音楽の喜び フルートとともに

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世界は美しい

2017-05-17 20:57:17 | 哲学

旧宅に帰ってみたら、掘ったらかしのバラが咲いていて、その横に羽化したばかりのアゲハチョウが。

なんなのだろう?
「世界は美しい、人生は甘美である。」
仏陀は正しい。
数ヶ月の生命の輝き。
こういう世界の美しさが感じられる限り、私は生きていける。

美しい音の中には、このような美しさが含まれていると、私は信じています。

心や身体を整えること、理不尽なことも多い世の中で、平和な心を保つのは大変ですが、そのような時にこそ美しい言動を選びたい…難しいですが。

いつか、どんな理不尽にも、愛を持って導き、相対せるようになりたいです。
音楽は、そのようなものだと思います。


知恩寺手づくり市

2017-05-16 21:08:41 | 手作り

15日、知恩寺手づくり市に行って来ました。
いつものお友だちmさんと、Gさんの他に、Gさんの娘さんYさんと生後2ヶ月のJくんも一緒に行きました。

いいお天気で暑かった。
気候が良くなると、人出も多いので出店される方も多く、品数もいつもより多く見えます。



抽選で出店者を決めているそうで、おめあてのかばん屋さんも落選されたのかこられていませんでした。残念。

最近生まれた友達のお孫さんの出産祝いを買いました。
スタイと小さめのタオル、木のおもちゃガラガラ。

ガラガラは赤ちゃんが口に入れても良い欅の木にビー玉を挟んで、もちろん手づくり!

後は、子育てサロンでできるかな?
はらぺこ青虫の指人形。

バッジをいくつか。
ラスクやざらめおかきも買いました。
いつもの陶器屋さんで、B品扱いの小皿を買いました。
「小さなお皿に少しずつ盛りたいから。」と言ったら、「いいですよ!彼がうんと出世したら価値がでますから!」と、店主が若ものを指差して言いました。
「そうなの!それなら、がんばってもらわなくっちや!」と言うと、照れたように「ありがとうございます。」と言ってくれました。

こういうやりとりが市の醍醐味です。


Jくんもおとなしく抱かれているうちに眠ってしまいました。
小さな赤ちゃんでもかぶれる帽子を見つけて、みんなで買いに行ったら、「孫が生まれてね。急に赤ちゃんのものを作りたくなっちゃってね。」と、そこの店主はニコニコ笑ってJくんに帽子を被せてくれました。

ものの向こうにある心が見え、その心がものを通して受け継がれたような気がする瞬間です。

手づくり市の後は、Gさん家族と別れ、mさんとお昼を食べて、


ゆっくりおしゃべりして、ノムラテーラーとイノブン、アニメート、ブックオフに寄って帰りました。
あーあ!堪能した!


調整

2017-05-15 21:58:26 | 音楽
土曜日は、楽器の調整会。

パウエルの14Kの頭部管に10Kシルバーキー。
本体は、もう15年以上使っています。
三年前に大きなメンテナンスをしましたが、以後は半年に一度。
その間に演奏会のある前や、調子の悪い時にちょこちょこみて頂いています。

Fキーを押さえると、3つのキーが一度に下がります。
ここのタンポのへこみ具合がどうしても均等には減りません。
隙間が開いたりすると、音が出にくくなるので、調整は欠かせません。自分でされる方もいますが、なかなか微妙な調整は難しいです。

