合歓と書いて、ねむの木。オジギソウとも言います。子どもの頃、実家の庭に植えられていました。小さな木の内は葉に触れると二つに合わさり下に向くので、おもしろくて、しょっちゅう触って遊んでいました。花が咲いたのを見たことがなかったのは、触りすぎだったのかも。
誰かの前で演奏する。と言うことは、とても勇気がいります。
まだまだ演奏レベルが低いのに、演奏してもいいのか?
うまい人が五万といるのに、こんな私が演奏してもいいの?
そもそも自分がみんなの前に立つ資格があるのか?
まだ若過ぎる。年取りすぎている。音大でもない。コンクールで受賞もしていない。
音が小さすぎる。雑音が多すぎる。息が続かない。指が早く回らない。e.t.c...
確かにいろいろ人前で演奏しない言い分は、山ほど。
では、自分はどうなの?人が演奏しているのに
「こんなレベルでよく人前で演奏するな。」とか「音大も出ていないやつの演奏なんて聞けるか。」とか「受賞経験もないくせに」とか「音が小さすぎるからだめだ。」とか「雑音があるからだめ。」「あんなに年取ってて(若くって)よく人前で演奏できるよな。」
なんて、思いながら聴いているのかな?
完璧になってからでないと演奏できないのかな?完璧なんてあるのかな?
それなら、いったい誰だったら演奏する資格があるのかな?
そもそも「音楽をする=表現する=創造する」
ということを選んでいるものに、表現の質を問うことはあっても、誰かの
「表現すること自体を否定する。」
という姿勢が、赦されるとは到底思えないのです。たとえそれが自分であっても。
演奏して、失敗して、次はもっと良い演奏をする、と決意し、成長する。
一生、成長し続ける。唯一資格あるとすれば、それが、人前で演奏する資格だと思うのです。
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