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サムソンとデリラ

2019-03-15 22:26:43 | 近代

アルストロメリア、ユリズイセン科
インカの水仙と呼ばれていたのは、南米産のせいです。
日本には大正15年(1926年)に入ってきました。

今日のSさんのレッスンは、サンサーンスのオペラ「サムソンとデリラ」から、「あなたの声に心は開く」

聖書の士師記の中の物語。
紀元前のガザ、ペリシテ人に支配されたイスラエルの民との長い長い争いの物語の一部です。

初演はドイツだったのは、リストがこのオペラを気に入って後押ししたからだそうです。

あなたの声に心は開くは、イスラエルのサムソンがペリシテ人のデリラの誘惑に負けて、二人で歌う二重唱です。

この二段目のB♭♭の音。

これが新しい潮流。
サンサーンスらしい所です。
古典的な愛のうたではなく、デリラに偽りの誘惑による尋常でない盛り上がりであることを暗示しています。