音楽の喜び フルートとともに

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千人の月見の宴本番。

2017-10-04 22:58:49 | コンサート

千人の月見の宴、リハーサル。
快晴ですが、すごい風。
譜面台に楽譜を目玉クリップでつけようとしても、バタバタ動いてつけることができません。
足が短くてクリップが届きません。

やっと楽譜を置いたら、譜面台が頭から転倒。
困っていると、竜童さんの譜面台が…。

お借りしました。

しかしまだ難関。
風がひどすぎて、反対方向に向くしかありません。2人で向き合って合図するはずが、同じ方向に。

マイクに風の音が入り、音響さんが「マイクに近づいて、吹いて下さい。風の音しか拾えません。」
なるほど。マイクにも野外演奏にも全く慣れていません。

リハが終わってすぐ、自宅に帰って自主練。の予定でしたが、セリアで、洗濯ばさみを購入しました。
楽譜をとめるには、クリップでは充分ではなかったからです。

さて、帰って練習しているとYさんが、来てくれました。
浴衣を着付けてくれました。

準備完了。
お弁当を食べて、出発。

河川敷では、火入れの儀式が終わって、篝火の中、薪能がいよいよ始まりました。


黒塚。
最小の動きで舞われるのに、惹きつけられます。
狂言の部分は、打って変わって寝転がったり、飛び上がったり、ユーモラスです。

調伏のシーンでは、現代の演劇のようなスピードは無いのに、息を呑む緊迫感があります。
日本の伝統芸能の凄みに圧倒されました。


宇崎竜童さんのコンサートは打って変わって、熱い!
今日は気温が下がり、寒い。
浴衣でも寒いので、拍手したり、歌ったり、身体を動かしながら演奏されるのは助かります。
歌もギターもスタイリッシュでかっこよかった。70歳を過ぎておられるとはとても思えません!
人を惹きつける力もやはり並ではありませんでした。

最後のお見送りのフルートは、あれだけ荒れ狂っていた風は、おさまり。
しかし、譜面台はちゃんと用意して下さっていて、感激しました。
寒い中、朧月夜、月の光、月の沙漠、赤とんぼを聴いていただきました。

神戸からわざわざ来て下さったMさんからかわいいお花と、お菓子を頂きました。


本当にうれしくありがたかったです。

共演の伊澤隆志さん、スタッフのみなさん、お客さま寒い中、本当にお疲れ様でした。
感謝です。