音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

「美」

2019-12-03 22:43:29 | 哲学
父のショートステイ先。
お迎えに来てください。と言われて、 車で迎えに行くと 綺麗な施設でした。

絵が飾ってあったり

催しもいろいろ。
父を車に乗せるのに 女性職員の人が 呼んだ 大きな男性職員が手伝ってくれました。

ほとんど 車椅子から 持ち上げて 車に乗せました。

これは私にはできないなぁ。
食欲旺盛な父は 痩せてきたとはいえ 60 kg はあります。
少しでも自分で動いてもらわないと どうにもなりません。

高崎山の猿を思い出します。
動物の世界は弱肉強食と言われていますが、ボス猿ベンツが年老いて弱っていくと、ナンバー2のゾロメが、次のボスに おさまるのかと思いきや、 餌を持って行ったり毛づくろいしたり 下克上を狙う他の若い雄猿たちを押さえて ベンツの面倒を見ていたそうです。

猿の世界に人間的なものを投影しているのかもしれませんが、美しいと思いました。

こういう美しさは大事です。
私もできないことはできないけれど、助けたり助けてもらったりして、美しくありたいと思います。





ブルクハルトのRomanze

2019-12-02 23:18:53 | 名曲
いろいろあって、大慌てしたものの、結局は大したことではなかったのですが、約束に大穴を開けてしまいました。
本当に申し訳なくて、落ち込んでいます。

この時間はあっちであれを、次はあそこでこれを、それからここでこれ。
そして、全部違う仕事にイレギュラーが入って、
自分が対応しきれていなかったとあとになって反省しています。

今日はうって変わって静かな週明け。
落ち込んでいますが
気持ちを変えて、つぎの準備をするしかありません。

今月はクリスマスコンサートの準備と、ブルクハルトのセレナーデの第二楽章。

1945年に作曲されたせいか暗いです。
特に二楽章は、地を這うようなギターのトレモロがずっと続き…これにRomanzeと名付けるとは?



何を考えていたのでしょう?


Lentoは暗い中にも牧歌的な味わいのメロディ


が、それもすぐにAgitatoで、陰鬱なトレモロ。
フルートも一緒に、32分音符4つに、16分音符の3連譜が重なって足並みは揃いません。
そこにチラリと煌めく光のようなもの。

決して輝き続けることもなく、Lentoになり、暗いppで終わります。

ブルクハルトが何を 感じていたか分かりませんが、 大きな戦争で 絶滅の淵をさまよった 世界。

人が作り出す 醜悪な地獄の恐怖。

その経験の後では ロマンスも 以前の 無垢な喜びに満ちた ものでは無いんだよ。
とでも言いたかったような 気がします。