信頼できるリペアマンはとても貴重です。
仕上がってからも、何度もEやF、F#の音程を確かめて微調整してもらっています。

ものづくりと音楽は一般に思われているより、とても近いのです。




サンクスマザーズデイ

2017-05-12 22:01:47 | 日記

サンクスマザーズデイというミニバラ。
ピアノのNさんのコンサートに出演させて頂いた時にいただきました。
毎年、この時期になるとたくさん花をつけてくれます。

母親になった時の感激。
我が子を抱いた時の喜び。
泣いた、笑った、寝返りできた。
熱出した。転んだ。立った、歩いた。
怒ったり、悲しんだり。

親になることを学びながら、一緒に育っていった気がします。
で、充分学んだのか?と言えば、まだまだ未熟なまま、子どもたちは成人してしまったような気もします。

成功したかとおもったら、大失敗だったり。
それでも、ずいぶん心配しましたが、今思えば、やっぱり幸せをいっぱいもらったような気がします。

サンクスマザーズデイは、私には、親にならせてくれてありがとうの日です。



故郷 六重奏

2017-05-11 19:33:34 | 音楽
風邪で、寝ているうちに花盛りになっていました。

懸案だったフルート六重奏「故郷」。
本当に片づけなくてはいけません。

「難しくしない。」という約束をしたので、ほとんど4分音符ですることにしました。

変化をつけるために、低音域デュオから始めることにしました。
1本入り、それから全員。

約束なので、少しややこしいオブリガードは、私が1本で吹くことにしましたが、他が厚いだけに、薄過ぎます。

仕方ないので8分音符で支えてもらうことにしました。

これだけでずいぶん違うと思います。

最後に
「アカペラ」というアプリで、吹き込んで試してみました。
無料なら、1分まで、4重奏を自分で重ねて録音できます。
故郷なら、半分ずつ。
おもしろいことができるようになったものです。
この前は、ボワモルティエのトリオを入れてみましたよ。もちろん1分だけですが。


ジャン フェランディス 聖なるメタモルフォーゼ J Sバッハへのオマージュ

2017-05-10 22:57:43 | コンサート
夕方から風邪も完治していないのでマスクしてお出かけ。

御堂筋を歩いてフェニックスホールで、

ジャン フェランディスフルートリサイタル。
ピアノはレラ カツァレヴァ
副題は〜聖なるメタモルフォーゼ。J.S.バッハへのオマージュ〜で、オールバッハ!!


他の人なら敬遠しますが、フェランディスだけは特別。
型にはまらない、歌うバッハ‼︎
泣いたり笑ったり、本当に表情豊かなバッハはおもしろかった💕

CDも買いました。

Nさんと会ってイタリアン食べて御堂筋をスキップして帰りました😊

八雲琴 二弦琴

2017-05-09 22:03:29 | 楽器

JR呉線は、瀬戸内海のすぐそばを通って行きます。
竹原市は三原と呉の間にある塩田で栄えた街です。
街並みを保存して小京都とも呼ばれているそうです。

福山の次男を訪れたついでに足を伸ばして竹原まで行きました。
そこの古民家で

二弦琴に会いました。
八雲琴二弦琴は、1820年出雲の国に始まり、古くは竹を2つに割った胴を使っていたそうですが、杉や桐を使うようになりました。
節が2つかいてあるのは、竹の名残りだそうです。

胴の裏側には、太陽と月の形の穴が開いています。
絹の糸が2本かかっていて、頭の部分で糸巻きがついていてそこで調弦します。



柱が2つついていて、左右につけ、その間
左手人差し指に嵌めた管で押さえて音程をつけ、右手の管で爪弾きます。

明治初期に隆盛を迎え、改良された東流の琴が現れ、廃れていきました。
大正琴の前身とも言われています。


竹原には3面の琴があることがわかっていましたがこの琴が笠井亭で見つかったのは、2003年のことです。

後の2面は、松坂亭で公開されていました。それも見てきました。

そこのお琴は、弾く人もなく、どんな音がしたのだろう?と思っていたら、You tubeで公開している人がいました。
二弦琴動画で検索すると出てきます。
興味のある人は探して見て下さい。



傘と楽譜

2017-05-08 20:10:07 | 日記

風邪が治りきらないうちに、あちこち歩き回って今日も昨日も寝ています。
こんなにひつこかったかな?
久しぶりに寝込みました。

おかげで仕事がたまっています。
子育てサロンの製作試作品を昨夜なんとか仕上げました。

「そんなん、やってるから治らないんじゃないか?」と、夫。
でも、作っとかないとみんな困るから。
「ふ〜ん。」
今回は作るのは簡単。


デコパージュ液をデコパージュペーパーに筆で塗って

ビニールにくっつけます。

裏側からもう一度、液を塗って

オリジナルビニール傘の出来上がり!
これをYさんが取りに来てくれたので。お願いしました。4月サロンは明日。
治る気がしないし、こどもにうつしたらたいへんなので、お願いしてYさんに託しました。
アイス持って来てくれました。
ありがたくて、うるうるしました。

それから、ボワモルティエのファゴット編曲。がんばってメッセンジャーで送ったのに、受け取れませんでしたって、もうだいぶ前に送ったのに今更!泣く(/ _ ; )

まあ、グループをやると熱意の温度差って必ずあります。仕方ない切り替えて、当日渡しても大丈夫でしょう。

しかし、いつも熱い方っていうことは、世間はもう少し薄いほうが渡りやすいんだろうな。

でも、いまさら変えられないやσ(^_^;)

もう1つ気になっている「故郷」フルート六重奏曲は、3分の1ほど作って気に入らなくてやり直し、また、0から3分の1まで来ました。
さて、これからどうするか?
また、熱出て来たかも。
長引くと嫌なので、寝ることにしました。

hightCの出し方

2017-05-05 22:32:50 | フルートレッスン
福山に来ています。
風邪ひいて絶不調ですが、次男と竹原を見て回りました。


古民家の屏風の中で

笛仙人に会いました。


hight Cの出し方ですが、まず運指。
Fの運指に左親指と右小指を離し、G#レバーを押さえるだけなのに?!

