ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ベルリン、60分の愛人」、娼婦のレズビアン!

2022-08-09 17:04:49 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆★

劇場未公開 Rはついていないが、セックスシーンもあり、エロティック

ベルリン国際映画祭正式出品ほか各国の映画祭で話題沸騰!居場所のない女たちの愛と快楽の行方を描いた官能ドラマ。

ドイツでは、売春施設がある。コロナで規制のため破産したというニュースも。

本映画は、その売春施設に在籍する女性のなまなましい生活が描かれている。

数人が所属する施設。切り盛りする女性がいる。

客が来たら、顔見世をして客が女性を選ぶ方式だ。

その実態もあからさまに描かれる。

新入りの女性(体中に刺青)、その彼女に目かけた主人公。

やがて二人はレズに。燃え上がる恋。

一度は分かれるが、再会シーンで幕。

主人公二人は、結構美人で、赤裸々なシーンが多く、目を引く。

 

 

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「復讐者たち」、絶対に許さない!

2022-03-23 19:41:13 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

ドイツ・イスラエル合作

ホロコーストを生き延びたユダヤ人たちによる復讐計画の行方を、史実を基に描いたサスペンスドラマ。

敗戦直後のドイツで生き延びる事ができたマックスは離れ離れになった妻と娘を探していた。難民キャンプで妻の事を知っている女性と出会い話を聞くと妻と娘はナチスに生き埋めにされて殺されていた。復讐心を燃やすマックスは行き場のない気持ちをぶつけるかのように秘密裏にナチスを殺害するユダヤ旅団に入り制裁を下していく。

戦禍で破壊された給水施設の復旧に合わせて、毒薬を流して大量殺人をするというプランがあった。

その内容のあまりの無差別ぶりに疑問を覚えるメンバーもいて組織が一枚岩でないことが露呈したうえ、毒薬の入手に手間取った事もあって、官憲の追及も厳しくなってくる。

俳優たちの演技もあって、危機一髪感がすごい。

 

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「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」、東ドイツのボブディラン!

2022-01-29 18:13:05 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆

ドイツ好き ☆☆☆

東ドイツの秘密警察に協力していた実在のシンガー・ソングライター、ゲアハルト・グンダーマンの生涯を描いたドラマ。

2019年ドイツ映画賞 最優秀賞6部門(作品賞/監督賞/脚本賞/主演男優賞/美術賞/衣装賞)を受賞した傑作!

といわれても、ドイツのことがよくわからなくて、

それに、1990年代と、1970-80年代を行き来するが、区別がつけにくくて困惑。

ただ、ボブディランを語るだけあって、音楽は結構いい。まあこれで点数は稼げる。

ただ、秘密警察のスパイだったとか、逆に監視されていたとか、の話は、描写も少なく、まったく分かり難い。残念。

 

 

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「ヒトラーに盗られたうさぎ」、ナチス下のドイツから逃れて、スイス、フランス、イギリスへ!

2021-08-30 17:29:47 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

子供目線の映画好き ☆☆☆☆

ドイツの絵本作家ジュディス・カーが少女時代の体験を基につづった自伝的小説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」の映画化。ほぼ実話。

ドイツ国内で大ヒット! ナチスの迫害からサバイブする一家に目が離せない!。

根底には、ユダヤ人迫害のナチスを描いているが、子供目線のため、ユダヤ人迫害に対する凄惨な場面等はない。

家族愛が貫かれていて、ドイツでの良い生活とフランスでの極貧が対照的に描かれる。

ドイツ、スイス、フランス、イギリスと言語の異なる国の移動は大変、特に子供にとっては地獄だが、聡明な息子、娘は、怒りながらも順応していく。

主人公アンナを演じたのは、オーディションで見つけられた逸材。その演技力は抜群。

中には、ひどい人もいるが、ドイツでの家政婦やおじさんの優しいこと。

人の優しさが身に染みる映画だ。

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「お名前はアドルフ?」、子供にヒトラーの名前を付けるというてんやわんや!

2021-02-03 17:03:48 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆

演劇好き ☆☆☆★

2010年にフランスで上演された舞台「名前」をドイツで映画化。

フランスでも、アドルフは禁じ名前なのか、ましてやドイツでは。

ディナーに集まった5人。

招待した夫婦(夫は哲学者、妻は国語教師。料理は妻が作り、夫は無関心)。妻の弟、その妻は妊娠中で後で参加。妻の幼馴染。

舞台劇なので、主としてセリフのやり取り。ドイツ語でまくしたてられるとわかりにくい。わかりよいほうらしいが。

前半は、妻の弟の子供が生まれるということで、その名前に関心が。

アドルフという名前を考えていると発表したことで、ヒトラーを連想させると喧々囂々。

弟が、実業家で金持ち、夫は学者で頭でっかち。

中盤までこの論争。

後半、妻の幼馴染が、ゲイの疑いをもたれ、妻の母と恋仲を告白。ゲイをめぐってひと悶着。

結局、妻の弟の子供は女の子だったという落ち。

ドイツ語が分かれば面白かったかも。

 

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「コリーニ事件」、ドイツでナンバーワンヒットの大秀作!

