音楽の喜び フルートとともに

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実はアイルランドと関係あり

2025-02-06 08:37:00 | 古典
寒い中、サンルームのいちごは咲き続けています。
実はならないけど…やっぱり養分足りないのかな?
後、サボテンさんも元気です。
びよ〜んと伸びています。

こちらは波平さん?

一本だけひょろひょろと伸びてきました。

自宅療養、退屈だなぁ。と、ダラダラ練習していたら、目が覚めるようなことがありました。

これに出ます。えっ!後17日。
しかも、フルートが足りないと言う異常事態。
2ndとPiccoloを両方吹くという荒業。
どちらも吹いたこと無い😭1stはあるんだけど。

断ろうかな?
と思ったけれど、困るだろうなあ?と声掛けていただいたホルンK氏の顔が頭に浮かび…。

四楽章だけだし…。と言っても20分以上。げ〜!
やばい!練習しなくちゃ。
というわけで絶賛練習中。
本当にやばい!
病院の先生に怒られそうです。
でも、音楽があってうれしい💖

ベートーヴェンの交響曲第9については散々やったので、第7番。
この第4楽章はさあ!さっさと行かなくちゃ!って感じがするので、頑張れそうです。

交響曲第7番
ルートヴィヒ ヴァン ベートーヴェン(1770-1827年)神聖ローマ帝国ケルン選帝侯領ボン生まれ、オーストリア帝国ウィーン没

1811年から12年にかけて作曲されました。

ベートーヴェンは1802年『ハイリゲンシュタットの遺書』を書き、精神的な危機を乗り越えると次々と名曲を生み出しています。

交響曲第7番イ長調作品92

は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1811年から1812年にかけて、ボヘミアの温泉街テプリッツ

テプリッツ 洗礼者聖ヨハネ教会のある城の広場

で健康を回復するために作曲した4楽章からなる交響曲です。この作品はモーリッツ・フォン・フリース伯爵(1777-1826年)
フランソワ・ジェラール作「伯爵とその家族」
に献呈されています。

1813年12月8日にウィーン大学で初演されたとき、ベートーヴェンはこの作品が彼の最高傑作の一つだと言っています。

第2楽章「アレグレット」は非常に人気があり、聴衆はアンコールを求めました。

ベートーヴェンが交響曲第7番の作曲を始めた頃、ナポレオンはロシアに対する軍事作戦を計画していました。

交響曲第3番(おそらく交響曲第5番も同様)に続き、交響曲第7番は、長年続いたナポレオンの支配からの解放を求めるヨーロッパ戦争

を背景に、ベートーヴェンとナポレオンが音楽的に対峙した作品の一つであると思われます。

この時期のベートーヴェンの人生は、聴力の低下が徐々に悪化したことで特徴づけられています。(1819年以降は「会話ノート」が必要となりました。)

この作品は、1813年12月8日にウィーンで行われたハーナウの戦い(1813年10月30日31日フランス対オーストリア)
ハーナウの戦い、オラース・ヴェルネ作、1824年
で負傷した兵士のための慈善コンサートでベートーヴェン自身の指揮により初演されました。

プログラムには、ナポレオンのフランスに対するイギリスの勝利を讃える愛国的な作品「ウェリントンの勝利」も含まれていました。

7番は大変好評で、聴衆はアレグレット2楽章のアンコールを即座に要求しました。

シュポーアは特に、ベートーヴェンの指揮台上での熱狂的な身振り(「スフォルツァンドが始まると、彼は激しい勢いで両腕を引き裂き、フォルテの入り口で空中に飛び上がった」)や「ベートーヴェンの友人たちがコンサートの再演を手配した」ことに言及し、それによって「ベートーヴェンは金銭的困難から解放された」と記しています。

第7番の第4楽章は彼自身が編纂した「12のアイルランドの歌」の第8番目の「私を墓から救ってください」Save me from the grave and wiseをモチーフに展開しています。

ベートーヴェンの祖父ルートヴィヒ ヴァン ベートーヴェン(1712-1773年)

はスペイン領ネーデルランド メヘレン生まれのパン屋の息子です。
1733年にケルン選帝侯領のボンでクレメンス アウグストの宮廷のバス歌手として雇われました。
そのボンで息子ヨハンを育て、孫のルートヴィヒをもうけました。

彼の故郷メヘレンは、アイルランドの伝道師聖ロンバウツ(Rombout;Rumold)の埋葬の地そして修道院領の中心地でした。

そして孫のルートヴィヒは、このアイルランドの民謡から様々な影響を受けています。

「12のアイルランドの歌」より第8番「私を墓から救ってください。」

交響曲第7番 第4楽章




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1 コメント

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Unknown (angeloprotettoretoru)
2025-02-06 09:07:09
なるほど!こうして聴いてみると確かに主題の後ろにアイルランド民謡のフレーズが聞こえて来ますね。面白い!
ドイツからデンマークへ、デンマークからアイルランドへ。ファミリーヒストリーというのは興味深いです。ベートーヴェンがパン屋さんの孫だというのも知りませんでした。出自が庶民だからこその、あの思想あの生き方だったんですね。
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