身体はガチガチに固まりこわばって動きません。
これはフルートという楽器の宿命です。
ピアノが、低音は左から高音へと決まっていて音の幅は、理論的に揃っていて、高い音の中に低い音が混ざっているわけではありません。

低音から順番に指を上げていき、高い音まで来たと思ったら、最高音域になると指は全く違う動きを始めます。

低音域や中音域ではほとんどなかったことです。

例えば、2階に行きながら、足は後ろに降りる動きをしながら、息は上に上がる動きをする。

最近、その難しさを脳科学的に解き明かした人がいます。ググって見てください。

フルートだけが難しいわけではありません。ピアノでは、右手2拍子、左手3拍子なんて曲はざらにあります。

ただ、高音は、中音域や低音域とちがって、運指を1音ずつ特別に意識的に練習する必要があるということを、知っているのと、いないとでは、その後が随分と違ってくるということをわかってもらいたいのです。

バロックの曲は、リコーダーのために書かれた曲をフルートで演奏することも多いので、ほとんど高音を使いません。曲をやっているうちに自然に高音の運指を覚えると言う事はほとんどないのです。

だから使わないかと言うと、フルートはオーケストラでは高音域の担当です。
また近代の曲ではhightDやEを演奏することもあります。

その時にその音だけを練習しても、なかなかうまくいきません。なので、普段から全ての音を鳴らす練習をすることが必要なのです。

そして全ての音からその音を出せなければ、その音を演奏できるとは言えないのです。

運指の難しさを書きました。
まず最初にするのは運指を覚えることです。その時に必ずしも音を出す必要はありません。

しかし、正確に押さえているかどうかが分かるためには、音が出るかを確かめなくてはいけません。

特にリングキーの場合はちゃんと押さえているように思えても隙間が空いていたりして、そのせいで、音が出ないことも多いのです。

まず指を正確に覚えた後は、ロングトーンでちゃんと押さえているかどうかを確かめましょう。

この段階で、音がでなければ次に行ってはいけません。

ちゃんと音が出るようになったら、隣の音を鳴らします。2音行ったり来たりして、なめらかに穏やかに指が動くようになったら、また隣の音と1音ずつ動かしましょう。
モイーズの「ソノリテについて」の跳躍の練習、「スケールと分散和音の練習」を1日1つずつで構いません。ゆっくりと確実にできるように練習しましょう。


感傷的なワルツ

2017-05-04 21:40:02 | フルートレッスン
今朝のレッスンは、チャイコフスキーの感傷的なワルツ

ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893)
原曲はピアノの曲で「6つの小品」作品51(1882年)

1.サロン風ワルツ
2.少し踊るようなポルカ
3.メヌエット(スケルツォオーソ)
4.ナタ・ワルツ(第2稿)
5.ロマンス・ヘ長調
6.感傷的なワルツ

6番目の曲です。
ヴァイオリンや、チェロで演奏されることもあります。

三拍子は、日本の音楽にはほとんどありません。
ワルツと一口に言っても、ウィンナワルツとロシアのワルツ。それぞれ個性があります。
ウィンナワルツの三拍子は、四分音符で3拍書いてあっても、2拍目は少し前にとり、3拍目はあくまで軽く演奏されますが、ロシアのワルツは、3拍目を抜くようなことはありません。
しっかり、重々しく3拍を演奏します。

それにのる美しい旋律との対比が、迫ってくる哀しみ、感傷を呼ぶのです。

そしてこの曲のもう1つの特徴は、3拍目の付点8分音符と16分音符です。
試しにこれを8分音符2つで吹いて見ましょう。
美しいですが、次の音への圧力は減ります。
付点をつけると、怒涛のように次の音への圧力は引き締められ解き放たれます。

このワルツの特徴と付点を味わうことで、この曲がグッと深まっていきます。

それから、この曲の難関は、ハイCに続くカデンツァ。
この練習の仕方は、また明日。