音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

伊藤公一 フルートリサイタル

2019-12-17 23:09:07 | コンサート

土曜日午後から、京都に移動。
伊藤公一先生のリサイタルでした。ピアニストは水野久美先生。

京都三条、十字屋さん。





レイナルド アーンは 1874年から 1947年 ベネズエラ生まれです。

初版は1906年。
近代ですが作風はロマン派。

フィリップ ゴーベール
ソナタ第1番。
正確な音程、技術。

前さんのインタビューがありました。
先生のフルート。
ムラマツの洋白から始まって、ヘインズから、今お使いのアルタスのpsとAlのオープンG#まで。

正確な音程のために70代に なってからオープン G シャープに変えられたこと など興味深い インタビューでした。
ケーラーのショパンの主題による演奏会用二重奏曲第2番 とエミール クロンケの 二匹の蝶々を前さんとの トリオで演奏されました。
そしてドビュッシーブリュノー フォーレの 小品。
声楽曲を 演奏する時の 美しさは他に類を見ません。
そして タファネルの魔弾の射手によるファンタジー。
正確で美しい。
私の胸の中で 永久 保存版でした。


ブルクハルト2楽章合わせ

2019-12-16 23:48:51 | 名曲
土曜日朝はうちで川原久美子さんと、合わせ練習をしました。

「キューピーさんみたいでしょ。」
って見せてくれたのは愛するギターのヘッドのことでした。

クリストファー ディーンというギターだそうです。
繊細ないい音です。


チロルチョコレートいただきました。
クリスマスヴァージョン。
懐かしいなぁ❗
お茶飲んで、一息ついたところで、
ブルクハルトの第二楽章Romanze

ギターのトレモロが大変そうです。
爪が割れそうになるそうです。
フルートは ちゃんと数えてないと どこをやってるのかわかんなくなります。

Lentoからは、ギターの3連符にフルートの 8分音符二つ
、 ギターが8分音符でフルートが 3連符。

8分音符2拍に 3連符を正確に入れていかないと、当たり前ですが合いません。
叙情的なメロディに流され過ぎないことが 大事です。

ギターが厳格にリズムを刻むことによって、運命とか、来るべき不安のようなものを感じます。
そしてまた、Agitato。

ここは唯一、フルートとギターがあったような気がするところです。
実際には32分と8分の 三連符ですが…。
そしてところどころにきらめくフルートの32分音符。


はかない一瞬の盛り上がりが終わると、今度は同じ主題をギターがオクターブを上げて、フルートは低音に潜りこみ、より運命の残酷さを主張する形で2楽章は終わります。
12月21日(土)13:00から
西宮今津公民館
西宮ギター練習会












父とライネッケ

2019-12-13 21:49:09 | 音楽
第二京阪を 通すために 近所の船橋川の 辺りが造成されていました。
よく見たら 長年親しんだ 桜の古木が 何本も 根こそぎ切り取られていました。
子どもたちや近所の人と お花見をしたり、 散歩したりした 場所です。
言葉もありません。
Facebook でも続々と 地元の人の 悲しみの声が上がっていました。

今日はそのまま 父の家へ、

ご飯を作って 夕方 デイサービスから帰ってきた父を迎え入れて 食べさせたり、歯を磨いたり 着替えておむつを替えたりしてベッドに移して 今は眠っています。

ベットに移すのがだんだん大変になってきています。
車椅子に座らせていても体幹がないのか だんだんずり落ちてくるので 30分に1回ぐらい 持ち上げます。

コツはありますが、 やはり力が抜けている人を動かすとなるとだんだん力勝負になってきています。
介護職員の人はほとんど男性で 車椅子のまま、 玄関の 階段と 上がり框を クイッと上げてくれます。

