音楽の喜び フルートとともに

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クリスマスコンサート日和

2010-12-22 21:19:32 | コンサート

今日は、ピアノのSさん、ソプラノのKさんとフルートの私とで、クリスマスコンサートが二つ。
午前中は、氷室の就学前の子どもたちの養護施設で、午後は津田の老健施設でのコンサートです。

Kさんは、音楽療法士でもあり、毎週これらの施設に通って、セッションしています。クリスマスなので、今回は特別企画でコンサート。で、近所に住む私達にお声が掛かりました。

ピアノもないので、電子ピアノとアンプを持ち込みました。
ドレスも必須、Kさんによると、子ども達は、ドレスが大好きだし、施設に入ったまま、どこにも外出しない方もいらっしゃるので、華やかな空気を感じさせる小道具も大切だそう。
オペラの人は衣装も楽器のうち。私の地味目な衣装は却下され、一番派手なものが採用。今回はドレスをトレードして、私のモノトーンのドレスをKさんが、私はKさんのスパンコール付きのピンクのドレス。
「ひぇ~!」と思ったけれど、カブリモノをするのと同じ。ピンクのカチューシャをつけて白雪姫になりきるおばさん。

朝の子ども達は、「シバの女王の入場」や、「星に願いを」、Kさんの「朝の歌」なんていう、しっとりした曲も、本当に静かに聴いてくれました。「サンタルチア」「崖の上のポニョ」は手拍子して大合唱。「赤鼻のトナカイさん」を演奏する頃には、フルートを置いて、Kさんと一緒に歌いながら、子ども達を連れ出して輪になってみんなで踊りました。

職員の方が、後で、重度の障害のこどもさんがいたのですが、いつもは首が左に傾いたままなのに、音を追いかけて、こちらの方を向いていたり、別の子どもは、普段は話さない、笑わないのに、音が聴こえだすと、ほほえんでいたそうです。他の子ども達も、本当に楽しそうで、コンサートに行くと、音楽の持っている力を感じて、私が幸せになります。

午後からは、もっと落ち着いたプログラム。
メンデルスゾーンの春の歌や、歌の翼、Kさんは宵待草、霧と話した、初恋。
日本語の歌詞が心に沁み込むのは、やはり格別です。
最後は、日本の四季の歌のメドレー「花」「夏の思い出」「赤とんぼ」「雪」「ふるさと」が、次々に出てきて、歌ったり、手拍子してくださったり。本当に楽しかった。

音楽の神様に感謝。