遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



            川上澄夫

かぜとなりたや

はつなつのかぜとなりたや

かのひとのまへにはだかり

かのひとのうしろよりふく

はつなつの はつなつの

かぜとなりたや

            伊東静雄

八月の石にすがりて、

さち多き蝶ぞ、いま、息たゆる。

わが運命(さだめ)を知りしのち、

たれかよくこの烈しき

夏の陽光のなかに生きむ。


沢の蛍           和泉式部


もの思えば 

    沢の蛍もわが身より

あくがれ出づる
         
       魂かとぞみる



ネロ ――― 愛された小さな犬に     谷川俊太郎

ネロ
もうじき又夏がやってくる
   お前の舌
   お前の眼
   お前の昼寝姿が
   今はっきりと僕の前によみがえる
お前はたった二回程夏を知っただけだった
僕はもう十八回の夏を知っている
そして今僕は自分のや又自分のでないいろいろの夏を思い出している
   メゾンラフィットの夏
   淀の夏
   ウイリアムスバーグ橋の夏
   オランの夏
そして僕は考える
   人間はいったいもう何回位の夏を知っているのだろうかと 
   
ネロ
もうじき又夏がやってくる
   しかしそれはお前のいた夏ではない
   又別の夏
   全く別の夏なのだ
   新しい夏がやってくる
   そして新しいいろいろのことを僕は知ってゆく
   美しいこと みにくいこと 僕を元気づけてくれるようなこと 僕をかなしくするよ
   うなこと
そして僕は質問する
   いったい何だろう
   いったい何故だろう
   いったいどうするべきなのだろうと


ネロ
お前は死んだ
誰にも知れないようにひとりで遠くへ行って
   お前の声
   お前の感触
   お前の気持までもが
   今はっきりと僕の前によみがえる
しかしネロ
もうじきまた夏がやってくる
新しい無限に広い夏がやってくる

そして
僕はやっぱり歩いてゆくだろう
   新しい夏をむかえ 秋をむかえ 冬をむかえ
   春をむかえ 更に新しい夏を期待して
   すべての新しいことを知るために
そして
すべての僕の質問に自ら答えるために
                            
           『二十億光年の孤独』










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以下 抜粋

日に3時間以上座っていると余命は2年ほど縮む可能性がある

日に2時間以上テレビを見ていると、状況が悪化し、余命がさらに1.4年縮みかねないという。研究は、約16万7000人を対象に4~14年間にわたり実施した5つの調査を分析したもの。

日に4時間以上テレビを見ると回答した人々は、2時間以下と答えた人々より何らかの原因で死亡する確率が46%高いことを発見した。

さらに、日に4時間以上テレビを見ている人々は心疾患で死亡する確率が80%も高かった。
以上



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