これは私や母には 無理です。重すぎます。

土曜日クリスマスコンサートのリハの最中も ベッドから落ちた父を 起こせないと電話がかかってきました。

頭を打っていましたが 大したことありませんでした。

寝るまでの間 以前はテレビを見ていましたが もうよく見たり聞いたりできないみたいで ほとんどぼーっとしています。

ところがやっぱりフルート吹くと こっちをじっと見ています。

今日はブルクハルトの第2楽章 をやっていましたが 暗い曲です。
ふき終わって父を見るとじっとこっちを見ています。

気のせいかなと思いましたが 何回 吹いてもこっちを見ています。

ライネッケのフルート協奏曲 も練習してみました。

C の前の駆け上がるところ、 終わってチラッと見ると なんと 笑いました。
ずっと無表情で 笑顔なんか最近全然見ていないのに。

そして一番驚いたのがここ 第2楽章

一番最後の Hの音が ピアニッシモで 小さくなって消えた後、父を見たら 親指を立てて 笑いました。

昔よく冗談言って笑っていた時のように。

フルートを吹いていたら昔はうるさいとしか言われなくて 結構傷ついたのに、 今になって父と和解したような 気がしました。


子育てサロンのクリスマスコンサート

2019-12-12 23:11:21 | コンサート
12/10(火)
子育てサロンのクリスマスコンサート、無事終了しました。

朝、ピアノのTさんと車二台分の荷物を持ち込むと打合せ通り、他のスタッフが部屋の会議椅子や机を出してスクリーンを立てておいてくれました。
パソコンとプロジェクターを繋いで、ミュージックベルを机にセット布をかけて、 カスタネットや 鈴を 目立たないところに置きました。
譜面台を立てて
その間にスタッフがクリスマスツリーやクリスマス飾りを 準備。
大体整ったら楽屋に 入ってドレスに着替えます。

しばらくすると開演時間。
司会のYさんが 呼んでくれました。
部屋に入ると、 お母さんや子どもたちがびっしり。

0歳から3歳の 子どもたちが 本当に静かに聞いてくれました。
パガニーニと バッハ に多分初めて 触れたと思います。
それを思うと 責任重大ですが ニコニコして聞いてくれるので リラックスして 演奏できました。

さて朗読の Y さんを 読んで絵本の時間です。
これも本当に静かに聞いてくれました。
クリスマスの 朝 いいものを作ろうと 家事を頑張ってるお母さん。 でもアクシデントで 大変なことに…
ついにえんえんと泣いてしまいます。
でもママ大丈夫 。
助けてもらってもいいんだよ。
このような絵本を音楽と 朗読でスクリーンに映しながら やりました。
ちょっと プロジェクターの 失敗もあったけれど なんとか最後までやりきりました。
驚いたのは その後 カーテンを開けて 明かりをつけて
「 皆さんも誰かに助けてもらって 楽しく子育てしてくださいね。
と言うと お母さんたちが 全員頷いてくれました。
本当に全員びっくりしました。
本当に嬉しくてありがたかったです。

休憩の後は みんな一緒に 合奏してもらいます。
メロディーベルと フルートとピアノで きよしこの夜。
真剣な表情で 美しい 音楽ができました。

ゴセックのガボットで オーガンジーのピンクの布を スタッフ がふると 子どもたちは大喜び!
声を上げて笑いながら 飛んだり跳ねたり。
布が音楽に合わせて降りてくる タイミングを 待ち構えて 大笑い。

クレイジージングル メドレー で3拍子と4拍子 カスタネット すず、トライアングル木琴で 本当にびっくりするぐらい上手に 演奏してくれました。

最後はあわてんぼうのサンタクロース。
楽器を鳴らしながら お母さんたちも大きな声で歌ってくれましたよ。

途中でなんと サンタクロースと トナカイさん がやってきて、 みんな目がまん丸 なってしまいました。

多分学校も幼稚園も行ってないので これが初サンタクロース。

クリスマスキャロル メドレーに合わせて サンタさんが子どもたちにプレゼントを あげながら コンサートは終わりました。



調整と中崎町

2019-12-11 22:41:39 | 音楽
クリスマスコンサートの前日、梅田ドルチェ楽器に調整に行きました。

12:00から1時間かかるというので 中崎町までランチに行きました。
すぐ そばなのですが 全然 雰囲気が違います。


外は古く、中は 新しい。

食べ物屋さんを探していたら 廊下の奥の方にシンクが見えました。
入っていいのかな?と思いながら入っていくと突き当たりにお店。


手ぬぐい屋さんでした。
素敵な柄に 思わず中まで入ってしまいました。
お正月に母が床の間に 額を飾っているのを 思い出して プレゼントすることにしました。
内緒ですよ。
12月29日お誕生日なので その時に渡そうと 思います。
お店のお姉さんに 一人ランチができるとこないですかって聞くと ハンバーグ のお店を紹介してくれました。