2021-01-05 17:23:09 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

原作は、世界的ベストセラー作家にして現役のトップ弁護士でもあるフェルディナント・フォン・シーラッハ。

負の遺産である、ナチスの残虐事件が背景に。

ドイツで30年以上も模範的な市民として暮らしてきたイタリア人コリーニが経済界の大物実業家を殺害し、新米弁護士のカスパー・ライネンが国選弁護人に任命される。被害者はライネンの少年時代からの恩人で、コリーニは殺害の動機を語ろうとしなかった。ライネンが事件を調べていくと、自身の過去やドイツ司法にまつわるスキャンダルが浮かび上がる。

弁護士がトルコ系で、被害者の少年時代からの恩人。この絡みが映画を面白くしている。

一方、コリーニを演じるのが、あのイタリアンウェスタンのフランコネロ。寡黙な犯人を演じている。一つ一つの言葉に重みが。

ファーストシーンで、コリーニが犯罪を犯した直後の様子が。

そして明らかになる、ナチス親衛隊の残虐、10倍返し。

時効法で、裁かれなかった個人の恨み。

根に深いものがある。

力作だ。

 

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「ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を」、アゼルバイジャン鉄道運転手のブラ探し!

2020-09-08 16:56:59 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

ドイツ・アゼルバイジャン合作

ブラの持ち主を探す鉄道運転士の旅を全編セリフなしでユーモラスに描いたヒューマンドラマ。

広大な草原を走る貨物列車の鉄道運転士ヌルラン。定年退職を控える彼の列車は、線路上にテーブルを置いてお茶を飲む男性たち、洗濯物を干す女性たちが日常をすごす住宅街も通り抜ける。
ついに最後の日。運転を終えると、列車に美しく青いブラジャーが引っかかっていた。「このブラは誰のもの?」 持ち主を探すことを決意したヌルランは、線路沿いの家を次々と訪ね歩く。訪れた先には、様々な事情を抱えた女性たちがいて…。

線路上に干し物をしたり、テーブルを置いてお茶したり。

列車が来ると、犬小屋に寝起きする少年が、お触れに回り、列車が通るという、なんとものんびりしたアゼルバイジャン。

実際には、この映画の撮影後撤去されたらしいが。

ブラジャーを持って、女性の家を定年した男性が訪ねるという、危ない物語。

世界の美女が出演するというおまけつき。

メルヘンチックで、ちょっとエッチなお話。

 

 

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「タイムリミット 見知らぬ影」、爆弾魔に脅迫され絶体絶命!

2020-08-29 17:43:48 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

ベルリンで大規模な建築プロジェクトを手掛けているカール。ある朝、子どもたちを学校に送り届けようとしていたカールは、正体不明の男から脅迫電話を受けた。

脅迫者はカールらが座席を離れると爆発する特殊な爆弾を車に仕掛け、巨額の金を支払うよう要求してくる。同じ犯人に脅迫された上司とその妻が無残に爆死させられるのを目の当たりにしたカールは、やむなく理不尽な要求に従おうとするが…。

座席に時限爆弾、後ろには子供が同乗。

まさに危機。

さらに、警察があろうことか、カールを犯人扱いに。スナイパーまで用意するありさま。

ちょっと設定に穴がありすぎるが、とりあえずは、はらはらどきどき。

ラストも無事解決ですっきり。

 

 

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「カット/オフ」、超絶スリラー!

2020-04-20 19:25:36 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆

サイコスリラー好き ☆☆☆★

R15+

囚われた愛娘を救うべく奔走する検死官の戦いを描いたドイツ製サイコスリラー。

検死官ポールは、死体を解剖。そのリアルさ。内臓器などかなりリアル、それゆえ、グロさ満開。

検視官がある遺体から娘の名前と電話番号が書かれたメモを見つけたことから、不可解な事件に巻き込まれていく様を描き出す。

メモにある電話番号に電話すると、リンダという女が出て、彼女のいる場所は孤島で、嵐で検視官はそこへ行くことができない。

リンダのそばには、死体があり、その解剖を検視官の電話による指示で行う。まさにグロテスク。

全体に不穏な描写で、引き込まれていく。

まさにドイツらしいリアリズム。

 

 

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「命みじかし、恋せよ乙女」、樹木希林の遺作!

2020-04-09 17:50:44 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆★

樹木希林好き ☆☆☆

2018年9月に他界した樹木希林が初めて出演した海外製作作品ということで話題に。

ただ、映画の後半に少し出るだけで、ある意味添え物的扱われ方。

孤独なドイツ人男性カールと、男の父親と親交のあった日本人女性が、人生を取り戻すためにともに旅する姿を描いた。

ドイツシーンも日本シーンも、幻想的シーンが多く、来世について語っている。

一方、ジェンダーとか、アルコール依存症とか、家族間の争いとか、社会問題が根底にある。

突然カールの前に現れた日本人女性。カールの父親が関係しているみたい。

樹木希林もミステリアスで、意味深なセリフも。

ドイツと日本の旅物語でもある。

しかし、哲学的で、ちょっと人を寄せ付けない。

 

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