ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ベルリン、アイラブユー」、ベルリンが舞台のオムニバス!

2020-03-17 19:42:32 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆★

オムニバス好き ☆☆☆

劇場未公開 WOWOWで放映

大都市を舞台に様々な愛の形を描く群像恋愛ドラマ「シティーズ・オブ・ラブ」シリーズ第4弾。パリ、ニューヨーク、リオに続いてベルリン。

10編の愛のオムニバス。ひとつひとつはとても短いけれど、9編の話を1編が串刺しする感じでバラバラした感じが無く、キレイにまとまっていてとても観やすかった。

登場人物が、旅行者や移民などドイツ人でない人が主役だったりで、ドイツ語シーンは少ない。

東ドイツの話があって、東西分裂の後遺症が描かれている。。

 

 

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「希望の灯り」、旧東ドイツの巨大スーパーで働く人たち!

2019-11-06 16:49:38 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ベルリンの壁崩壊後、旧東ドイツのライプツィヒ郊外にある巨大スーパーマーケットを舞台に、社会の片隅で助け合う人々の日常を繊細なタッチで綴ったヒューマンドラマの名品。

ドラマの大部分が巨大なスーパーマーケットの店内なので、密室劇のような雰囲気。その閉塞感は、東西統一後もなお経済格差に苦しむ旧東ドイツの人々の心象風景を象徴するかのよう。

新しくこのマーケットにやとわれた寡黙な青年。飲料係に配属され、フォークリフトの扱い方など、先輩に教わり、徐々に慣れていく。

そして、菓子係の年上の既婚の女性と心を通わせていく。

淡々とした職場の描写。

地味といえば地味。

職場のスケッチが進むにつれ、徐々に動いていく。

それが人生。

良い方向と悪い方向、いずれにせよ時は流れる。

音楽がいい。

しみじみとした映画。

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「フレディ/エディ」、見覚えのない事件がフレディの周りで起こりりづける。

2019-07-08 16:46:31 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆

GEO先行レンタル  一般情報なし

世界各国の映画祭にて称賛されたドイツ発のサスペンス。画家のフレディは妻の浮気相手に暴力を振るったとされ、息子の親権を剥奪されてしまう。事件後から、幼少期の頃によく見たもうひとりの自分「エディ」が再び姿を現すようになったフレディは、義弟より幼い頃に亡くなった双子の兄弟の存在を知る。

はたしてエディは存在するのか?

主人公の妄想か幻覚か、それとも二重人格者なのか。
神出鬼没なもう一人の自分「エディ」の存在が不明確。他人が現れると煙のように消える。ついには、精神異常を疑われる。

ラストでネタバレされるが、ほぼ想定通り。

一応サスペンスフルだが、痛い描写も


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「ゲットバック 奪還」、ドイツクライムコメディ!

2019-07-05 16:00:37 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ドイツを代表するウォルフガング・ペーターゼン監督が30年ぶりにメガホンを取ったクライムアクション。なけなしの預金を盗まれたボクサー、広告マン、役者の3人の男たち。3人は銀行員を仲間に引き入れ、奪われた金を取り戻そうと銀行強盗を企てる。

一難去ってまた一難、ドジを踏みながらも何とか計画を成功させた四人組。

だが、現金には、白のマークが付されていた。

この犯罪の女捜査官は、的確に証拠を積み重ね、あぶりだしていく。

特に、おとりとして、全裸で街中を闊歩した銀行員に目をつける。

後半は、鋭い観察力の女捜査官を貶めようとする大作戦、

なんとそれは色仕掛け。

といった風に、二転三転の面白さ。

アクション映画を期待すると的外れだが、なかなか面白く最後まで見せてくれる。

だが、なぜかこの映画、映画COMやFilmarkで紹介していない。


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「フォー・ハンズ」、世界が驚愕したマインドハックホラー!

2019-05-04 16:20:38 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆

「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。

死んだ姉の魂に体を乗っ取られた妹の恐怖を描くドイツ製サイコスリラー。幼い頃、両親が強盗に殺害される現場を目撃してしまった姉妹ジェシカとソフィー。ジェシカは事件のトラウマと妹を守らなければという強い思いから精神を病み、ソフィーを過剰に束縛し依存するようになっていた。

ある日、犯人の出所を知ったジェシカは復讐を企てるが、突然の事故で命を落としてしまう。

やがて彼女は、姉の魂が自分の体を乗っ取り犯人たちに復讐しようとしていることに気づく。

二重人格者の話で、話の内容がよくわかっていないと置いていかれる。

おまけに、姉と妹は別人が演じており、ソフィーにジェシカが帰依していく様を二人の女優が演じるので余計ややこしい。

ラストにさらにもうひとひねりあって、うならされるのだが。

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「ANON アノン」、記憶が、記録・検閲される時代!殺人事件が?

2019-03-21 17:44:27 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆★

Ai頭脳映画好き  ☆☆☆

R15+ セックスシーンがあります。

「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。

地球上の全ての人間の記憶が記録・検閲されるようになった近未来。犯罪が不可能になった代わりに個人のプライバシーも匿名性も失われたこの世界で、起こるはずのない殺人事件が発生する。

そして、記憶を消された女がクローズアップ。

刑事サルは、その女を追いかける。

やがて、サルは、追いかけるうちに、謎の女に魅力を感じてしまう。

謎の女をアマンダ・セイフライドが演じます。

全裸で誘惑したり、セックスしたりします。

まあ、言ってみれば、スタイリッシュなAI

情報と謎を絡ませながら、結局は、アマンダの魅力を描いた映画なのだ。

ちょっと、ひねりすぎの感があるが、展開も面白い。

ただ、話に間延びが感じられ残念。

刑事サルをクライブ・オーウェンが演じてます。


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「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」メンズ・レディスコレクションの舞台裏!