見てみましたが 大きくて 全部食べれそうにないので 他の店を探すことにしましたごめんなさい。


かわせみ食堂。


シンプル素朴な雰囲気。

前菜とサラダ付き
野菜のピクルスはコリコリ歯ごたえが 残って さっぱりした酸味で美味しかったです。

コーンスープとご飯が付いた。 鳥の唐揚げタルタルソース。


ソフトドリンクが付いて 1000円しませんでした。
すごいお店見つけたかも。

満腹になって外に出たら こんなお店も見つけました。
ちょっと一人では入り難いかも…。

昭和の匂いのする 美容院 を改装した リフレクソロジーショップ。

うーん❗気になる❗
アパートか?
ぶらぶらして 楽器屋さんに帰ると 調整できていました。

「 高い方がEとF# だいぶ出にくくなってましたね。」
と返してくれました。
吹いてみるとだいぶ良くなっています しかしもうちょっとこの 楽器 はなるはずです。
「もうちょっとお願いします。」
「 リッププレートに貼っている滑り止め のせいで 距離ができているから じゃないですか?」
いやいや この貼った状態で もっとなるのを体験してきているのだから。
結局もう一度やり直してもらいました。
全然鳴りが違います。
これでコンサートに安心して挑めます。

亀山、大井神社

2019-12-10 22:17:13 | 紀行
日曜日 午後から少し時間が出来たので 久しぶりに夫と 亀岡の 道の駅に行きました。

高速を使って車で 30分ぐらいで ガレリア 亀岡 道の駅に着きました。



2時過ぎていたので 野菜は少なめでしたが 十分でした。

道の駅を出てすぐに鷺と翡翠(かわせみ) がいました。
翡翠、写ってるんだけど見えるかな?

大井神社。全国でも珍しい木俣御言…大国主御言と八神比売御言の息子で井戸を掘って貢献したことから井戸の神様として祭られています。だから大井神社というのかな?

なぜかタンポポがたくさん咲いていました。


イチョウの葉のじゅうたん。


お稲荷さんの鳥居にもみじ。


大きなくぼみと その向こうに 川のようなもの。

水が湧き出ていました。

橋の向こうには


亀さんが笑っていました。






落ち葉 アート。


お返しに 苔の上に ハートを作って 帰りました。


ちょっとだけれど 癒されました。



リハーサル 子育てサロンのクリスマス

2019-12-09 23:27:52 | コンサート
子育てサロンの クリスマスコンサートのリハーサルを土曜日家でやりました。

ピアノの T さん、 朗読の Y さん、 男性スタッフの Yさん、Oさんが 来てくれました。

集合時間から はじまり 椅子と机を外に運び出し マットを引いて、舞台設営。
電子ピアノの椅子とプロジェクターの 下に置くピアノ椅子 も、持って行きます。

譜面台が 朗読用と フルート用の2本。

リハーサルで使った メロディーベルと プロジェクターも持っていかないと。

あと3人分のドレス。

ピアノ椅子と電子ピアノは T さんが持って帰って まだ持ってきてくれます。

スピーカーマイクは Y さん 絵本も。

あとクリスマス飾りはYさん(男)が 貸してくれました。それも車で運ぶので私。

それから サンタクロースの装束 も 忘れないように。

椅子や机を 片付けたところに私たちが車で 到着。

真っ先にするのはプロジェクターの設置とスクリーン の設置。

パソコンと繋いで、動作確認、ピントを合わせて、着替えに入るので、Oさんに番をしてもらいます。

メロディーベル は和音ごとに机に並べて布を被せておきます。楽器も机の下に隠して、子どもが見つけて 触りに来たら ややこしくなる からね。
譜面台をセットして、クリスマス飾りとか、名札を出したりします。
そこまで出来たら、 舞台設営完了。

別に隠れて着替えを始めます。 楽器も出して 呼ばれるのを待ちます。

後はパラバルーンを 持ってもらって ガボットに合わせて振る練習。

メロディーベルの 練習は 男性スタッフに 子どもになってもらってやりました。

振り方の説明や MC は Y さん。

借りてきた楽器で クレイジー ジングルベル メドレー やります。

ジングルベルとクリスマスキャロルを繋ぎ合わせて 3拍子と4拍子を 交互に 楽しむ曲を作りました。

そして最後は あわてんぼうのサンタクロースで カスタネットやトライアングル鈴で子どもたちと合奏します。

そしてなんとサンタクロースがやってきて 子どもたちにプレゼントを 渡します。
衣装も準備しています。

準備万端、明日が楽しみです。
たくさん来てくれるとうれしいな。


フルートを吹く少年

2019-12-08 01:13:44 | 楽器
フルートを吹く少年
オランダの画家ユディト レイステル(Judith Jans Leyster : 1609 – 1660)の「フルートを吹く少年」です。

ユディト レイステルは女性で初めて画家の組合に入った画家です。

長くこの作品は誰が描いたものかわかりませんでした。
1823年なってようやく彼女の作品だと認められました。
ナショナルミュージアム所蔵。

この少年が吹いているフルートは一時期物議をかもしました。
フルートの構えが左右逆であることで、反転しているのではないか?と言われたのです。

現代のフルートはキーが複雑で右に構えるしかありません。

この作品が作られた1630年頃はバロック時代。
バロックフルートが発明されていました。

四つに分かれて、金属キー
がついています。

それよりも古い時代
ルネサンスのフルートトラヴェルソは

こんな感じ 
穴が空いているだけなので、左右どちらにも構えられます。
この少年の吹いているのは、ルネサンスフルートに近いものでは?

