芍薬のつぼみがふくらんできました。
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こんな楽器。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f7/7ed92eaf9ac3f289665e3da5ced013b5.jpg?1585750914)
上村松園さんの花筐はこの謡いに取材されて描かれたそうです。
3年目、いつもはゴールデンウィークに咲くのですが今年は早く咲きそうです。
マラン マレーの「ラ フォリア」はフルートの独奏曲として大切なレパートリーです。
1656年生まれ、1728年没
バロック時代の作曲家です。
ヴィオルの名手で、宮廷作曲家。
そう、この曲はフルートではなくヴィオルのために作曲されました。
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こんな楽器。
ヴィオルはフランス語
イタリア語ではヴィオラ ダ ガンバ
チェロに似ていますが、フレットがついていて、このフレット動かせたそうです。
ヴィオル属はヴァイオリンのように低音から高音までを別々に受け持つ楽器が存在していたようですが、低音を持つこのヴィオルだけがのこったようです。
ヘ音記号の上線1のDから下線1のDまでの音域。
30もの変奏のなかで、20ほどをフルートに編曲。
ラ フォリアは15世紀イベリア半島起源の舞曲だそう。
狂気という意味だそうです。
とても流行ったようでコレルリや、ヴィヴァルディも書いています。
短調で低音楽器。
悲しいテーマだと思っていましたが、狂気と聞いて、
日本語の「物狂おしい」
という言葉を思いだしました。
辞典によると、何かを狂うほど恋しく思う。
謡曲では「物狂い」というジャンルがあります。
「花筐」はながたみ
照日の前は、愛し合っていた皇子に捨てられて、愛の形見の花篭を抱いて故郷に帰ります。
そこにたまたま紅葉狩りにやって来た帝位をついで帝となった皇子。
狂った照日の前は皇子の行列を遮って、官人に花筐を打ち落とされます。
そこで花筐の由来を語り舞う…。
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上村松園さんの花筐はこの謡いに取材されて描かれたそうです。
ラ フォリア 物狂い
こんな風に演奏したいです。