らしかった。
そこここにアンティークなケースに入った本がどうぞお読みください...という感じでおかれているのですが、車輪の下、誰がために鐘はなる、井伏鱒二の黒い雨......ランチにきたひとが読む本とは思えず、無頓着なのか本自体が装飾の一部なのか....よくわかりません。今風でおしゃれですが統一感に欠けるというか、なにか根本的なものが欠けているような気がしました.......そうだ セットみたいなうそっぽさといったらいいかしら.....店内は若い人たちのおしゃべりでにぎやかでした。若いひとたち向きかもしれません。
気をとりなおしてコンビニにまわり 東松山に向かいます。途中鷲神社というちいさなお社にご参拝しました。ここもみたらいの水は涸れ、御奉納箱もありません。瓦もはずれかけていて神さまに申し訳なく思いました。
市野川にさしかかったとき、景色に惹かれ土手を走りました。次第に道は細くなります。左は川 右手は水田 転落したらアウト!! 前に進むしかありません。ところが無情にも「この先 工事中につき 通り抜けできません」の立て札。....看板 もうすこし前に出してね..お願いだから。おー! 高速より怖いバック走行で戻るしかない。夕暮れの灰色の空が茫漠とひろがり.......子どもみたいに怖かった......内心は。
バックミラーを注視しつつジリジリと30分後退.....細い分岐点をみつけ 下り坂をバックして方向転換しようとしたら、車体が乗り上げてしまった。あぁ どうすればいいの!? 転がり落ちそう 万事休す 車を降りて助けをもとめると 農家のおじいさん 釣りにきたおにいさんが助けてくれた!! ありがたし、ありがたし。やれやれとすっかり暗くなった33号線を走ると 妙な音がする 異様な臭い 車から白煙があがってる。
JAFにTELするまえに懇意の自動車やさんにTELで聞いてみたら 「エンジンブレーキは?」 .....かけっぱなしで走ってた。....猪突猛進.....前に進むしかできないんだな.....とイタク反省しました。でも 心をあらわれるようなことやあっと驚くようなスポットにたどりつくこともよくあることで 行き当たりばったり 前に進むだけのこのスタイルは変えられそうもありません。
このとき駐車場に止めさせていただいた 北本市のケーキショップ ナナ」さんのケーキはとてもおいしかったです。プリンお勧めです。アップテンポでこの先行き止まりだよ...と教えてくれたおじいさん 脱出するまで見守ってくれてありがとう。いやな顔ひとつせず 代わりにハンドルをにぎってくれたおにいさん ありがとう。
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