フルートは新しい楽器の発達ともに古いタイプの楽器は忘れさられた。というわけではなく、実際には国ごと、地域ごと、町ごとに横笛があり、現代でもそういう楽器が人の生活に根差して活躍しています。



クリスマスコンサートの準備

2019-12-06 21:41:25 | コンサート
枚方市の子育て支援の拠点ファミリーポートひらかた。
クリスマスコンサートで使う楽器を借りに行きました。

少子化で廃園になった幼稚園を改造。
お泊まりや、遊べる施設にしました。

久しぶりに来たら、庭の遊具が塗り直されてきれいになっていました。

倉庫にはいろいろなところから寄付された おもちゃや 楽器が集められています。

ここでカスタネット17個
鈴24個  トライアングル一個  小さな木琴一つ それからパーランク一つ。

これで 子供たちと一緒に合奏します。

メロディーベルは コミュニティーで 買ってもらいました。

0歳から3歳児までなので 音楽にならないだろうと思われるかもしれませんが、 実はこれぐらいの子ども達は 協力したい気持ちがいっぱい。

小学生のように「静かにしてね。」と言っても 楽器をガンガンならし続ける子など一人もいません。

もちろん難しいことはできませんが、 目がキラキラして一生懸命 集中している姿は とっても元気が出ます。

今年も みんなで演奏できるのが 楽しみです。

12月10日火曜日10時から 会館との2で待っています。

くるみ割り人形はクリスマスイブのこと

2019-12-04 22:47:52 | 名曲
ルピシアのサンプルティー。
ラズベリー&カシス。

カップにいれて、ミルクを入れたらいい色になりました。
甘い香り、酸味のある味。
ミルクをいれると甘味が際立ちます。
寒くなってクリスマス気分になって来ました。

くるみ割り人形はチャイコフスキーが作曲したバレエ音楽です。

1892年12月18日にマリンスキー劇場で初演されたこの曲は、クリスマスイブの夜に起きたお話しです。

数年前に、吹奏楽に編曲してもらって、枚方市の若者の劇団とバレエ団、ソプラノ歌手、子どもたちと上演しました。

一部をフルートトリオにして、宣伝のために、枚方のラジオで演奏もしました。

予算がない中、舞台装飾にも苦労しました。

実家の家をたてたときに使ってあまった壁紙をもらってきて白い大きなケーキを作って、捨てるというドレスを切って、大きなお花をたくさん作って散らしました。クリスマスツリーの下には段ボールをリボンや紙で包んだプレゼント箱。

練習場にも困りました。
音が大きいので、枚方市内の公民館の大ホールを予約して転々としました。

演奏も大変。
ヴァイオリンのスケールをクラリネットに置き換えると途中で折り返すか、バスクラリネットから、テナーと順番に演奏していかないといけません。

フルートもバスフルートからアルト、コンサートフルート、ピッコロまでフル活用しました。

舞踏会、ねずみの王との戦闘シーン、雪景色、お菓子の国、お菓子の精や、お茶の精に名を借りたスペインや中国、インドの特徴を表す音楽や踊り。

マリンスキー劇場での上演の動画もいくつも見ました。

何層にも重なった宮殿の壁面飾り、天をつくクリスマスツリー。
各国の特徴を出した美しい衣装。
クリスマスは子どもたちを喜ばせるゴージャスなお祭りでもあることがよくわかります。

物語は、少女クララは兄のフリッツにくるみ割り人形を取り上げられて、壊されて泣きながら寝てしまいます。

そこにネズミの王がやって来てくるみ割り人形と戦いを始めます。
人形が殺されそうになったとき、クララは靴を投げて助けます。
するとくるみ割り人形は魔法が解けて王子になります。
クララはお礼に王子に誘われてお菓子の国に行って、お菓子の精の踊りを見たり、歓待を受けます。

目が覚めたクララは、くるみ割り人形を抱きしめます。
子どものころ、お菓子の国から帰ってきたら王子様でなくて、お人形…と思うとちょっと胸が切なくなったものでした。