2018-07-25 16:37:16 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ファッション好き ☆☆☆☆

ドイツ映画・ベルギー映画

ベルギー出身の世界的ファッションデザイナー、ドリス・バン・ノッテンを追ったドキュメンタリー。

ドリスはベルギーで生まれ親が仕立て屋。なるべくしてなったファッションの世界。

東京にも旗艦店をもつ世界を股にかけるデザイナーだ。

彼の創作活動の一部始終を丹念に拾い上げて、その切れ者の所作を描いていく。

私も、一時期、ファッションに興味があり、ファッションショーを見に行ったものだ・

当時、流行通信なるテレビ番組で良く解説に耳を傾けたものだ。

それだけにこのドリスの職人気質とアートのセンス良さが、胸に迫ってくる。

一方、アントワープの自宅で花をめでる姿は。一服の清涼剤。

パートナーとの触れ合いについては、あまり深く描いていないが、そこは秘密なのだ・

パリのグランパレから始まり、オペラ座での公演と意欲作を見せている。

多くのモデルを使っているだけに、勢ぞろいした姿は圧巻だ。

 

 

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「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生」、視覚障碍者のありえない実話!

2018-07-24 13:44:05 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

実話好き ☆☆☆☆★

PG12 お色気シーン

95%の視力を失いながら「5つ星ホテルで働きたい」という夢のために大芝居を打った学生の実話。

途中、5%しか見えない映像の描写で、こちらも5%しか見えない状態が実感できる。

実話と言いながら、実によく練られた脚本で、隅々に気配りがされている。

同じ試験を受ける同僚に助けられ、山を自転車で下る冒険も。

ただ、見えない視力で、幼児を預かる冒険は、いただけない。

しごきの教官も出現して、ドラマは盛り上がる。

一方、恋人も子持ちバツイチ。

無理をしないところがいい。

ただ、結婚式で大失敗のあたりの描写はドラマとはいえ、きつい。

主人公は、ドイツ人の母とスリランカ人の父を持つ。演じるは、エスニックな野性味と端正
な甘いマスクが魅力のイケメン俳優コスティア・ウルマン。


 




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「50年後のボクたちは」、14歳のサマーバカンス!

2018-05-08 10:29:20 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆

青春映画好き ☆☆☆★

PG12

原作は、ドイツ国内で220万部以上を売り上げ、26カ国で翻訳される大ベストセラー小説「14歳、ぼくらの疾走」。

監督は、この小説を読んで、ぜひ映画化したいと熱望、ほかにも映画化したい希望があったが、突然監督にオッファーが出たとか。

監督は、最近公開の「女は二度決断する」のファティ。アキン。

14歳の少年二人のロードムービー。

ただし、無免許運転、おまけに相棒は酒を飲む。まあ、未成年には見せられない青春映画。

ただ、ロードムービー中の出来事は、まさに天衣無縫。

転入生で、ロシア出身の長身の青年が相棒だが、二人の掛け合いがまず面白い。

警官に追いかけられるや、道なき道をぶっ飛ばし、持ち出した食料が、そのままでは食べられず。

後半には、女性の同乗者が、三人で湖のほとりで、裸で過ごすさまは、美しい。

相対的に、景色は美しいし、クレイダーマンの音楽は、ノスタルジックだ。

最後まで、魅せてくれる展開はさすが、

あくまで、違法行為は残念。

 

 

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「女は二度決断する」、テロで夫と子供を殺された女の決断です!

2018-04-23 17:08:17 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

PG12 テロの映画ですから

第70回カンヌ国際映画祭で女優賞、ゴールデングローブの外国語映画賞受賞

トルコ移民のヌーリと結婚したカティヤは幸せな家庭を築いていたが、ある日、白昼に起こった爆発事件に巻き込まれ、ヌーリと息子のロッコが犠牲になってしまう。

やがて、ネオナチの男女が捜査線上に浮かびあがり、逮捕されるが、推定無罪で釈放される。

裁判で、夫ヌーリの人種的偏見と、過去に犯した麻薬がらみの罪が暴かれ、犯人は有罪の確信があったが、裁判官はあくまで法の下で、確たる証拠がなければ無罪とせざるを得ない。

そして一度は自殺を考えるも、煮えたぎる憎悪は収まらない。

この映画は、犯人側の信条とか、犯行に至った動機などは描かれず、あくまで被害者の立場が描かれる。

手持ちカメラを使うなど、随所に鮮烈な映像が挟まれ、カティアの心理を描いていく。

カティアに感情移入していくが、果たしてラストは?

カティアを演じるのはダイアン・クルーガー、その演技の的確さが目を引く。

監督は、トルコ人の血を引くファティ・アキン。

ネオナチが起こし、警察が失態を演じた事件が、この映画のモチーフだ。

ヨーロッパにおける移民問題を浮かび上がらせる。



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